冬の味覚の代表格といえば、甘くて濃厚な味わいが特徴的な
カニを想像される方も多くいらっしゃるのではないでしょうか？
寒くなってくると旅行会社などではカニツアーが決まって企画されるなど、
その人気度は他の食材と比べても飛びぬけていますよね。
そんな大人気のカニですが、みなさんは外食で食べる派でしょうか？それとも、
通販で取り寄せたりご近所のスーパーなどで購入したりしてお家で食べる派でしょうか？
とっても美味しいカニですが、カニそのものを購入するのは
どうしてもお値段がはってしまうものですよね。
そんな時に主婦にとって強い味方なのがボイル蟹です。
スーパーなどで手軽に、そして比較的安価で手に入れることが出来ます。
しかしながら、ボイル蟹は温め方を誤ってしまうと食感が理想通りにならず、
がっかりしてしまうことがあることも事実です。
こちらでは、そんなボイル蟹を最もおいしい状態で楽しんで頂く為に、
おすすめの温め方を紹介します。
そもそもボイル蟹は生のカニと比べ、とっても気軽に楽しむことが出来ます。
それでは何がそうさせているのでしょうか？
答えは、「茹で加減に失敗がない」ことにあります。
ボイル蟹はプロが茹でていますので、まず失敗がありません。
生のカニを素人が取り扱おうとすると
塩加減と茹で加減に苦労することが多いのですが、
そういった心配が不要です。
カニはそれら塩加減と茹で加減により大きく味が変わる為、
やはり経験が必要です。
そんな難しい部分を省いてくれるボイル蟹は強い味方と言えましょう。
では、ボイル蟹はどのように温めるのが最も正解なのでしょうか？
手軽で簡単で早いから、電子レンジで温めたらいいんじゃないの？
と考えられた方、ちょっと待って下さい。
電子レンジは急激に温度が上がる為、瞬時に解凍されてしまいます。
一般的に冷凍されたカニをそのまま茹でたり蒸したりすると、
急激な解凍によってカニの細胞が壊れ、旨みがすべて逃げてしまう為、
絶対にしてはいけません。
カニの身がパサパサになったり固くなったり、
へばりついて殻から剥がしづらくなる原因にもなりますので、
急激な解凍は避けた方が無難です。
最もおいしく食べる為には「蒸す」のが圧倒的におすすめです。
蒸して食べることで、ボイルされたての美味しさを味わうことが出来ます。
冷凍ボイル蟹を蒸す際には、まずはジップロックなどの密閉袋にカニを入れて下さい。
１５分程度氷水につけながら同時に水をかければ簡単に解凍することが出来ます。
もしも冷凍ボイル蟹ではなく冷蔵のボイル蟹を購入された際には、
こちらの工程は省いて頂いて構いません。
その後、蒸し器に入れて１０～１５分程度蒸してください。
尚、蒸し器が家にない！という方も安心して下さい。
ご家庭にあるお鍋やお皿で簡単に代用することが可能です。
まずは深めのお鍋をご用意ください。
次に、鍋の底にお椀を逆さまにして配置します。
そしてその上にお皿を置き、更にその上にカニを置いて下さい。
蒸す際には焦げ付かぬよう、お水が十分に足りているか、
定期的にチェックするようにして下さい。
いかがでしたでしょうか？カニは外で食べるもの、
と考えていた方もいらっしゃるとは思いますが、
上記の方法で蒸して食べれば、ご家庭でも十分に美味しいカニを楽しむことが出来ます。
安くて早くて美味しい！の三拍子が揃っていれば、
もう何も言うことはありませんよね。
生のカニを購入し、加工から全て行うのもひとつですが、
より手軽に食べられるボイル蟹は、忙しい現代人にとっては魅力的ではないでしょうか？
特別な日の夕飯に、是非一度ボイル蟹を取り入れてみて下さいね。