最近では秋の行事にハロウィン行う施設が増えてきました。
みんなで仮装をしたり、ゲームをしたりと楽しいイベントになっています。
高齢者にとってはあまり聞き覚えのないイベントかもしれません。
それでも職員が仮装している姿を見るだけで、高齢者も楽しめる事でしょう。
ハロウィンの行事を行う為に、施設内をハロウィン用の飾りつけで装飾する事も多いです。
折り紙を切って装飾したり、100均などで売っているグッズを飾ったりします。
また、高齢者にハロウィンの絵を塗ってもらうレクを行うことも!
イベントだけでなく、塗り絵は他に色々な効果があるのでとてもお勧めですよ!
そこで今回は、
・ハロウィン用の塗り絵とは?色んな種類をご紹介!
・塗り絵で期待できる高齢者への嬉しい効果とは?
・塗り絵が高齢者にとって簡単に作業ができる理由とは?
上記三つについて、ご紹介していきましょう!
それではハロウィンで使用する塗り絵を紹介していきましょう!
ハロウィンといえばカボチャのオバケですよね。
みんな楽しく簡単に塗り絵ができます。
簡単な理由は塗り絵に使用する色が2,3色で完成するからです。
認知症の人でも難しく考える必要がないので、楽しんで参加出来るでしょう。
次はドラキュラなんかを連想させるコウモリです。
お化けやミイラなんかの後ろで飛んでいるイメージですよね。
こちらも数色程度で完成できますので是非試してみて下さい。
「あまりに簡単すぎる!」
こんな風に感じる人には、上級者向けの「お城」の塗り絵はいかがでしょうか?
お城の色やデザインなんかに決まりはありません。
その為自分のイメージをそのままぶつけて作業を行う事になります。
細かい色分けで作成すると、クオリティの高い作品になる事間違いなしです!
高齢者がレクリエーションなどで行う塗り絵。
実は色々な効果が期待されています。
効果の内容については以下の通りです。
塗り絵をすると、「どの場所をどんな色にするか?」頭を使って考えますよね。
例えば桜の木であれば、花はピンクで木は茶色。
このように頭の中で桜の木を想像します。
また、どこから塗るか?色の種類は何色使うか?
頭の中で塗り絵がどのような形で完成する事を考えて作成するので、脳トレに繋がります。
色鉛筆やマーカー、絵の具の筆を持って作業する塗り絵。
指先に集中して、決められた枠内に色を付けていくのはとても細かく難しい作業といえるでしょう。
その作業を定期的に行う事で、指先の機能訓練に繋がるのです。
指先がしっかりしていれば、箸で食べ物を掴む作業が楽になるかもしれませんよ!
塗り絵をしている高齢者の集中力は凄まじいです。
放っておくと1時間でも2時間でも行うくらい集中して作業する人が多いです。
認知症の人で、すぐに不穏になってしまう人に一度塗り絵のレクを勧めました。
すると10分をおきに不穏で同じ事を何度も繰り返し話す人が、30分集中して作業を行っていたのです。
また、頻尿の人で何度もトイレに行くような人にもお勧めですよ!
集中して作業を行い、終わるまでトイレの訴えが無くなるかもしれません。
塗り絵は高齢者にとって楽しみでもあり、リハビリや認知症予防に繋がる事はわかりました。
こんなにメリットがあるのなら、なるべく多くの高齢者に作業してもらいたいですよね。
簡単に出来るのもメリットの一つですが、簡単に出来る理由は一体何なのでしょうか?
認知症等で考える能力が低下してしまった人でも、数色で完成できる塗り絵であれば作業できます。
リンゴやミカン、先程紹介したハロウィンのオバケやコウモリも、2色程度で完成できます。
レクリエーションでは色々な運動やゲームなどがあります。
ただ、車いすの人や認知症を患っていると、なかなか参加が難しい事もあるでしょう。
その点塗り絵は片手でも動かす事が可能であれば、簡単に参加できるレクリエーションになっています。
「手が震えてしまう」「拘縮が強くて動かしにくい」
そんな人は職員にサポートしてもらいながら、一緒に作業が可能になりますよ!
それではまとめに入りましょう。
ハロウィン用の塗り絵とは?色んな種類をご紹介!
・カボチャのオバケ
・コウモリ
・お城
簡単なものから難しい物まで幅広くあるようです。
塗り絵で期待できる高齢者への嬉しい効果とは?
・認知症予防に繋がる
・指先の機能訓練
・集中力が増す
塗り絵には色々と効果が期待できますね!
塗り絵が高齢者にとって簡単に作業ができる理由とは?
・数色で完成できる
・手を動かすだけなので簡単に参加できる
いかがでしたか?
今回はハロウィンで使用する塗り絵の種類や、作業で効果が期待できる事等を紹介しました!
楽しく作業をして、認知症予防や指先の訓練にも繋がるのは素晴らしい事です。
ハロウィンだけでなく、色々な行事でも塗り絵の作業はできます。
是非取り入れてみて下さい!