お彼岸は、毎年3月と9月が時期とされ、その期間は春分の日と秋分の日を中日として前後3日間を合わせた7日間です。
その期間の初日を、彼岸入り、最終日を彼岸明けと言います。
お彼岸は、先祖の霊を供養し、極楽浄土へのお祈りをするという期間で、この時期にはお墓参りやお寺参りをすることが一般的です。
しかし、このお墓参り、お寺参りは、日本独自の風習で、他の仏教国などではされていません。
お彼岸時期にはお墓参り以外にも、「ぼたもち」や「おはぎ」をお供え物として作ることも昔からの風習として続いています。
ところで皆さんは、毎年お彼岸時期には、故郷に帰ってお墓参りなどができていますか?
仕事の休みが取れなかったり、遠方すぎて帰れなかったりという方も多いのではないでしょうか。
ではその場合、どうすれば良いのでしょう。
今回はそんな、今更聞くに聞けない、お彼岸のお供え物についての情報をご紹介します。
お彼岸のお供えは送ると失礼?遠方など手渡せない時にすべきこと
お彼岸に帰れず、お供えを手渡しで渡せない場合はどうすれば良いのでしょうか。
これ実は決まりは無いんです。
ですので、自分が送りたいか送らなくていいか決められる事なので、送られる側との関係性などを考慮して決めましょう。
お供えを送る場合には、まず相手先に帰れないので、お供えを送りたいという旨の連絡を入れることが大事です。
帰れないのはこちら側の都合ですので、申し訳ないという気持ちがしっかり伝わるように気を配りましょうね。
決まりがないとはいえ、連絡も入れずに物だけをポンっと送るのは、さすがに失礼と思われてしまうかも知れませんので、ご注意を!
お彼岸のお供えは何が良い?お菓子が苦手なら?相場や喜ばれる品物
お供えを送ると決まれば、次に決めなくていけないのは、送る物ですよね。
お彼岸のお供えには色んな種類のものがあります。
お菓子が苦手なようであれば、以下のようなものはいかがでしょうか。
・果物
・お線香、ロウソク
・故人の好物だったもの
・現金
直接渡せない場合は、現金以外のお供え物を送ることの方が多いです。
こうして見てみるとわかるように、これも決まりはありませんので、相手側に聞けるような間柄であれば、聞いてみるのもいいと思います。
聞けない場合には、日持ちするものを前提に選ぶようにすれば、受け取る側には親切ですよ〜。
送るお供えと一緒に、簡単にでもいいので、お手紙も添えると、相手方にも気持ちは伝わると思います。
また、お供えを選ぶにあたって、その相場は、3000円〜5000円のものが一般的のようです。
あまり高価な物や、現金を包んでしまうと恐縮されてしまいますので避けるようにしましょうね。
お彼岸のお供えはいつまでに送る?届けるタイミングのマナー
前述した通り、お彼岸の時期は、毎年3月と9月の春分の日、秋分の日を中日とした前後3日間です。
お彼岸の週より早過ぎても遅過ぎてもいけませんが、地域や家庭によって違いますので、送る日にちに関しても、相手側に確認をした方がいいでしょう。
大体の目安は、お彼岸入りの前日に届くのがベストではないでしょうか。
遅くても、お彼岸の中日の前には届くようするのがマナーですよ〜
また、お供え物に付ける“のし”ですが、これは購入する際に店員さんに、お供え用と伝えて適したものを付けてもらいましょう。
のしの色は地域によって違う場合もあります。
黄白:西日本
間違えると失礼になる可能性がある場合には、相手先の地域を考慮した、のしの色にするか、不安な場合は直接聞いてみるのが無難でしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今年のお彼岸は皆さん帰省できそうですか?
お彼岸は先祖を敬い、故人をしのぶという日です。
毎日忙しく働き、立ち止まることなく突っ走っている方もいらっしゃると思いますが、お彼岸ぐらいは故人を思い、家族や親戚との時間を楽しめる時間がとれるといいですね。
時間が取れそうにない方は、今回の記事を参考に、お供えを送ってみてはいかがでしょうか。