冬ならではの味覚といえば何を想像されるでしょうか?
お鍋やすき焼き、ふぐ料理、グラタンやシチュー・・・
そんな中、多くの方は「やっぱりカニ料理でしょ!」
と答えられるのではないでしょうか?
私も実はそんな中の1人でして、旅行ツアーに参加して
カニを食べにいったことも何度かあります。
とっても美味しいカニですが、ご家庭で食べるとなると、
生のカニはお値段が高い為になかなか手を出せない為に諦めてしまう、
といったことはありませんか?
生のカニよりはお値段が安いから、という理由で冷凍のカニを購入したとしても、
「やっぱり冷凍は冷凍ね・・・なんだかパサパサして水くさいわ。」
なんて思われることもあるかと思います。
せっかくならば最もおいしい状態でカニを存分に楽しみたいですよね。
冷凍カニの解凍方法には色々存在しますが、一体どれが正解なのでしょうか?
知っておくと得をする、そんな情報をお届けします。
冷凍カニを美味しく解凍する為には、基本的には長い時間をかけて
冷蔵庫で解凍するのが最もおすすめだと多く紹介されています。
しかしながら、カニの種類や部位によっては丸1日かかってしまう為、
手軽な解凍方法とは呼べません。
そんな中、「買ってきてすぐ食べたい!」という方にお勧めしたいのは
氷水につけて解凍、です。
日本経済新聞にも大きく紹介されたカニの氷水解凍。
一体どういった面でメリットがあるのでしょうか?
第一に、カニの旨み成分が保たれ、外へと流れ出る心配が少ないということ。
次に流水解凍に比べると水を出しっぱなしにする必要がなく、
非常に経済的であるということです。
尚、氷水解凍はどんな種類のカニであっても、
部位であってもおすすめすることが出来ます。
では、実際解凍までにかかる時間はどれくらいなのでしょうか?
答えは60~100分程度です。
尚、殻つきのものはカットされたカニと比べると時間を要する為、
100分程度かかるとご認識下さい。
流水解凍が20~30分程度要することと比べると確かに時間はかかりますが、
こちらの方が圧倒的に美味しく解凍することが出来ます。
ここでカニの解凍方法として紹介される、様々な方法をご紹介します。
まず一般的なのは先述したように冷蔵庫の中でじっくりと、
時間をかけて解凍する方法です。
その場合はカニを乾燥から守る為、カ二やその部位をキッチンぺーパーで包んで
輪ゴムで固定して下さい。
そしてビニール袋に入れ、解凍汁が外に漏れないようにしましょう。
尚、ここで注意頂きたいのはカニを置く向きです。
カニの甲羅は必ず下に向けて下さい。
そうすることで中身(カニ味噌など)が流れ出ることを防ぐことが出来ます。
次にご紹介したいのは自然解凍です。こちらはもっとも速い方法ですが、
一番のおすすめはアルミ製のお皿やお鍋の上にカニを置いて解凍することです。
このようにすることでアルミが熱伝導率をうまく高め、
ただ常温で放置しておくだけよりも早く、そして美味しく解凍することが出来ます。
しかしながら、こちらの方法はカニとアルミの接地面があってこそ成り立つ方法です。
よって毛ガニやズワイガニには適しませんので、
カニの種類には気を付けて最も適した方法をご選択下さい。
いかがでしたでしょうか?冷凍カニをご家庭で食べてがっかりした経験がおありの方にも、
是非今回ご紹介した「氷水解凍」をお試し頂きたいと思います。
こんな風に簡単に、リーズナブルに、そして美味しくカニを楽しめるのであれば、
冷凍カニも特別な日には是非食卓へと取り入れてみたいものですね。
様々な解凍方法が紹介されていますが、是非その時のニーズにあった方法で、
冬の味覚を味わってみて下さい。