アイロンは、衣類のしわ伸ばしに、そして洗濯ものが乾きにくい季節にも大活躍の、必須アイテムですね。
ところが、この頃アイロンの“スチーム機能”に注目が集まり、ちょっと驚くべき効果もあるのだとか!
今やスチーム機能だけの電化製品も登場しています。
アイロンのスチームには、いったいどんな驚きの効果があるのか、知りたいですね。
そこで今回は、アイロンのスチームの、しわ取りや消臭といったうれしい効果や、他にもある!?驚きの効果について、ご紹介します!
アイロンのスチーム機能の驚きの効果とは?
アイロンは、スチームを出さないで使う「ドライアイロン」と、スチームを出しながら使う「スチームアイロン」と、2通りの使い方ができます。
それは、衣類の素材によって使い分け、しわを取りやすくするためでもあります。
しかしこの頃、スチーム機能の蒸気には、しわ取りをするだけでなく、消臭の機能があることが知られてきました。
それは、「臭う」ということを科学的にみたとき、臭いの素になる粒子状の物質が、衣類の繊維についている状態だということから説明できます。
その他にも、同様に、粒子を繊維から引き離し、落とす力があることで、花粉症の人に大敵な“花粉”にも有効です。
また、アレルギーを引き起こすダニなどのアレルゲンの除去にも効果を発揮します。
さらに、高温の水蒸気をかけることで、細菌や雑菌を除菌することもでき、臭いの素となる菌にも効果的なので、臭いを取ることにもつながります。
つまり、アイロンのスチームを使うと、衣類を清潔な状態にしてくれ、気持ち良く着られるようになるわけですね。
アイロンのスチームを使うと衣服のしわ取りが格段に変わる!
一般に、綿・麻製品のしわ取りにはドライアイロンと霧吹きの併用、レーヨンなどの化学繊維製品には、スチームアイロンが適しています。
しかし、最近は、いろいろとデザイン性の高いものもあり、それぞれの取扱表示を確認して、細かく対応しなければなりません。
そんな時、スチーム機能を使って、直接アイロンを押し当てなくても少し浮かせてかければ、生地を傷めずにスチームと熱をかけることができます。
ニット物などは、直接アイロンを当てることができないので、この方法がおすすめです。ニットの繊維にスチームがかかり、繊維のヨリを戻してくれるので、しわが取れますよ。
収納してあったものを出して使うときなどの“畳みじわ“にも、とても役立ちます。
また、スチームの噴射力が強いアイロンなら、衣類をハンガーに掛けたままでも大丈夫なものも。
例えばスーツなどは、そう簡単に洗えないし、度々クリーニングに出すわけにもいかないので、自宅で簡単にしわ伸ばしができたら助かりますよね。
昔から、翌朝までにスーツのしわを伸ばしたいときは、お風呂場の湯気に当たるように吊るしておくとよい、といいます。
しかし、そんな時間もなく、今すぐにしわを取りたい時には、スチームの出番です。
スーツをハンガーに掛けた状態で、袖口や裾など、端を少しひっぱり気味にしながらスチームを当てていき、特にしわのある箇所には、たっぷりスチームが当たるようにしましょう。
そして、スチームを当て終わったら、全体の形を整えて、風通しの良いところでしばらく乾かしておけばOKです。簡単ですよね。
スーツ以外にも、お洒落着のワンピースなど、直接アイロンで押さえられないような衣類のしわ取りには、このやり方が便利ですね。
それから、ファー素材の付いた製品にも、このスチームが便利です。ファー部分は、使用している間に、少しずつ毛が束になって、フワフワ感がなくなってきてしまうことがよくあります。
そんなファーに、スチームの蒸気を当てると、再び毛の繊維がキレイに立ち上がり、ふわっとした風合いが戻ってきますよ。
アイロンのスチームで消臭もできるの?
先ほどの、スーツのしわ伸ばしですが、同時に臭いを取る効果もあるんです。
衣類の繊維に高温のスチームが当たると、水蒸気の小さな水滴が、繊維についている臭いの素になる粒子と、くっついたり包みこんだりした状態になります。
その後、衣類が乾く瞬間に、一緒に離れて蒸発したり、繊維から取れて落ちたりすることにより、臭い成分がなくなるのです。
それと同じことが起き、除菌や花粉落としとしての効果が、期待できるわけですね。
まとめ
この頃、アイロンのスチーム機能に、注目が集まっていますね。
衣類をキレイに保ち、気持ち良く着るためには、洗濯も大事ですが、アイロンのスチームもとても役立ちます。
そこで今回は、アイロンのスチーム機能の驚きの効果について、ご紹介しました。
これを機に、アイロンのスチーム機能を、ぜひ活用してみてくださいね。
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