毎年、お盆の間の8月13・14・15日は、ここ福山市の夏祭りです!
何曜日でも関係なく日にちが固定されていて、覚えやすいんですよね。
「福山夏まつり」3日間の日程は、
1日目の13日は「二上がり踊り大会」(18:00~21:15)<雨天中止>、
2日目の14日は「いろは丸YOSAKOI」(よさこい踊り大会)(16:00~21:00)<小雨決行>
最終日の15日は「あしだ川花火大会」(19:30~20:45)<荒天翌日に順延>、
となっています。
楽しい夏を彩る一大イベントですが、「お祭り」ともなると、交通規制をせざるを得ない事情もありますし、
車で行動するとかえって不便になることもあります。
あらかじめ情報を知っておくと、何かと対処もでき、計画を立てるのにも役立ちますよね。
そんなわけで、福山夏祭りに行ってみたいな!とお考えの方に、地元民として、夏祭りの花火大会の交通規制の情報や、
屋台についても、ご紹介していきます。
福山夏祭りの花火大会はどこで打ち上がる?
福山夏祭りの最後を飾る、「あしだ川花火大会」。
毎年、地元でも子供から大人まで、心のどこかで楽しみにしている行事の一つです。
そして、観覧者は30万人以上といいますから、市の人口の3分の2以上が集まったようなものですので、混雑具合にもうなずけます。
「あしだ川花火大会」は、その名の通り、市内を南北に流れる「芦田川」で打ち上げられますので、
川の両岸が観覧場所で、「現地」ということになります。
そこまで行けば、音と光の大迫力を、全身で体感することができますよ!ぜひ、現地まで行っていただきたいです。
広い河川敷と土手から観覧できるようになっていて、その後ろ手に屋台がずらりと並びます。
川面に映る、花火の光の美しさも同時に楽しめ、山も近くにあるので、福山独特の風情を、楽しむことができますよ。
その打ち上げ場所ですが、数年前までは、もっと河口側(河口大橋:河口堰の近く)だったのですが、
現在は上流側に移動して、芦田川大橋の400メートル上流(北)側になっています。
川に、花火の打ち上げ用の台船を浮かべ、そこから1万発もの花火を打ち上げます。(2017年は3隻用意されました。)
もちろん、水上花火のスターマインもありますよ!
これは、西日本1位の長さ(1km以上)で、現地で見ると圧巻です。
打ち上げ場所の正面に、特設観覧席(個人協賛席)が設けてありますが、あらかじめ個人協賛として、
1口10,000円のお金を納めると、4人分の観覧券と駐車券(1台分)、記念品などがついてきます。
最も間近で観覧できるとして、人気がありますが、募集期間が6月の2週間程ですので、申し込みたい方はHPなど、注意しておいて下さい。
しかし、協賛席をとらずとも、河岸の河川敷や土手は広くて、周りに邪魔な建物もないため、現地であれば、
いろんな場所から楽しむことができますよ。
ただし、できるだけ打ち上げ場所の近くで、などのこだわりの場所を探すなら、やはり早めに行って、場所取りが必要です。
福山夏祭りは交通規制って発生する?
現代社会では、便利な車は欠かせませんが、時として、車で移動すると、かえって不便になることもありますよね。
福山も近年は、普段から土日・祝休日など、あちこちで軽く渋滞が発生するし、みるみる車社会となってきています。
祭りともなると、もちろん交通規制せざるを得ないので、渋滞も起こってきます。
特に、花火大会の時は、混み具合が尋常じゃないくらいすごいので、初めからあきらめて、
周辺では自分の車を使わない方法を探す地元民も、私を含めてたくさんいます。
そこで、交通手段を考える材料になるよう、交通規制の情報を調べてみました。
1日目、2日目の踊りでも、中央公園と市内中心部の、
踊りの蓮が通る道は、開始時間前より車両通行止めが発生します。
3日目の花火大会においては、会場周辺である、
芦田川の両岸の観覧場所の内側道路の車両通行止め(進入禁止)と、
周辺道路の一方通行などの指定、という規制が毎年実施されています。
時間は、18:00~22:00です。
尚、打ち上げ場所の上流側にかかる小水呑橋と、下流側にかかる芦田川大橋は、19:00~21:00の間、
歩行者も通行禁止となりますので、ご注意くださいね。
車で行くと、会場の北と南に、2か所の特設駐車場が2,000台ずつ(協力金500円が必要です。)ありますので、
そこまでは行けますが、たいへんな混雑です。
また、残念なことに、その特設駐車場から、会場までは徒歩でしばらくかかりますので、「疲れた」という声が続出です。
場所的に、他に駐車場を設ける場所がなく、現状では仕方ない状況だと思います。
そこで、地元に住む私から、友人などの意見を総合して、お勧めの方法をご紹介します。
実は、花火当日でも、会場は離れているため、JR福山駅前は、案外、駐車場が空いているのです!
しかも、駅前には、普段から駐車場が充実しているので、どこかには止められる状態です。
ですから、駅前までは車で行くか、遠方の方ならJRで着くとして、そこから花火会場までの移動を考える、というコースがおすすめです。
そして、現地に向かう公共交通機関として、「臨時シャトルバス」が便利です!
駅を出てすぐ南側にあるバスステーションの「臨時バスのりば」から、現地降車場まで15分(200円)ですし、
車の特設駐車場よりも、打ち上げ場所に近いところまで行くことができます。
それに、帰りのことを考えると、シャトルバスは本数が結構たくさん用意されているので、車で特設駐車場から出ても、
また周辺道路の混雑に巻き込まれることを考えると、「こちらの方が楽だ」という声が、多く聞かれます。
このシャトルバスで近くまで行く、という方法の変形パターンとして、行けるところまでタクシーで乗りつける、
という方法も、地元民はよく使いますよ。
しかし、タクシーは、帰りはつかまらないので、どこか目印になって、比較的混雑していないところまでは歩いていかねばなりませんから、
「行きだけ」に使う、と思っておいた方がいいでしょう。
また、駅の南出口から出てすぐの階段を下りると、地下で「レンタサイクル」を借りられます。
自転車でも時間はそれほどかかりませんし、駐輪場は打ち上げ場所から近い所になっているので、とても便利ですよ。
150円で、23:00まで借りられますし、バス乗り場で並ばなくても、好きなときに帰ることができて、自由に行動できる、というのも利点で
すよね。
福山夏祭りで出ているオススメ屋台をご紹介
福山では、毎年6月から夏祭り中13・14日の「さよなら夜店」までの期間、毎週土曜夕方18:30頃から、駅前商店街一帯で、夜店が開かれ
ます。
その名も「毎土夜店(まいどよみせ)」といって、昔ながらの、いか焼き、ポテト、焼そば、フランクフルト、
りんご飴、綿菓子、かき氷といった屋台はもちろんですが、金魚すくい、メダカすくい、射的にヨーヨー釣り、
スーパーボールすくい、くじ引き、などの遊べるものもいろいろとあります。
それに加えて、この頃、元町通り・宮通り周辺が頑張っていて、たくさんのお客さんで賑わっていますよ。
通り沿いの飲食店が、店を出しているところもあって、和、洋、中華、カレー、ケバブ、生ハム&ビールと、
おしゃれなものから、独自なものまで、昔ながらの屋台とは、ちょっと違う食べ物が楽しめて、オススメです。
とりわけ、8月13・14日の「さよなら夜店」は、夏祭りの踊りのイベントと同時開催ですので、とっても賑やかに盛り上がります。
普段の土曜夜店とは違い、踊りのメイン会場である「中央公園」(中央図書館の横の大きな広場です。)にも、
屋台がたくさん出ていますし、食べながら、ステージの踊りを見られるところもありますよ。
15日の花火会場でも、長く広い河川敷の観覧場所の後ろ手に連なって、たくさんの屋台や露店が並び、赤い光に心もワクワク。
一般に日本の屋台、露天でみられるお店は、ほぼ揃います。
あれもこれもと、「食い倒れ」ながら、花火を見るのもいいですよね。
まとめ
ばらの街「福山」の、ばら祭りと並ぶ、2大イベントの一つ、「福山夏まつり」。
そのフィナーレを飾る「あしだ川花火大会」は、ぜひ現地で見ていただきたいと、地元民から、日程、
交通規制や会場へのオススメの行き方など、飾りのない情報をお伝えしました。
私たちここに住むものが、心の中で大切に、そして楽しみにしている夏の行事を、「楽しかった」と振り返ることができる思い出にしていただけ
るとうれしいです。