七草粥の全粥と五分粥の違いは水分量?作り方を紹介

無病息災を願いながら1月7日に食べるメニューといえば「七草粥」ですよね。

正月疲れが出始めた胃の回復の為にあっさりと仕上げた七草粥は、

ほっとする食べ物ではないでしょうか?

そんな七草粥ですが、どのように作るのが正解なのでしょうか?

めったに作ることのない七草粥については、

そんな疑問をお持ちの方もきっと多くいらっしゃると思います。

しかしながら、せっかく1年に1度だけ食べるのであれば、

最もおいしい状態で食べたいですよね。

こちらでは全粥、五分粥で作る場合についておすすめと作り方

解説していきたいと思います。

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七草粥は全粥と五分粥どちらで作ろう?おすすめは?

ではまず、七草粥のおすすめの作り方についてお話します。

気になるのは七草粥に合うお粥の種類ではないでしょうか?

好みによって分かれるとは思いますが、私がおすすめしたいのは「全粥」です。

全粥はお米1粒1粒の食感が生き、

完全にとろとろとまではいかない状態である為、

米のうまみも感じることが出来ます。

では五分粥だといかがでしょうか?

全粥から七分、五分、三分と数字が少なくなるにつれて

お米に対して多くのお水で炊きますので、

どんどんトロトロになっていきます。

五分粥は炊き上がったあとの上澄み(重湯といいます)が全粥よりも多くなり、

お米が大きく膨れ上がりますので、ほとんど噛まずに飲みこめるような食感となります。

よってお米の食感を楽しむというよりは飲み物に近いような状態になります。

なので、他のおかずと共に食べるのであれば、

よりあっさりと感じられる五分粥でもいいかと思いますが、

「せっかくだから七草の味を味わいたい!」

と考える方には全粥で七草粥を作り

メインを七草粥としてお食事をとられる方がより食べごたえと満足感が

得られるように感じます。

全粥か五分粥かは加える水分量で決まる?

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一般的に七草粥は全粥もしくは五分粥で作る方が多いといわれます。

では、その違いは何なのでしょうか?

手短にいうと、お粥を炊く際に入れる水の量が異なります。

全粥なのか五分粥なのか・・・違いを考え出すと

ややこしく混乱してしまう方も多くいらっしゃるかと思いますが、

「分」はお粥(全粥)の割合を表しています。

何かを言いたいかと申しますと、「分」と表記する場合は、

全粥を基本としているということなのです。

全粥はお粥が10割を占める為に、10分粥と呼ばれます。

対して五分粥はお粥半分、重湯が半分ということです。

七草粥の全粥と五分粥それぞれの作り方

基本的なお米の炊き方ですが、まずは洗ったお米を30分間水に浸けておきます。

強火にかけ、沸騰したら少し蓋をずらして弱火で30分加熱し、

火を止めてから約10分蒸らします。

そしてここからが全粥と五分粥の作り方の違いとなります。

全粥はお米の5倍量の水で炊きますが、一方の五分粥は10倍量の水で炊きます。

先程炊いたお米と必要分量の水を鍋に入れて強火で火にかけます。

煮立ったら弱火で更に15~20分程度加熱し、出来上がりです。

まとめ

いかがでしたでしょうか?なかなか覚えるのは複雑な表記ですが、

用途によって全粥、七分粥、五分粥、三分粥と使い分けたいものですね。

今回はあくまで七草が主役の七草粥になりますので、

最もその風味が楽しめる食感が適していると思われます。

因みに私は最初の頃、全粥と五分粥を両方つくって食べ比べをし、

結果的には全粥の七草粥を毎年作るに至りました。

なぜなら七草も楽しみたいけれど、お米一粒一粒の食感と

それ自体のうまみも同時に感じたい!と考えたからです。

ザク切りにした七草とお米の粒がうまく絡み合うようにも思えます。

しかしながら、お好みは人それぞれ。

せっかくならば一番お気に入りの七草粥を作り、

1年の始まりにしっかりと胃を回復し、

その年を病気なく健康的に笑顔で過ごしたいものですね。

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