田植えの季節がやって来ましたね。
今回は、私が毎年楽しみにしている「庄川観光祭」の見どころや
お祭りを楽しむ、ちょっとしたコツを紹介したいと思います!
こちらのお祭りは、富山県の砺波市庄川町で行われます。
2018年は6月2日、3日に開催されます。
(毎年、6月の第一土曜・日曜に行われています)
花火大会があるお祭りとしては時期的にちょっと早目ですよね。
毎年このお祭りがやってくると、夏の始まりを感じます。
それでは、おススメの見どころをそれぞれ紹介したいと思います!
庄川観光祭の華!鮮やかで熱い夜高行燈
庄川観光祭の華!といえば、やはりこちらでしょう。
町内を練り歩く「夜高行燈(よたかあんどん)」です!
「夜高行燈」とは、巨大な行燈(あんどん)のことで
竹や和紙、針金などを使い、表面は染料や蝋(ろう)を塗って
作られています。
足元は車輪のついた台車になっています。
実は私も最近になって知ったのですが、夜高行燈は
富山県や北海道以外では、あまり見ることが出来ないもの
だそうです。
日が沈み出す頃に、行燈に明かりが灯され
地域の人が、その地域の行燈を押して庄川の町の中を歩きます。
大きな掛け声と共に懸命に移動する姿は、見ているだけでも
気持ちが熱くなります。
地域ごとにデザインが違うので、見比べてみるのも楽しいですよ。
夜高行燈は大、中、小とあります。
小さな夜高行燈を子供たちが頑張っている姿もとっても可愛いです。
夜高行燈は町の中を周った後、庄川生涯学習センター前という
祭りのメインの通りに集まります。
丁度、花火大会が終わった頃ですね。
集まった夜高行燈はコンクールで順位が付けられ、
そしてその後は「合わせ」と言われる夜高同士のぶつけ合いが
見られます!
5メートルを超える巨大な夜高行燈が道路の中央でぶつかり合います。
合わせは歩道で見るのですが、感覚的にかなり近く感じます。
これだけ大きなものなので、朝になって道路を見てみると車輪の
跡が見られることもあります。
鮮やかさと迫力、そして熱い掛け声。
「夜高行燈」は是非一度富山県で直接見てみて下さいね!
庄川観光祭の夜空を彩る花火!用意したいものは?
お祭りと言えばやっぱり花火ですよね~!
庄川観光祭では「花火大会」は一日目の土曜日、夜8時から
行われます。
会場となるのは町の名前にもなっている「庄川」という川の側で
花火を見ることが出来ます。
川の向かい側はすぐに山があるので打ち上がって花火が弾けた
瞬間の音はお腹に「ドーン」と響きます。
これも庄川観光祭の花火大会の魅力の一つです!
私は毎年花火の時間帯を目指して庄川の町にやってきます。
毎年、夜6時半頃くらいから人通りが多くなってきます。
メイン通りは車の通行制限がかかってしまうので、車で祭りに
来られる方は早目に来て駐車場を確保しておくとスムーズです。
遅く到着すると駐車場が空いていなかったり、凄く遠かったり…
なんてことも良くあります。
車以外だと、バスを利用されるのも良いと思います。
そして、花火を見る場所についてです。
庄川観光祭の花火大会では、二か所で花火に着火されます。
そこで「舟戸橋」と「庄川合口堰堤」の間で場所取りをすると
どちらの花火も見ることが出来るのです!
「舟戸橋」側は打ち上げ花火が多く、「庄川合口堰堤」は
ダムの上から花火を散らすナイアガラの滝があります。
個人的おススメスポットをこっそり紹介しちゃいますね!
「舟戸橋」と「庄川合口堰堤」の間で、
多少「庄川合口堰堤寄り」の場所がおススメです。
そして、木の真下でない方が花火が良く見えます。
理由は「庄川合口堰堤」で行われるナイアガラの滝が
「舟戸橋」よりで場所を取ってしまうと見え難いのです。
もう一つ、技があります。
この庄川町はなんと「温泉郷」なのです!
そして「舟戸橋」と「庄川合口堰堤」の間にも温泉旅館が
あるので、そこに宿泊して窓から花火を眺めるのも
趣があっていいのかな~なんて!
いつか「その旅館から花火を眺めたい…!」という夢が
あるのですが、日帰り出来るところに住んでいるので
まだ実行に移せていないのですよね…。
ロマンです…!
花火を見る際に用意しておくと良いものを紹介します!
・虫除けグッズ(スプレーなど)
・雨具(カッパや折り畳み傘)
・レジャーシートや持ち運びできる小さなイス
・上着
・湿気に強い靴
これらの物があると心強いですね…!
川沿いなので、虫除けはあった方が良いです。
ゆっくり花火を見るために、レジャーシートや折り畳み出来る
軽いイスがあると便利です。
そして富山県の6月は、まだ肌寒いこともあるので
軽く羽織れる長袖の上着があると安心です。
服装は、半袖に薄手の長袖の上着の組み合わせが良いと思います。
雨が降ることや、足元の草が夜露で濡れていることもあるので
雨具や湿気に強い靴が良いですね。
花火が始まるまで時間がある場合は、誰かが場所を取っていて
その間にメイン通りの夜店で遊んでくるのも楽しいですよ。
裏ワザで花火を完全に見ないで、花火の時間に夜店を楽しむ!
という方法もあります。
花火大会の時間帯は夜店が空いているのです。
花火大会が終わると、次は夜高行燈コンクールが始まるので
人の波は、メイン通りに流れます。
庄川観光祭を二日目も楽しもう!よさこいも熱い!
二日目はメイン通りで太鼓や街流しが行われます。
その中でも「よさこい」は1部と2部があります。
前日の夜に比べると比較的ゆったりと町を歩けます。
露店で美味しいものを食べたり、夜高行燈を見たり
庄川の町並みを楽しんで下さい。
夜は見えなかった、夜高行燈の車輪の跡や、
綺麗な緑色の庄川を見ることも出来ますよ!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は富山県砺波市庄川町で行われる「庄川観光祭」について
紹介しました。
珍しい「夜高行燈」や「花火大会」、「よさこい」と
見どころがたくさんあるお祭りです。
ちなみにちょっと早目のこの時期にお祭りがあるのは、
田植えが終った後に休みを取るという習慣(ヤスンゴト)が
あったためと言われています。
祭りだけでなく、庄川町も温泉郷もあり素敵なところなので
ぜひ観光にいらして下さいね。
富山県は工芸関係の見どころがたくさんありますよ…!
庄川観光祭に興味がある方、どこに旅行に行こうかお悩みの方。
少しでもみなさんの参考になれば嬉しいです!