子供がいるうちでは、毎年桃の節句にひな人形を飾るうちが多いと思います。
都会などでは家が狭くて飾れないという人もいますが、おじいちゃんおばあちゃんが立派なひな人形を買ってくれるなんてこともありますよね。
そこで疑問に思ったのが、ひな人形を飾る期間についてです。
ひな人形って正確にはいつからいつまで飾るものなのでしょう。
私も実家にいたころは母がお蔵からひな人形を引っ張り出して、7段の立派なひな壇を作ってくれました。
その飾る期間については意識したことがなく、ちょっと疑問に思っていたのです。
それにもうずっと実家でひな人形を見ていないので、どうやって飾ったっけと思い出せません。
今回はそのような疑問を解決していきたいと思います。
ひな祭りの雛人形の飾る時期っていつから??
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ひな人形を飾る時期って、詳しくは考えたことないなぁという人は多いと思います。
だいたい、お正月が終わった後で春めいてきてからかなぁ。しまう時期は早めのほうがいいよね。位のスタンスでしょうか。
さて、そこでひな人形を飾る期日について調べてみたのですが・・・。
ひな人形は基本的に立春に飾るものとされています。
立春って言われてもよくわからないよ・・・。
ごもっともです。
2016年の立春は2月4日(木)
となっています。
これを目安に飾ればOKというわけですね。
そもそも、なぜ立春にひな人形を飾るのでしょう?
ひな人形を飾る意味としては、
春になる時期に神様によい結果がもたらされるようにと唱える
ところから来ています。
昔は平安時代中ごろに、無料息災を祝ってお祓いが行われていたことが起源となっています。
そのころのひな人形は紙でできており、それを川に流すことで災いを回避するというものでした。
しかし、そのひな人形が精巧なつくりになるにつれ、ひな人形を流すことはなくなり、お祓いがお祝いへと変化したのです。
このように、立春にお雛様を飾るということは
家にいる女性の無病息災を祈る
ことになるのです。
そして長々と飾ることはせずに、期日がきたら片付けることも大切になります。
ひな祭りの雛人形の飾り方ってどうするの?
ひな人形の飾り方ですが、まずオーソドックスな7段飾りから考えていきましょう。
1.1番上
段の最上段には、男雛と女雛がいます。
おだいりさまとおひなさまですね。
おだいりさまは、黒い冠をのせ、太刀を正面から見て右に挿し、左手にはしゃくを持たせます。おひなさまは扇を持たせましょう。
一番目立つところですのでしっかり飾ってください。
2.上から2段目
2段目には3人官女が並びます。
並べ方としては、立っている官女を両端に、座っている官女を真ん中に配置します。
立っている官女は片足が外側のほうだけ前に出ているので間違えないようにしてください。
もし官女が1体しか無いのでしたらそれを真ん中に配置してください。
持たせるものですが
正面から見て左から
長柄の銚子→三方→加銚子を持たせましょう。
そして、その間には桜餅や草もちなどの和菓子をお供えし、正面から左に桃の木右に桜の木を配置します。
3.上から3段目
3段目には5人囃子(ごにんばやし)を配置します。
囃子ということで、ここでは曲を演奏するものを持たせます。
正面から見て右から
太鼓→大太鼓→小槌→笛→謡い手
となり、大太鼓と小太鼓は立っている人形を配置します。
4.上から4段目
ここでは右大臣と左大臣配置します。
正面から見て右が若い大臣の右大臣、左側がひげの生えている左大臣となります。
2体とも正面から見て左の手に小さなほうの矢を持たせ、左の背中から見えるように大きなほうの矢を背負わせます。
5.上から5段目
5段目には士丁を飾ります。おじさん?の3人組です。
正面から見て左から台傘、真ん中が沓台、一番右が立傘です。
台傘と立傘はお互い頭のほうが外に向くように持たせましょう。
6.上から6段目7段目
ここは食器ダンスやお化粧道具などを配置するところです。
特に決まりは無いようなので、センスにしたがって配置しましょう。
また、省スペースの雛飾りの場合は、ピアノの上やサイドボードの上などが妥当です。下に赤いじゅうたんを敷くといっそうひな人形が栄えて見えます。
ひな祭りの雛人形の片付ける時期と注意点
ひな人形を片つける際に口をすっぱくして言われることが
「早くしまわないと婚期が遅れる!」
という事だと思います。
かくいう私も家でひな人形を飾っているときに母に散々言われました。ww
でも、そういっても何日までにしまわないといけないの?という話ですよね。
そこで、調べてみると
ひな人形を片つけるのは「啓蟄」の日なんだそうです。
啓蟄とは、気温が暖かくなって虫たちが土から出てくるという意味を持つ日なのだとか。
つまりが春が来るということですね。
そこで。2016年の啓蟄が何日なのか調べてみました。
ずばり
2016年の啓蟄の日は3月5日
です。
立春(飾る日)が2月4日なので、1ヶ月弱飾ってあるのですね。知らなかったなぁ・・・。昔はあっという間にしまわれてしまったような感覚でした。それくらいうれしかったのですね。
そして、しまう際の注意点ですが・・・
1.飾った順番の逆にしまうと早く収納ができます。
つまり、下の段から順にしまっていくとベストなのです。
2.ほこりを払いましょう。
筆のほぐれたものや毛ばたきでやさしくほこりを払ってあげてください。
3.顔には触らないようにしましょう。
顔や手に触れると、手の油脂がついてしまいます、極力障らないように気をつけましょう。
4.小物をなくさないようにしまってください。
小物はなくなりやすいです、わかりやすくなくさないように気をつけましょう。
5.お人形をやわらかいもので包みましょう。
やわらかい布やティッシュペーパーでもよいのでふんわりと包んであげてください。
6.隙間を埋めるように箱に入れましょう。
箱の中で動いてしまわぬように薄紙などをクッションにしてしまってください。
その際にぎゅうぎゅう煮詰めることは避けてくださいね。
7.防虫剤を入れてよい場合には入れてあげてください。
ただし、人形によってはダメな場合もありますので気をつけてください、入れてよい場合は人形専用防虫剤にしてください。
8.直射日光が当たらない場所に保管しましょう。
極度に乾燥したり湿気の多い場所は避けて、直射日光が当たらぬ場所に保存してください。
まとめ
ひな人形を飾るうちは昔よりは少なくなっていると思います。
しかし、一度は見たことのあるひな人形。女の子なら絶対に憧れますよね。
もし、今年初めてひな人形を飾る、また久しぶりに飾ってみようかな?なんて思っている人が入るのならば、ぜひこのサイトを活用してみてくださいね。
楽しいひな祭りになりますように!