新年度を迎える4月。
大学などの学校を卒業した新卒のスタッフが、
新たな目標を持って働きだす施設も多いでしょう。
高齢者にとっても、
新しいスタッフとの出会いは良い刺激になります。
そんな新卒スタッフが入居者に自己紹介する
絶好の季節が4月です。
新しいスタッフをただ自己紹介するのではなく、
外出などのレクリエーションに合わせて
自己紹介をしてもらってはいかがでしょうか？
今回は、4月におすすめのレクリエーション企画や、
レクリエーションでの自己紹介についてご紹介します。
レクリエーションの企画や、
自己紹介をレクリエーションに取り入れる際の
参考にしてみてください。
4月は気候的にも暖かくなるため、
外出など屋外で行うレクリエーションがおすすめです。
桜のシーズンでもあるため、
お花見レクリエーションを楽しむのも良いですね。
ここでは、4月におすすめの
レクリエーション企画についてご紹介します。
外出レクリエーションについては
後ほど詳しくご紹介するので、
ここでは室内で行う企画を説明します。
4月は気候も安定するため、外出しやすい時期になります。
しかし、4月でも雨の日や風の強い日もあるため、
その場合は外出レクリエーションを
中止しなければならないこともあるでしょう。
そんなときは、春の歌の音楽レクリエーションがおすすめです。
「春が来た」「春の小川」「さくらさくら」など、
春が題材になっている歌はたくさんありますよ。
花見レクリエーションの導入にもぴったりですね。
春に関係する歌は有名なものが多いため、
歌える高齢者も多くみられます。
歌詞カードを用意して、歌いやすい環境を作りましょう。
4月は桜をはじめ、
チューリップやパンジーなど様々な花が咲きます。
そのため、外出レクリエーションには
桜のある公園や植物園などがおすすめですよ。
しかし、花見を行う場所については
高齢者の身体機能も考慮しなければなりません。
ここでは、外出レクリエーションの際の
場所選びのポイントについてご説明します。
外出レクリエーションの場所を決める場合、
その場所が参加する高齢者の
身体機能に合ったところかどうかを考える必要があります。
移動の手段が車椅子の人や杖を使用する人など、
高齢者によって身体機能は様々です。
車椅子の高齢者の場合、
スロープのない場所では移動が困難になります。
また、高齢者は身体機能の低下からつまずきやすくなるため、
段差や砂利道の多いところは注意が必要です。
外出レクリエーションの場所を決める際は、
スロープの有無や道の状態を確認しましょう。
また、花見の名所などを
レクリエーションの場所に決めてしまうと、
移動が困難になります。
花をゆっくりみる余裕もなくなってしまうので、
人の多い場所は避けるようにしましょう。
4月は新卒スタッフが入る季節でもあるため、
レクリエーションの際に自己紹介をするのがおすすめです。
しかし、自己紹介をレクリエーションに取り入れる場合は、
自己紹介をしやすい環境を整える必要があります。
ここでは、レクリエーションの企画に
自己紹介を交えるコツについてご紹介します。
ひとつ目のコツは、
高齢者が自己紹介をしやすい環境を整えることです。
特に外出レクリエーションの場合は、
周りの声で自己紹介が聞こえにくいことがあります。
屋外と室内では自己紹介は声のとおり方も異なるため、
それも自己紹介が聞こえにくくなる要因の一つでしょう。
外出レクリエーションで自己紹介を交える際は、
人の少ない落ち着いた場所で
レクリエーションを行うようにしましょう。
参加する高齢者の人数を少なくすることも、
自己紹介の伝わりやすさにつながりますよ。
ふたつ目のコツは、新卒スタッフに
自己紹介で言うことをしっかり考えてもらうことです。
即興で自己紹介の内容を考えてしまうと、
上手く話がまとまらないこともあります。
考えながら話すということにより、声や口調がはっきりしないことも。
自己紹介の内容を事前に考えるだけでも、
自己紹介の伝わりやすさは変わりますよ。
新卒スタッフが自己紹介の内容に悩んでいたら、
趣味や特技などがないか相談に乗ってみましょう。
趣味や特技を自己紹介で話すことで、高齢者の関心を集めますよ。
4月は新年度ということもあり、
新卒スタッフが入ることで
高齢者の周りの環境が大きく変わります。
高齢者を取り巻く環境をより良いものにするためにも、
新卒スタッフとの信頼関係は重要と言えるでしょう。
レクリエーションで自己紹介を行うことで、
新卒スタッフと高齢者の間の距離を縮めることができます。
4月は新卒スタッフが緊張している時期でもあるため、
高齢者との関わりに早くなじめるようにフォローをしましょう。
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