水を入れてコンセントさえ挿せれば、
すぐにお湯が沸かせたり、
保温機能でいつでもお湯を使えたりと、
とっても便利な湯沸かしポット。
寒い季節には、
温かい飲み物を飲む機会も増えて、
ポットが大活躍ですよね!
しかし、便利な反面、
ポットから出る蒸気が当たってやけどをしたり、
コードに引っかかってポットを倒し、
流れ出た湯でやけどをしたりという事故も
多く報告されています。
特に幼児の事故が多いですよね。
それに、湯気がいつも当たっていると、
家具が傷んでしまうのでは、
という心配もあります。
そこで今回は、ポットの蒸気対策を探り、
危険を回避できるグッズをご紹介します!
また、その仕組みやデメリットについても解説します。
ポットから出る蒸気には、事故の危険のほかに、
周りの家具が傷むのではないか、
また、結露の発生を酷くするのではないか、
といった心配をされる方もいます。
家具でよくあるのは、
棚の一部にポットや炊飯器を
収納するようになっているキッチンラックや
キッチンキャビネット。
それが木製だと、
機器の上部からでる蒸気が、収納箇所の天板部に
直接当たることもあり、傷みが心配になりますよね。
そこで、その収納部分の設置面になる板は、
引き出し(スライド)式になっていて、
使用時に前に出すことで蒸気を回避するデザインのものや、
天板や側面がステンレスなどの板が張ってあり、
水に強い設計になっているデザインなど、
工夫されたお洒落な家具も多くなりました。
また、ポットなど蒸気の出る電機製品を置く部屋は、
どうしても湿度が高くなり、
結露が増えてカビの原因になったりして困ることもあります。
そんな結露対策としては、窓の下部に張り付けて、
湿気や水分を吸収するような便利グッズも、
100円ショップやホームセンター、
ホームインテリアのお店で、
素敵な模様付きで手に入るようになりましたよね。
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このような結露給水テープなどを、
結露のできるところへ貼って傷みを回避しましょう。
しかし、もっと本質的になんとかできないか、
という希望をかなえるものがありました!
そこで、次にその商品についてご紹介していきます!
なんと、湯を沸かしても“蒸気が出ない”ポットが、
もう数年前から大手メーカーより発売されていますが、
ご存じでしたか?
そういえば、CMで見たような・・・と思い出しましたが、
結構普及してきているようですね。
ポットは、たいてい、
ふた部分を開けて給水するようになっています。
そのふたである上部に、
通常なら湯気が出る所があるのですが、
この製品はそれがなく、代わりにふたの中に、
発生した蒸気を冷まして水滴に戻し、
再び内部タンクに戻す仕組みが内蔵されているのです。
そのため、水減りも少なくすむそうなのですが、
すごいですよね!こんなことを思いつくなんて。
その「蒸気の冷却部分」は、
とても細くクネクネした通路を
蒸気が通っていくようになっており、
その間に次第に冷えていくという仕組みです。
この製品、蒸気が出ないだけでもすごいですが、
なんと、湯沸かし中の音も静かな「静音設計」なのも、
うれしいポイントです。
いつ湯沸かしをしているのか気付かない程だそうで、
それはまたすごいことですよね。
ちなみに、うちのポットは、
いつもゴーゴーうるさいので、
置き場所や湯を沸かすタイミングに気を使っています。
湯沸かしも、ついに「蒸気レス」の時代!
ポットもですが、なんと、
炊飯器にも「蒸気レス」のものがあります。
通常の蒸気が出るポットと比べても、
少し高価にはなりますが、やけどなどの事故を考えると、
それが防げるとなれば、
小さなお子様のいるご家庭などでは特に、
とても魅力的ですよね。
それに、蒸気による家具の傷みも
気にしなくていいので、置き場所の幅も広がります。
そして、逆に、
この「蒸気レス」ポットに、
何かデメリットはあるのかということですが、
まず、本体の高さが他の製品よりも少し高くなる
(ある製品では5㎝位)ことが挙げられます。
やはり、ふたの部分に、
蒸気を冷やす仕組みが内蔵されているためでしょう。
置き場所によっては、
今までのポットは大丈夫だったのに置けなくなった、
なんてこともあるかも。
あってもそれくらいのデメリットですから、
「蒸気レス」なポットはとても有益だといえますね。
やけどの事故や家具の傷みも心配な、
湯沸しポットの蒸気!
今回は、そんなポットの蒸気対策として、
湯気が出ない「蒸気レス」ポットの仕組みなどについて、
ご紹介しました。
蒸気が出ないから、
小さなお子様が湯気に興味を示して近づく心配もなく、
手をかざしただけではやけどもしませんね。
(ただし、お湯を出してしまわないように
気をつけてあげてくださいね。)
家電もどんどん進化していきますね!