結婚をして年数がたつと、毎年お中元やお歳暮を贈るのも慣れてくると思います。
そんな折、自分の両親から義両親に贈るお中元を経済的な理由からもうやめたいと相談されたという話がありました。
親の負担になっているのならば、お中元を無理に贈るのはやめてよいと思うけれど、角の立たない断り方をしたいものです。
そこで今回は、お中元とお歳暮両方が負担になっている場合、どちらから先にやめたらよいのか、また、やめる場合のお礼状の書き方などについてお伝えしていきたいと思います。
親御さんの負担が減らせるように、しっかりと読んで予習してくださいね。
お中元やお歳暮の断り方について
お中元やお歳暮の断り方って難しいですよね。
基本的にお中元やお歳暮は貰っても「感謝の気持ち」ということですのでお返しは不要とされています。
しかし、貰いっぱなしというのは気が引けるものです。
できれば上手に断りたいですよね。
そこで、断り方を簡単にあげてみます。
素直に伝える
相手の両親に自分もしくは両親のほうから「経済的に苦しいので」という理由で断りを入れる。
これが出来たら一番ですが、なかなか出来ないものです…。
夫のほうから伝えてもらう
自分からは言い出せない。そういうばあには夫に相談して夫の口から伝えてもらうのもありです。
角が立たずに良い方法ではないでしょうか?
お礼状で断りを入れる
お礼をする際に物でお返しするのではなく、お礼状やお礼の電話などでやんわりと「今度から不要です」ということを伝えましょう。
経済的な余裕がないという理由を伝えなくても、お互い気を遣うのはやめましょうとの理由で大丈夫です。
お中元やお歳暮のどちらかならどっちが優先?
お中元とお歳暮、両方贈るのはちょっとツライ。そういう時には、お中元とお歳暮どちらからやめたほうが良いのでしょう?
本来、お中元やお歳暮は、相手のご先祖さまや相手の家族に対して「感謝の気持ちを」形にして贈るものです。
それを、義理で送っていたり無理して送ったりしていても相手方が喜ぶはずがありません。
相手方に喜んでもらえなければ贈る意味もありません。
なので、経済的な理由などで断りたい場合にはまずお中元から切っていきましょう。
お中元とお歳暮でしたら、お歳暮のほうが重要とされています。
そのことから考えてみても、お中元とお歳暮でしたら、お中元からやめていくのが礼儀でしょう。
お中元やお歳暮のお礼状の書き方は?
それでも、お中元をもらったからどうしても何かお返ししたい気持ちがあるのでしたら、お礼状を書いてみてはいかがでしょうか?
お礼状でお断りを入れるというのは結構ある事例なので気兼ねなくできると思います。
電話などでお礼を言った際にいうのも良いですが、それだとちょっと言いづらいということもありますよね。
お礼状ならば文面にしたためればよいですし、手書きでしたら気持ちも伝わります。もちろん、封書ではなくはがきでも大丈夫です。
気持ちを込めて書きましょう。
それでは、お礼状の例文を挙げてみたいと思います。
拝啓
時下ますますご清栄の段、お慶び申し上げます。 日ごとに暑さが増してきましたが、 毎年ご丁寧にお中元、お歳暮の品をお贈りいただき、 大変恐縮ですが、今後はお気持ちのみ有難く頂戴したいと思っております。 これまで長年にわたるお心遣い、心より感謝申し上げます。 どうか皆々様にもよろしくお伝えください。 敬具 |
この時のポイントは合わせて4つあります。
・感謝の気持ちを述べる
・家族も喜んでいることを伝える
・今後もお付き合いしていく旨を伝える
・一番暑い時期なので、相手の健康を気遣う言葉を入れる
これをうまく取り入れてお礼状を書くとなおさら良いですね。
まとめ
それではまとめていきたいと思います。
・お中元やお歳暮の断り方について
素直に伝える
夫のほうから伝えてもらう
お礼状で断りを入れる
・お中元やお歳暮のどちらかならどっちが優先?
お歳暮
・お中元やお歳暮のお礼状の書き方は?
感謝の気持ちを述べる
家族も喜んでいることを伝える
今後もお付き合いしていく旨を伝える
一番暑い時期なので、相手の健康を気遣う言葉を入れる
上記のポイントを盛り込んで書く
いかがでしたでしょうか?
少しは参考になりましたか?
出来れば義両親に不義理はしたくない。けれど自分の両親だって大切です。
そんな板挟みな気持ちが少しは解消されたら嬉しいです。
妻という立場は何かと面倒なことが多いと思いますが、くじけずに頑張っていきましょうね。