なすは好きですか?
私は、なすが大好きです!
なすそのものは淡白ですが、調理法や、組み合わせる素材によって、
いろいろな表情を見せてくれる食材ですよね!
油を使うとこってりとした風味を楽しめますし、
漬物などにすれば非常にさっぱりと頂けて、重宝しています!
ところで、スーパーや家庭菜園で、表面がボコボコしていたり、
皮が茶色っぽくなったなすを見かけることはありませんか?
大抵、その部分はそいで使ってしまうのですが、
そもそも食べても良いものか、迷ってしまいます。
今回は、そんななすについて、ボコボコや茶色の傷、
そして変色の理由、それは果たして食べられるのか、調べてみました!
なすの中には、表面がつるりとしたものばかりではなく、
ボコボコしているものがありますよね。
この、ボコボコは、一体、どのような理由で付いてしまったのでしょう?
それは、栽培する過程での、水分不足が原因のようです。
水分が充分に足りているなすの表面は、つるつる、
つやつやしていますが、水分が不足したなすは、
表面に凹凸ができてしまい、ボコボコ、くすんだような色合いになるようです。
もう一つの理由は、なすの果実部分が大きくなりすぎた事。
果実が大きくなった結果、水分が不足して、
表面に凹凸ができてしまうようです。
しかし、病気ではないですし、傷んでいるわけでもないので、
食べても全く問題はないようですよ!
安心しました!
では、表面に茶色の傷がついているなすには、
どのような訳が隠されているのでしょうか?
これは、なすの葉によって表面に傷がついた際、
その傷を修復するためにできた、かさぶたのようなものです。
人間でいうところの、血小板が集まってかさぶたを作るようなものですね。
茶色の傷がついているなすも、問題なく食べられます。
傷の部分の皮は固くなっているので、そいだ方が食べやすいかもしれません。
傷のあるなすは、長く保存しておくのはやめましょう。
表面がつるりとしたなすに比べると、傷みやすくなっています。
かさぶたの部分から、傷んでゆく心配があるのです。
なるべく早めに食べて下さいね!
皮が茶色く変色したなすの場合は、どうなのでしょうか?
なすの表面の茶色は、なすが、栽培の過程で風などの刺激を受けた結果、
ついた色のようです。
外からの刺激をうけたなすは、自分の力で、
刺激を受けた部分を直そうとするそうです。
そのときに、なすの皮に含まれる健康成分である
アントシアニンなどが増えるそうです。
むしろ表面が茶色くなったなすは、美味しいとの事!
なすには、皮の部分に、抗酸化作用のある、
ポリフェノールの一種であるアントシアニンがたっぷり含まれています。
なすを切ると、綺麗な紫色が、包丁やまな板に見られますね。
このアントシアニン、なすが、紫外線やウイルスから
身を守るためにまとっているそうです。
人にとっては、眼病予防、活性酸素発生抑制、
がん予防などの嬉しい効果が期待できる栄養素です。
皮ももれなく、頂きたいですね!
ただ、表面が茶色いなすで、更に身がブヨブヨとしている場合は
傷んでいる可能性があります。
ブヨブヨした部分を切り落として食べるようにしましょう。
なすは、とても表皮の薄い野菜ですので、
成長の過程で受けたいろいろな刺激が皮に残りやすいのですね。
しかし、なすの皮の紫色には、抗酸化作用のある
アントシアニンがたっぷり含まれていることがわかりました。
食べても良い部分、避けた方が良い状態を見分けて、
なすの栄養を、もれなくいただきましょう!