冬に大活躍する食材の1つといえば白菜ですよね。
大量消費かつ保存がきく調理方法として
1番簡単なのはお漬物にするという手段です。
おいしい白菜の漬物ですが、
保存食とはいうものの、一定期間保存をすると
出来たての状態からはだんだんと変化していきます。
一体いつまで食べられるのでしょうか?
そんな聞きたくても聞けない疑問について
こちらで解決していきます。
そもそも白菜の漬物が腐っているのか否かは
どのように見分けるのでしょうか?
漬物のデメリットは、
傷んでしまってもわかりにくい点にあります。
例えば糠漬けの場合、
多少酸っぱい味がしたとしても、
それは乳酸菌による発酵が進んだことで
作られた味、と考えられる場合があります。
必ずしも酸っぱい味がすることが
腐っていると意味するとは限らないのです。
しかしながらその点、
白菜の漬物は日持ちがしない分、
腐ったか否かが見分けやすいと言えます。
色が変色したり、不快なにおいがしたり、
カビが生えたり・・・このような状態が現れれば、
傷んでいることが目に見えてわかりますよね。
白菜は水分が多いため、
すぐに傷んでしまうリスクがあります。
漬物=保存食だから長持ちするだろう、
という感覚は捨てた方が無難です。
先程少しお話しましたが、
白菜の漬物についても「酸っぱい」ことが
腐っていることを意味するとは限りません。
塩づけして酸っぱくなっているのであれば、
腐敗臭ではなく乳酸による発酵といえます。
しかしながら、もしも気になるというのであれば、
炒めものや汁物に混ぜて食べるような
加熱調理をおすすめします。
「酸っぱい」ことで腐っているとは限りませんが、
腐敗臭がするとなると話は違ってきます。
また、どろっとした見た目になり、
糸をひくようであれば腐っているといえます。
白菜の漬物は基本的に他の漬物のように
長持ちはしませんので、冷蔵庫で3~4日くらいを
目安に考えていた方が無難かもしれません。
また、ご家庭で作る際にはビニール手袋を
装着して作られることをおすすめします。
何故なら手には常在菌がいる為、
作る工程でその常在菌が入り込んでしまうと、
発酵が進み、早く腐敗することはもちろん
衛生面でもあまり良いとはいえないからです。
少し手間にはなりますが、
生ものである漬物を扱う際には細かな配慮が
影響しますので、是非試してみて下さい。
また、保存する際には漬物の汁を一緒に
保存するのをおすすめします。
汁を入れたままにすることで
白菜が空気に触れる表面積を小さくすることが出来、
傷みにくくなります。
尚、よく考えられがちな冷凍保存ですが、
白菜の場合はNGです。
水分が多く解凍時にふにゃふにゃになってしまう為、
決して美味しい状態には戻りませんのでご留意下さい。
白菜のお漬物はとっても美味しいですし手軽ですが、
日持ちしません。他の漬物とは少し違いますので、
作る場合に大切なのは、食べる分だけ作って
なるべく早く食べきることです。
購入される場合にも、
その量が何日で食べきれるかを考えつつ、
酸っぱくなってきたら
何か他の料理にアレンジする為の術を
いくつか覚えておくと食材を
無駄にしなくて済みますね。
これから迎える冬本番、
きっと白菜が活躍する出番は多いでしょう。
みなさんも万能食材である白菜、
その特性を少し頭に置かれつつ楽しまれて下さい。