お彼岸に墓参りする理由や期間と服装など覚えておきたい大人のマナー

今年のお彼岸はお墓参りに行けそうですか?

お彼岸は年に2回、春分の日と秋分の日の前後に設定されており、この時期にはお墓参りなどに出かけ、ご先祖様に手を合わせ供養をするというのが一般的です。

 実家を出て遠方で暮らしている方など、忙しくてなかなか帰省する時間が取れなかったりという方もいらっしゃると思います。

帰省できそうにない方は、お供えを送ることもできますので、お手紙などを添えてお供えを送るのもいいでしょう。

お供えを送る際には、事前に実家など送る側に、「帰れそうにないからお供えを送ろうと思うんだけど」という旨を連絡してから送るようにしましょうね。

では、帰省してお墓参りをするという方、時期や作法などはご存知ですか?

服装や持って行くものなど、事前の準備が必要なものもありますので、今回の記事を参考に確認をしてみてくださいね。

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お彼岸に墓参りする理由は?お墓参りの文化と風習の由来



お彼岸の時期に「お墓参り」をするという風習は日本独自のものです。

インドや中国などの仏教大国でもそういう風習はありません。

ではどうして日本ではお彼岸にお墓参りをするようになったのでしょうか。

これは、春分の日と秋分の日の趣旨を知ると分かりやすいと思います。

春分の日:自然をたたえ、生物を慈しむ
秋分の日:祖先を敬い、亡くなった人を偲ぶ

日本に仏教が伝わる前から、日本人には、春には豊作を祈るために自然に感謝し、秋にはご先祖様を敬い感謝する気持ちが習慣としてあり、これが風習として現在まで受け継がれているという事なのです。

人間にとって、生きるためには食べる事は必要不可欠で、生かしてくれている自然や生物に感謝をする。

また、ご先祖様が居なければ今の私はいないという現実に感謝し、ご先祖を敬い故人を偲ぶという、とても尊い気持ちを、日本人は昔から持っていたのですね。 

お彼岸の墓参り期間はいつ?前後してもいい?お参りの時期



お墓参りに行くのは、いつがいいのか迷ってしまいますよね。

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お彼岸の時期は、3月の春分の日を中日とした前後3日間、9月の秋分の日を中日とした前後3日間です。

それぞれ1週間ありますので、この期間であればいつでも、お墓参りをすることが可能です。

お彼岸の期間外でも、お墓参りはいつでも大丈夫です!

この日でないとダメという決まりはありませんので、お彼岸時期に帰省できる場合には、実家や本家などに確認をして一緒にお参りするのも良いのではないでしょうか。

お墓参りをする時間について基本的に午前中が一般的です。

遅くなったとしても、夕方の早い時間までには済ませるようにしましょうね〜〜

お彼岸の墓参りの服装や持ち物などのマナーと正しい作法


お彼岸にお墓参りをする場合の服装は何を着たらいいのでしょうか。

礼服?略式の礼服?普段着?何でもいいの?と迷ってしまうことが多いですよね。

服装に関しても特別な決まりはありません

ただ法要をする場合は礼服を着るのがマナーです。

そうでない場合ならば、普段着でも構いませんが派手な色のものや短パンなどの軽装すぎるものは控えましょう。

では次に、お墓参りに持って行くものをご紹介〜

・数珠
・お花
・お供え物
・お線香
・ろうそく
・マッチ(ライター) 
・半紙

お墓を掃除するのに必要な掃除用具もお忘れなく!

・ほうき
・ぞうきん
・バケツ
・タワシ
・水

このお墓参りに作法がある事はご存知でしょうか? 

知らない・分からない、という方の為に、お墓参りの基本的な作法をご紹介しますね。 

お墓に着いたら、持参した掃除用具で、お墓をきれいに掃除しましょう。
掃除が終わったら、お花をお供えします。
両側対象にお供えするのが基本ですが、片方分しかない場合には、左側にお供えします。
お供え物をします。
半紙の上にお供えするようにしましょう。
線香に火をつけ、その火は手であおいで消します。
合掌
墓石よりも姿勢が高くならないように、しゃがんで行うのがマナー
片付けをして、持参したお供え物は持ち帰るようにしましょう。
置いたままだと鳥などが食べ散らかしてしまう場合があるので、持ち帰ることもマナーです。

以上が基本的なお墓参りの作法となります。

作法に関しては、間違えないようにと、あまり難しく考えずに、ご先祖様や故人を思う気持ちの方が大切だと思います。

まとめ


お墓参りの作法やマナーなど分からないという方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。

基本的な作法などは身につけておいて損はないので、これを機に覚えるといいかもしれませんね。

作法やマナーも、もちろん大事なことですが、それよりもご先祖様や故人を思う気持ちの方が、私は大切で重要なことだと思っています。

皆さんもお墓参りをする際には、手を合わせ、感謝の気持ちや近況報告などでもいいので伝えてみてはいかがでしょうか。

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