朝顔は小学生の頃に育てたことがある方も多い植物ですよね。
自由研究の課題などにもよく使われる朝顔ですが、その歴史は古く日本では奈良時代に遣唐使によって伝わりました。
朝顔の種には下剤や利尿剤の効果があり、平安時代には薬用植物として広く使われていました。
現在では薬用として使われることはなくなり、見物として楽しまれています。
全国的に朝顔の品評会や朝顔市などが開催されており、その愛好家の多さを示しています。
朝顔は多種多様に変化した形態で種子ができないものまで存在しています。
一般的には朝に花を咲かせるというイメージだけの朝顔ですが、実は歴史も古くとても奥深い植物とも言えます。
今回の記事では、そんな朝顔の「押し花作り」についてご紹介していきます。
自由研究などにも使える内容ですので、ぜひ参考にしてみてください!!
では早速、朝顔の押し花作りについてご紹介していきます。
押し花と聞いて思い浮かべるのが本の間に挟んだりして薄くするやり方だと思いますが、最近ではレンジやアイロンを使って押し花が作れます。
これは短時間で出来上がり、お子さんと一緒に楽しめるやり方ですのでおすすめです。
〈押し花をレンジで作るやり方〉
・準備するもの:朝顔、段ボール、キッチンペーパー、ティッシュペーパー、輪ゴム
段ボールを1枚置き、上にティッシュペーパーを半分乗せて、その上から更に1枚ティッシュペーパーを半分重ねるように置きます。
先に乗せたティッシュペーパーは段ボールから半分出た状態です。
ティッシュペーパーの上部に朝顔を重ならないように並べます。
半分出たティッシュペーパーを折り込み朝顔を挟み、クッキングシートも上に被せます。
上から段ボールを重ね輪ゴムで固定します。
500wの電子レンジで1分加熱して様子を見ます。
感想が足りない場合は少しずつ加熱して乾燥させるようにしましょう。
乾燥できたら朝顔が破れないように剥がしましょう。
電子レンジを使うととても簡単に早くできます!
朝顔の押し花を作ってすぐの時には色鮮やかにできているのに、すぐに色褪せてしまうこともあります。
咲いている花の色そのままをキープしたいのであれば、加熱の仕方に注意が必要です。
熱を加える際には低温でじっくりが基本!
熱を加えすぎると花の水分が飛びすぎて乾燥しすぎてしまいます。
過剰に乾燥させてしまうと色褪せの原因になりますので、朝顔の色を鮮やかに保つためには、少しずつじっくり加熱するようにしましょう。
朝顔は成長記録として自由研究などに使われることが多いですが、押し花としても発表材料になると思います。
前述した通り、電子レンジやアイロンなどで簡単に手軽に作れますので、おすすめです。
朝顔の押し花を紙に貼り付けて絵を書いたり、本のしおりにしたりと色々な使い方ができるます。
その他、朝顔などの花を押し花にして、標本としてまとめるのもいいと思います。
朝顔は押し花としてよく使われていますが、作り方を間違えてしまうと綺麗に花びらが開いてなかったり、色がすぐに褪せてしまったりしますのでご注意を。
電子レンジやアイロンを使って朝顔の押し花を作る際には、お子さんのみですると火傷など危険なこともありますので、必ず大人の方と一緒に行うようにしてくださいね
いかがでしたでしょうか。
朝顔は小さい頃から見慣れた馴染みのある植物で、栽培方法も簡単なことから種をもらって植えただけでいつのまにかツルを伸ばし大きく育ちます。
花の色も多様に存在し、大人から子供まで楽しめる植物だと言えます。
押し花など楽しみ方も多く、親子揃って楽しめるやり方もありますので、お子さんの自由研究の課題として一緒に作ってみるのもいいのではないでしょうか。