統合失調症の症状で幻覚と幻聴はどんな感じ?うつ病との違い

tousitu-1

あなたは統合失調症についてどれくらい知っていますか?
実は私は15年ほど前に精神科で統合失調症だと診断されました。

あの頃は精神的にひどい状態で、そのころ付き合っていた今の夫に半ば強引に精神科に連れていかれました。

寝ることも出来ず、笑う事も出来ず、動くことも出来ずひたすら自傷行為を繰り返す。
今考えると本当にぶっ壊れていたとしか言いようがありません。

そのころの事はあまり鮮明には覚えていませんが、このままだと私が死んでしまうと夫は思ったらしいです。

それから15年。
私は何度か病院を変え、良い先生と良い薬に出会い症状はずいぶんと良くなりました。

統合失調症と聞くと、昔は精神分裂病などと言われ「狐憑き」や「座敷牢」などと怖いイメージがあったものです。

今でもネットなどでちょっとやばい人のことを「統失」と揶揄した言い方をしたりします。
統合失調症を発症している私としては、そのような偏見は悲しいものですが、それでももし、自分が統合失調症かもしれない。

この苦しみをどうにかしたい。そう思っているのでしたらぜひ微力ながら力になりたいと思います。

私の症状や知識があなたの役に立てば良いと思いこの記事を書きました。

スポンサードリンク

統合失調症の症状で幻覚ってどういうもの?

統合失調症と言えば、主に陰性症状と陽性症状、この二つがあります。

大まかに言うと、陰性症状は何もしたくない何もできない のように「鬱」のような状態になるものです。
逆に陽性症状は幻覚や幻聴 が出たり、人に対して攻撃的 になったり「陽」の症状が出たりします。

主に陽性症状が表れているときに出る幻覚。これはどういうものなのでしょうか?

幻覚、と言うとなんだか見えないものが見えて怖いなどとイメージされますが、私の場合目の前にいろいろな模様が見える錯視という形で現れます。

決して、目の前に急に人が現れる、などというはっきりしたものでない場合もあるのです。
ただこれは、症状の重さにもよるのであくまで私の場合だと思ってください。

分かりやすく言うと、統合失調症で有名な草間彌生さん。
あの人が描く世界が私にも見える。と言うとイメージしやすいかもしれません。

調子が悪くなると、目をつぶったり暗闇の中であのような黒い点や幾何学模様。いろいろなものが見えるようになります。
それはとても不気味だったり気持ち悪かったり。たまにとても綺麗だったりします。

小さい頃から目をつぶると目の前に模様が現れることはありましたので、これが錯視だという事は医師に言われるまで気づきませんでした。
ただ、病気が発症してからこれが顕著になり、これを見ることで発作を起こしてしまったり泣いたりすることがあることから、こういうものを薬でおさえることになりました。

最近ではちゃんと服薬しその薬が私には合っているので、調子輪がるくない限りは全く見えませんが、やっぱり疲れていたり調子が悪いくなったりすると時々見えて息苦しくなったりします。

得に疲れに関してはすごく敏感で、外に出たり人と話したりするだけで症状が出てしまったりします。

もし、外に出て疲れているときなどに目の前にちらちらと何かが現れたり不快に思ったりしたら錯視を疑ってみるべきなのかもしれません。

ただ、目を閉じると外で感じた光が瞼の裏で模様となって現れるということも普通にあり得るので、あまり神経質になり過ぎないことも必要だと思います。

統合失調症の症状で幻聴ってどういうもの?

さて、陽性症状で現れるものはもう一つあります。
それが幻聴 です。

私の周りのにいる統合失調症の知り合いでも、多くの人がこの幻聴に悩まされています。

ぱっと聞いた感じですと、幻覚よりも幻聴のほうが多くの人に現れているような印象を受けます。

私の統合失調症を患っている友人は、よく人が飛び降りる音が聞こえると言います。

それは見えるのではなく感じる、もしくは聞こえるといったイメージですが、急に人が高いところから落ちてきて地面に当たる大きな音が聞こえるのだそうです。

これは統合失調症特有の妄想も入っていると思われますが、このように自分の中で何かを関連付けて妄想をしてしまうこともこの病気の一つになります。

よくテレビなどで引きこもりの人が「周りに頭の中を覗かれている」とか「みんなが私のことを話しているから外に出れない」「考えていることが外に漏れているからアルミホイルを頭に巻いている」などという感じで問題だ、と特集していますが、あれは統合失調症の陽性症状です。

あそこまではいかずとも多少なりとも「誰かに噂されている」という被害妄想、もしくは幻聴の症状が現れるのも統合失調症の特徴なのです。

健常者の知り合いから言わせると「みんなに見られて噂されているなんて君は自意識過剰なんだね」だそうですが、ただの自意識過剰でしたらこのようは症状に追い詰められて外に出ることすら困難になることはまぁ無いでしょう。

そうそう、幻聴のお話でしたね。

被害妄想の話はおいておいて、私がどんな幻聴に悩まされていたのかをお話しします。

私の場合の幻聴は

1、音楽が聞こえる
2、人の話し声が聞こえる
3、機械の音が聞こえる
4、自分を責める声が聞こえる
5、誰かに噂されているような気がする

これらです。

スポンサードリンク

1~3は、普通に生活をしていたら幻聴ではなく生活音としてありそうですが、これらは人が寝静まった深夜や、人のいないところで聞こえます。
もちろん人によっては、大勢人が居る時や人ごみの中で急に聞こえることもあるようです。

私の場合では、お風呂に入っているときにプレーヤーも持ち込んでいないのにずっと音楽が聞こえていたり、深夜男性の話し声が延々と聞こえて気になってしまう。

また、以前に上の部屋の住人が深夜遅くにもかかわらず洗濯機を回していてうるさくて眠れないと腹を立てていたこともありましたが、今思うと上の住人の間取りは自分の家と同じですので寝室に洗濯機が設置できるはずもなくそれも幻聴だったのだと今さら気づくこともあります。

また、4は自分はダメな人間だから死んだほうがいい。自傷行為をしろ。居なくなれ。などと言う声が頭の中から聞こえて、そのような時期は非常に苦しかったですし、5のように被害妄想から発生したざわつくような幻聴もとても辛いです。

幻聴がひどい時などは、ついその声に応答してしまうこともあり、結果的に独り言が多くなってしまったり、感情が高まってしまったりすることもあります。

もし、あなたがこれらの症状に当てはまる、もしくは心当たりがある場合には「気のせい」にせずに一度それが幻聴なのかそうでないのか、周りの人にも聞こえているのかどうかを確認してみることをおすすめします。

統合失調症とうつ病の違いってなに?

一番初めに、統合失調症の陰性症状は鬱のようなもの。と言いましたが、統合失調症とうつ病は何が違うのでしょうか?

そもそも統合失調症とはいろいろな病気の症状が入り交ざって失調しているという意味合いを持ちます。
つまり、これだから統合失調症、と言うわけではなく、鬱もあれば躁もあり、幻聴もあれば幻覚もあり、妄想や被害妄想もある。
というものを総合して統合失調症と呼ばると考えると分かりやすいかもしれません。

特に陰性症状の時には、うつ病のように

食欲がなくなる
性欲がなくなる
動くことが出来なくなる
感情がなくなる
何事にもおっくうになる
気持ちが後ろ向きになってつらくなる
急に気分が落ち込む
急に泣きだす

などの症状が出ることがあります。

私も今でも急にうつ状態に陥ることがあり、悲しくなって泣きだしたりすることもままあります。

この陰性症状が続いているときは、暗いトンネルの中でじめじめとした布団にひたすら寝ているようなものです。

長く暗いトンネルの中、湿った布団の中で何もする気が起きずひたすら寝る。
先が見えずに絶望しか感じられない。

一見うつのように見えますが、この陰性症状に陽性症状が含まれる。また、陰性症状を脱却した後に陽性症状が能われる場合には、統合失調症の可能性が高いと考えられます。

このうつ状態の時に何ができるか。
もうひたすら寝るしかありません。
何をだらけているんだと思われがちですし、何よりも自分がそう思いがちですが、この寝ている時間がすごく大切になります。

私が思うに、うつ病との決定的な違いはやはり、被害妄想があるか、幻聴幻覚があるか。ではないでしょうか?

うつ病のように寝込む際に、職場で悪口を言われた(という幻聴や妄想)、外で監視されている(ような妄想)が発端ならば、それは統合失調症の可能性が高いです。

一度、自分がどうしてうつ状態入っているのかを見直してみると、自分がうつ病なのか?統合失調症なのか?が分かるかもしれません。

ただ、どちらにしろうつ状態は非常に辛いものです。
すぐに医療機関へ相談することをおすすめします。

あなたが弱いのではありません。自分を責める必要は全くと言ってないのです。

tousitu-2

まとめ

なんだか長々と書いてしまいましたが、これはあくまで私の経験に基づいた持論であり、専門的でしっかりと確立されたものではないことを念頭に置いておいてください。

上記以外の症状も、私には出なかっただけでいくらでもあるでしょうし、あなたが苦しんでいる方向とは違う方向の文章であるかもしれません。

ただ、私が経験してきた統合失調症はこのようなもので、何度も言いますが私は今、自分に合う先生と薬によって非常に快適な生活を送ることが出来ています。

統合失調症を発症した当時は、今思うとなんだかもやがかかっているような感じで、生きづらく辛い日々だったような気がします。
そんな私の変化にいち早く気付いて病院に連れて行ってくれた夫に感謝の気持ちでいっぱいです。

あの頃夫に出会っていなかったら、きっと私は自ら命を絶っていたでしょう。

精神の病気と言うのは目に見えないので、どれくらい深いのかまたどれくらい辛いのか。というのが分かりにくいものです。
周りからは白い目で見られたり怠けていると思われたり。
理解のない人は「気の持ちようでしょ?」などと発言したりします。

自分が追い詰められているな。
心が辛いな。と思ったときには、誰が何と言おうと一度専門医にかかることをおすすめします。

もし、これを読んでいるのが、何らかの症状が出ている人のご家族であるならば、私の夫のように一刻も早く病院へつれていってあげてください。

誰よりも辛いのは、病気を発症してしまった本人なのです。
専門医の指示に従い、その病気が緩解できるように、切に祈っております。

スポンサードリンク
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です