冬は、カニが美味しい季節ですね。
カニを食べ始めると、
いつの間にか無我夢中になって、
黙りこんでしまいます。
白いカニの身って、
なんであんなに美味しいのでしょうか。
しかし、カニは高価な食材だし、
そんなにいつでも食べられるものでは
ありませんよね。
チャンスは無駄にできません！
それなのに、なにかと予定がうまく運ばず、
せっかく解凍してしまった
カニが、食べられないまま冷蔵庫の中に！
そんなとき、せっかくのカニを
無駄にすることなんてできませんよね。
そこで、解凍したカニは、
いつまで食べられるものなのか、
賞味期限を調べてみました。
また、解凍したカニの保存方法についても、
ご紹介いたします。
買ってきたり、宅配で家に届いたときには
冷凍状態で、すぐに食べようと思って
解凍してしまったのに、
計画通りに運ばず食べられなくて、
どうしたものか困ることがあります。
そんな、いったん解凍したカニは、
いつまでが賞味期限や消費期限に
なるのでしょうか。
解凍したカニの消費期限は、
冷蔵保存でもだいたい2日後までと
いわれていますから、
賞味期限だと、1～2日ですね。
しかも、カニみそだけは、
できるだけ早いうちに食べる方がよいので、
身を食べる時まで置いておきたい場合は、
みそだけ取り出して、冷凍庫にしまう方が
いいほどです。
こうすると、手間はかかりますが、
新鮮なカニみそをおいしくいただけますね。
解凍したカニは、食べるまでの間、
冷蔵庫で保存しておきましょう！
カニの乾燥を防ぐため、また、
カニの汁で冷蔵庫を汚さないためにも、
ラップで包んでから全体を
新聞紙などで包み、さらに、
匂い移りを防ぐためにも、
ナイロン袋に入れておくといいですよ。
しかも、カニは魚介ですから、
冷蔵庫に保存するときも、普段から肉・魚を
保存している場所で、
できるだけ扉の開閉による温度差が
生じないようなところが、好ましいですね。
食べなかったからと、もしまた冷凍したら、
次に解凍したときは、確実に風味が落ち、
パサパサ感が出てしまいます。
冷凍の度に、身の中に含まれる水分が
氷（グレイズ）になって、
解凍されるときに溶けだしていくので、
繊維には穴があき空洞ができますし、
水分と一緒に旨み成分も失われて、
風味が落ちるうえに、保存中に乾燥していくことにも
なるからですね。
ですから、再冷凍はできない、
と思っておきましょう。
もし、どうしても食べきれなかったり、
食べるタイミングがなかったりして困ったら、
殻から身を出したほぐし身を、
ラップや冷凍用バッグなどで密閉して再冷凍し、
なるべく早いうちに加熱調理に使用するようにしましょう。
解凍したあとのカニから、さあ食べようと思ったら、
くさい臭いがする！
こんなとき、このカニは、
食べても大丈夫なのでしょうか。
カニには、多少独特の臭いはあるものなのですが、
それと、ツンとくるアンモニアのような腐敗臭との
区別をつけたいですよね。
カニは、時間がたつにつれ、
身が自己消化して、腐りやすい性質があるそうです。
そこで、船や浜で、獲れたての新鮮なうちに
ボイルされ、冷凍されることが多いのですね。
もしどこかの段階で
細菌が付いてしまっていたら、
さらに加速して腐っていきますから、
見極めが大切ですね。
甲殻類の食中毒は、症状が重くなりがちです。
もし、鼻にツンとくるような
アンモニア臭がしたら、
傷み始めている可能性があります。
甲羅が黒ずんでいたり、
カニから出たドリップが、
濁っていたり色が付いていたりしたら、
要注意です。
一度、流水で表面を洗い流してみてから、
鼻を近づけてみたとき、やはり臭うようなら、
残念ですが食べない方がいいと思います。
大丈夫そうだけどなんだか心配だな、
という場合は、しっかり火を通せるように、
加熱して食べる調理法をおすすめします。
例えば、殻ごと焼きガニにする、
殻から出した身を、チャーハンやパスタ、
雑炊などに入れて使う、といった方法もありますね。
また、臭いだけでなく、
表面がヌルッとしていたり糸を引くような状態は、
すでに腐っていて手遅れです。
それは教訓としておき、残念ですが処分しましょう。
カニが食べたい！冬になると、カニが美味しいですね。
しかし、食べようと思って、
冷凍のカニを解凍してしまったのに、
そんな時に限ってタイミングが合わなかったりして、
食べられないまま冷蔵庫に！
この解凍したカニは、
いつまでなら食べられるのか、
これはとても大切なことですよね!?
そこで、今回は、
解凍したカニの賞味期限や保存方法などを、
探ってみました。
臭いについては、
多少人間のカンに頼る部分もありますが、
そこは、普段の食管理にも通じていますね。
ズワイガニ、タラバガニ、・・・。
この次は、何ガニを食べられるか楽しみですね。