あんこうの肝に毒はあるって本当?下処理や栄養価も教えます

暑い夏が終わり、もうすぐお鍋の季節がやってきますね。鍋と言えば、

アンコウ鍋がありますが、アンコウと言えば「あん肝」。

居酒屋やお寿司屋さんで食べるイメージがありますよね。

でも、結構なお値段しますよね。でも、スーパーなんかでは

生のあん肝が安く売られています。

お好きな方は、なんとかお家で調理して食べたいと思われているのでは無いでしょうか?

でも、「あん肝」を調理するのは、なんだか下処理とか面倒くさそう。

そう思われるかもしれませんが、意外と簡単なのですよ。

そんな調理方法など、解説していきます。

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あんこうの肝には毒があるの?

はっきり申し上げます。あんこうの肝には毒はありません。

ですから、安心してご家庭で調理をされてかまいません。

ただし、アニサキスという寄生虫が居ることがあるので、ご注意を。

この寄生虫は、鯖などにいることが多いのですが、

この寄生虫が生きたまま体内に入ってしまうと、

胃酸でも死なないくらい強く、胃や腸の内壁に突き刺さって侵入していきます。

数時間で激しい腹痛などに襲われます。

アニサキスは熱に弱いので、熱処理することで死滅させることが出来ます。

必ず、あんこうの肝は生では食べないようにしてください。

あんこうの肝の下処理方法は?

まずは、あんこうの肝は鮮度が大事です。

新鮮な肝は、形良くふっくらしていて、表面の艶も良いです。

乾いていたり、黒ずんでいたりする物、痩せている物は鮮度が良くありません。

オレンジ色が全体的ににじみ出ているのが、あんこうの肝の脂です。

この脂がうまみの素ですので、ほどよくオレンジ色が出ている物を選びましょう。

では、下処理の方法ですが

1、あんこうの肝の血管と薄皮を取り除く

中央を通っている太い血管を包丁などで取り除きます。

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血の塊などがあれば、それも包丁で切り込みを入れるなどして取り除きます。

その後、薄皮を指でつまみ、端の方からはがしていきます。

薄皮をはいだ後は、先ほど切り込みを入れて血の塊の部分や、

その他の汚れなどを、水で洗い流します。

血管を取り除くのは、基本的に表面上に見えている部分だけで良いでしょう。

切り開いてとことん取り除くまではしなくて良いと思います。

2、生臭さを消して、下味をつける

ボウルに酒250ml、塩小さじ2、水250mlをいれ、良くかき混ぜます。

そこに下処理をしたあんこうの肝をいれ、30分ほどおいておきます。

お酒が生臭さを消し、塩があんこうの肝にほどよい下味をつけてくれます。

30分浸したら、ペーパータオルなどで水気を取ってください。

ここまでで、下処理は終了です。

後は、アルミホイルに包んで、形を整え、蒸すなど、お好みの調理を行ってください。

あんこうの肝の栄養は?

あんこの肝は、「海のフォアグラ」と呼ばれるほど、

脂肪たっぷりで高カロリーの食材であるイメージがあります。

イメージ通り、マグロのトロの2倍もの脂肪量と、かなりの高カロリーです。

なので、肥満の元であることは確かなのですが、

高カロリーであると言うことは、栄養が豊富であると言うことにもなります。

注目すべきは、ビタミンB12

赤血球を作るのに、不可欠な栄養素で、

貧血やめまいに悩んでいるような女性に特におすすめです。

あんこうの身に含まれるタンパク質と組み合わさることで、

より高い効果を発揮します。

その他にもビタミンEも多く含まれるため、強い抗酸化作用があり、

体内の細胞の活性化を促し、アンチエイジングに効果的です。

また、あんこうの肝は不飽和脂肪酸なので、

食べ過ぎは太る原因になってしまいますが、

お肌をキレイに保つ潤滑油の働きをするため、

適度な量を食べれば、お肌の若返りを助ける良い成分とも言えるでしょう。

まとめ

あんこうの肝を、調理するのは難しいイメージをお持ちだったかもしれませんが、

下処理もそこまで手間がかかる物ではありません。

ちゃんとした下処理を行えば、生臭さも無くなり

、おいしく調理することが出来、お酒のおつまみとして最適な食材です。

あんこうの肝は、おじさま達の食べ物であるイメージが強いですが、

実は、女性の美容と健康を保つ重要な食材であることをご理解いただけたかと思います。

でも、脂肪の塊であることには変わりありませんので、

適度に食べて、若返りを図りましょう。

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