包丁がくっつかない切り方は?くっつく理由や研ぎ方についても!

主婦の皆さんは、毎日の食事の用意、大変ですよね。

その食事の用意でストレスの一つになっているのが、

包丁で野菜などを切ったときに、切った野菜が包丁にくっついてしまうこと。

トントントントンと小気味よく、素早く連続して切ることが出来ないことって

良くありますよね。

そんな包丁に食材がくっつかない方法について解説します。

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包丁がくっつかない切り方とは?

まず、前段で「トントントントンと小気味よく」と表現しましたが、

この切り方は、実は間違っているのです。

本来包丁は、押すか引くか、食材に対して刃の部分をスライドさせることで

切ることが出来ます。

「トントントントン」と音を立てて切るきり方は、スライドさせているのでは無く、

断ち切っている状態

この切り方では、食材がくっつく、くっつかない前に、

断面が押しつぶされた状態になり、おいしい物が作れるとは言えません。

よっぽど切れ味の良い包丁であれば、別ですけど。

また、のこぎりのように、ゴシゴシ何度もこすりつけて切るのも、

食材を押しつぶしてしまっています。

おいしく、キレイに、くっつかずに切る方法は、

まずは、食材に対し、手前から先へ刃の部分全体を使ってスライドさせ、

半分くらい切り、残り半分を先から手前へ同じように

刃全体を使って2工程で切ることによって、食材にも優しく、

キレイな断面で、包丁にくっつくこと無く切れると思います。

包丁がくっつく理由ってなに?

そもそも、何故、切った食材が包丁にくっついてしまうのか?

それは、切った食材の断面と包丁の表面が真空状態になることによって、

くっついてしまうのです。

主に水分の多い野菜、特にキュウリなどが良くくっつくと思いませんか?

通常は、野菜の断面や、包丁の表面は、いくらツルツルでも

多少のデコボコしている物です。

ですから、完全な真空状態になることはないのですが、

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野菜から出た水分がそのデコボコを埋める役目をし、真空状態を作ってしまうのです。

吸盤も少し濡らすとくっつきやすいですよね。あの原理と同じです。

世間一般にも、くっつかない包丁として、包丁が波打っていたり、

穴が開いていたりする包丁がありますよね。

あれは、食材の断面と包丁の表面に空気を入れることで

真空状態を作らないようにして、くっつき防止になっているのです。

包丁がくっつく時は研ぎ方で改善できる!

何はともあれ、包丁の切れ味が悪いと、食材がくっつく、

くっつかない以前の問題だと思います。

プロの料理人が使うような、切れ味バツクンの包丁であれば食材はくっつきません

(料理人の腕もありますが・・・。)

では、切れ味の悪い包丁はどうしたら良いか?

それは研ぐしかありません。

最近では、電動研ぎ器であったり、100円ショップにも売ってあるような

手軽なスライサーであったり、簡単に手軽に研ぐ為の道具もあります。

しかし、電動研ぎ器は、包丁の一部だけが削り取られて、

キレイなカーブが無くなってきます

簡単に出来るスライサーは、研いだ直後は切れ味が良くなりますが、

たすぐに切れ味は悪くなります

やはり、砥石を使って、丁寧に研ぐのが一番良いと思います。

一流の料理人は、上手に包丁を研ぐことが出来て一人前と言われます。

自分の包丁は人任せにせず、何年も繰り返し研ぎながら使って、

最初の長さの半分以上短くなるまで、大事に使われています。

そこまでとは言いませんが、主婦の皆さんも毎日食事を作られ、

大変かと思いますが、おいしい食事のためにも、

ご自分の包丁を丁寧に研ぎながら、大事に使って見られてはいかがですか?

まとめ

食材が、包丁にくっつくのは、食材から出る水分で、食材の断面と、

包丁の表面が真空状態になり起こる現象です。

ゆっくり丁寧な切り方で、くっつかないように切れるばかりか、

素材の味を活かした、おいしい料理も作ることが出来ます。

また、包丁の切れ味が悪い場合も、食材がくっつく原因になります。

切れ味が悪くなったら、包丁を研いでみるのも一つの方法だと思います。

ここで一つ提案です。

一流の料理人は、包丁は自分で研ぐのですが、主婦の皆さんは、

包丁研ぎはご主人に任せてはいかがでしょうか?料理など全くしないご主人でも、

まるで侍が刀を研ぐような気分で、いがいとはまっちゃうかもしれませんよ。

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