鈴虫のオスメス見分け方や違い!どっちをどう育てると音色が聞ける?

鈴虫は7月下旬ごろから羽化が始まり、音色が聞けるのは9月いっぱいです。

そして10月初旬にはほぼ死亡してしまうという非常に短い命の鈴虫。

飼育方によって10月以降も生存する可能性はありますが、だいたいの鈴虫がこのぐらいしか生きられません。

鈴虫の音色を楽しむという文化は、日本・中国でなどで続いている文化で、欧米などでは全く普及していません。

日本では、平安時代時代から貴族の楽しみとして始まり、江戸時代に入ると、飼育して販売する商人が出始め売買が始まりました。

音色を楽しむために、鈴虫を飼ったという方も多いと思いますが、飼育は非常に簡単でキュウリやかぼちゃ、ナスなどを主に食べます。

共食いを防ぐためには、動物質の餌を与えると良いようです〜。

今回の記事では、オスとメスの見分け方や特徴など、音色に関係する情報をご紹介します。

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鈴虫のオスメス見分け方は?きれいな音色はどちらも奏でる?

では早速、鈴虫のオスとメスの見分け方からご紹介していきます。

オスとメスは似ている外見ですが、よく見ると違いがあるのが分かります。

その違いとは、翅(はね)の大きさと産卵菅の有無です。

大きく丸みを帯びた翅を持つのがオス尾に排卵菅を持つのがメスということになります。

オスは何度も脱皮を繰り返し、最後の脱皮の時にようやく翅が現れます。

これを羽化といいます。

翅があっても後翅が発達していないため、実際には飛ぶことはできませんが、この翅が有るため音色を奏でることができます。

音色を奏でるのはオスの成虫のみで、メスを惹き付けるために行う求愛行為なのです!

前述した通り、鈴虫は短い命なので、その間に子孫を残そうとするオスのメスに対する必死なアピールというわけです。

メスはオスよりも小さく細い胴体と、尾に産卵管があるので見分けやすいと思います。

鈴虫のオスメスでの違い!それぞれの特徴と育て方の注意点

オスとメスは翅と産卵管の有無で見分けることができます。

実際に育てている方であれば、鳴いているものがオスで、小さめの胴体と産卵管が付いているものがメスと見分けることができると思います。

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飼育の仕方に違いはありません

水槽や大きめの虫かごなどを準備し、底面に木くずや土などを敷いてから飼育するようにしましょう。

〈飼育する上での注意点〉

餌はキュウリやナスなどの植物質のものから、鰹節などの動物質のものまで食べる雑食性 です。

底面に直接、餌が触れるとカビの原因となりますので、楊枝や竹串に刺して底面に触れないよう置くようにしましょう。

鈴虫は乾燥に弱いので、底に敷いた木くず、土を霧吹きで湿らせましょう
その際、鈴虫には霧吹きの水がかからないように注意してください。
直接水がかかってしまうと鈴虫が弱ってしまう可能性があります。

直射日光が当たる場所には置かないようにしましょう。
日光が当たり高温になると、鈴虫は弱り死んでしまいますので、直射日光は避けて25℃前後の場所に置いてあげましょう。

鈴虫のオスメスはどっちをどのくらい?元気な音色が出る環境

鈴虫を飼育する理由に、あの綺麗な音色を聴きたいからという方も多いのではないでしょうか。

しかし、実際に飼育してみたけど全然鳴いてくれない…という方もいらっしゃると思います。

では、鳴いてくれない理由とは何でしょうか?

① オスを飼育していない
② オスが成虫になっていない
③ オスが少ない、メスを飼育していない
④ 飼育環境に問題がある

以上の4点が、主に考えられる音色が聴けない原因だと思います。

鳴かないなぁ〜と思っている飼い主さんは、まず①〜③を確認してみてください。

オスとメスの最適な飼育の割合はオスとメス1:3と言われていて、どちらかが多くても少なくても良い音色は奏でてくれないかもしれません。

④の飼育環境というのは、鈴虫は夜行性で暗がりを好みますので、明るい場所に置いていいるのであれば暗めの場所に移動させたり、〈飼育する上での注意点〉をもう一度確認してみてください。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

鈴虫の音色には癒し効果があると言われており、残暑の残る時期にはぴったりの音色ですよね。

飼育方法は非常に簡単ですが、鈴虫が苦手な環境ではいくら待っても音色は奏でてくれませんので、注意点を抑えて、良い環境で飼育してあげてくださいね〜!!

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