お米コーナーへ行くと、普通のお米の他に無洗米が売っていますね。
その名前から、無洗米は「洗わなくてよいお米」であるということが分かります。
それは一見とても便利そうな気がしますが、普通のお米と比べていったい何が違うのでしょう?
今回は、普通のお米と無洗米の違いについて、その炊き方や水加減、無洗米の計量の仕方などをお伝えします!
まずはじめに、普通のお米と無洗米の違いについて知りましょう。
お米には、表面に「肌ヌカ」と呼ばれるヌカがついています。
お米を洗うと、水が白く濁りますね、あれが肌ヌカの色なのです。
肌ヌカが残った状態でお米を炊くと、匂いやパサつきが残り、お米のおいしさが十分に引き出されないようです。
無洗米とは、様々な方法でこの肌ヌカを除去しているお米の事をいうのです。
そのため、炊飯時に水を使ってお米を洗う必要がありません。
お米をわざわざ研がずに手軽に炊きたい方にとっては、大変便利ですよね!
無洗米は、肌ヌカをそぎ落としていますので、普通のお米に比べその分多めに表面を研いでいます。
機会があったら、お米と無洗米を比べてみて下さい。
すると、粒一つ一つの大きさが若干違います。
無洗米を炊くときには、水を若干多めにして炊くのがコツです。
それからもうひとつ、無洗米は、浸水時間を十分に摂ることが美味しさのコツです!
お米を研がずに済む、という便利さの裏には、浸水時間や水の量を調節するという課題が隠れていたのです。
普段、帰宅後に備えて炊飯器のタイマーをセットして出かける方は、水加減さえ適した状態にしてゆけば、しっかり浸水した状態で炊けますので、無洗米はおすすめです!
また、炊飯器のタイマーは使わない、または炊飯器以外の器具、つまり土鍋などを使って米を炊く、という方にとっては、むしろ普通のお米の方が取り扱いがしやすいのかもしれませんね。
ライフスタイルに合わせてお米と無洗米を選ぶのが良さそうです。
無洗米は普通のお米に比べ、肌ヌカをそいである分、米粒の大きさが小さく、1カップあたりの米の量が多めです。
そのため、炊く際には少し多めの水加減にする必要があります。
日本無洗米協会さんのホームページによれば、無洗米の水加減の目安は、米1カップに対し、大さじ1から2杯分、多めに水を入れること、だそうです。
大さじ1が約15mlですから、米1カップ当たり大さじ2杯分の水を増やすとして約30ml。
米カップならば約60ml、3カップでは100ml近く、水を増やすことになります。
結構多めの水加減になりますね!
1カップ当たりの米の量が多い無洗米の炊きあがりは、普通のお米1カップの炊きあがりに比べて、ご飯の量が少し多めになります。
同じ1カップでも多めに炊けるのは、何だか得した気分です。
ご飯をたっぷり食べたいという方には、嬉しい情報ですね!
ちなみに、先ほどお伝えしたように、無洗米は十分に浸水させることがおいしさのコツです。
理想的なのは、夏なら30分、冬ならば1時間ほど浸水させること、だそうですよ!
今回は、無洗米と普通のお米の炊き方や水加減の違いなどをお伝えしました。
無洗米は洗わずに炊けるという手軽さを持っていますが、美味しく炊くためには十分な浸水や水加減の工夫が必要なお米なのですね!
炊飯する前に、しっかりと時間をかけて浸水させてくださいね。
米粒が普通のお米よりも小さいため、1カップ当たりの米の量が多いということも分かりました。
沢山お米を食べたい方にとって、とても向いているお米ではないでしょうか。
普通のお米も無洗米も、正しい水加減でコツを抑えればどちらもおいしく楽しめます。
ご自分のライフスタイルに合ったお米を選んでくださいね!