寒くなり、いつでも温かい飲み物が飲めるポットが本当にありがたい季節となりました。
毎日使うポットですが、いざ洗浄してみると、茶色や黒の汚れが出てきてびっくりしますよね!
お茶やコーヒーを入れているわけでもないのに、このような色の汚れが付くのはなぜなのでしょう?
そして、これらの汚れの正体は何なのでしょうか。
今回は、ポットの洗浄で出てきた汚れについての解説、そしてポット掃除の頻度についてお伝えします!
ポットを洗浄すると出てくる茶色い液体、これは、水に含まれる鉄分や錆などの不純物がたまったものだと言われます。
水道水は十分消毒されていますが、水が流れてくる水道管の素材や使用年数、お住いの環境などにより、不純物が混ざる可能性はゼロであるとは言い切れません。
水を高温で沸かすことを繰り返すうちに、ポット内部に蓄積されるようです。
鉄分や錆は、過剰に摂らなければ体に影響することはないようです。
しかし、ポット内部の汚れの元になるので、不純物はできれば減らしたいですよね。
鉄分、錆などの水道水の不純物を取り除くフィルター付きシャワーなど、蛇口の先端に取り付けるだけの便利グッズが100円ショップその他に売っていますので、気になる方は使ってみるのもおすすめです!
では、ポットを洗浄した時に出てくる黒い粉のようなものは一体何なのでしょう?
これは、水に溶け込んでいるカルシウムなどのミネラル分、また消毒に使用するカルキが、ポット内部の熱により黒く変色した物のようです。
日本の水は軟水ですので含まれるミネラル分は海外ほど多くは無いのですが、ゼロではありませんので、長い期間の間にポット内部に蓄積してしまうのですね!
茶色の汚れと同様、もともと水道水に含まれる成分が蓄積したものですので体へ害を及ぼすものではありません。
ただ、気分としては、これらの汚れをきれいに取り除いて、クリアなお湯でホットドリンクを楽しみたいですよね!
水を沸かして保温するだけなので、ポットは一見汚れとは無縁なように思えますが、水に含まれるミネラル分の仕業で以外に汚れやすいものだという事が分かりました!
汚れが付着したまま使用し続けると、ポットの保温性能自体も低下してしまうようです。
では、いつもクリアなお湯を楽しむためには、どれくらいの頻度で洗浄をするべきなのでしょう?
ポットはほぼ毎日、しかも一日中お湯が入った状態で頻繁に使っている、という方であれば、1ヶ月ごとの洗浄をおすすめします!
そこまで頻繁ではない、という方でも、2ヶ月に一回は洗浄するようにしましょう。
ポット内部の汚れは水道水に含まれるミネラル分だという事をお伝えしましたが、これらはアルカリ性ですので、除去するには酸が効果的です。
身近な酸といえば、お酢、レモン、クエン酸などでしょうか。
シンクの水垢掃除にも便利なクエン酸を使った洗浄の例をご紹介しましょう。
・まずポット内部に水を満タンに入れ、クエン酸を大さじ1~2杯入れる
(※水1Lに対しクエン酸大さじ1を目安に!)
・沸騰させたあと3時間ほどそのままおく
・中のお湯を捨て、柔らかいスポンジで優しくこすり洗いする
(※タワシなど、キズが付きやすいものでこすらない!)
・再度、水を満タンにして沸騰させ、お湯を捨て、その後乾燥させる
ポット洗浄時に出てくる汚れは何かについて、そしてこまめなポット洗浄の大切さについてお伝えしました。
ポットの汚れは、水道水に含まれるミネラルや不純物が原因ですが、体には影響しないようで少し安心ですね!
綺麗なお湯をいつも楽しむために、1~2ヶ月ごとの洗浄が必要だということが分かりました。
これから年末、年始は人々が集まる機会も増えますね!
綺麗なポットで、美味しいドリンクを楽しみましょう!