夏本番です。暑いです!
そんな夏になると心配になるのが「電気代」ですよね。
特にペットがいるうちでは暑さ対策は重要課題。
熱い日中、誰もいなくてもクーラーをつけて外出しなければなりません。
ペット>>>>>電気代
ペットを愛するあなたならこの計算式になりますよね。
そうすると電気代がいくらになるのか…私もペットを飼い始めた時には不安に思いました。
ペットを飼うだけでお金がかかるのに、さらに電気代まで…。
そんな時に耳にしたの「冷房よりドライのほうが安いよ」という話士…。
そんなの都市伝説だろう。と思うかもしれませんが、それについて身をもって体験した話を書いてみようと思います。
ドライの電気だって一ヶ月にいくらくらいかかるの?
ドライのほうが電気代が安く抑えられるって本当?
この3つについて私の実体験を交えてお伝えしていけたらなあと思います。
ドライの電気代と冷房だとどっちが安いの?
私は2年前から猫を飼っていますが、それまででも自宅にずっといるのでクーラーは比較的使っていた方でした。
しかし、猫が来てからというもの、外出する時にもずっとクーラーをつけっぱなしですし、もちろん寝る時も冷房を付けて寝ていました。
朝も、昼も、夜も…。
前にクーラーを切ったのっていつだっけ?
そう思うくらいずっとつけ続けていました。
そんな家の電気代は
平成27年7月…9555円
同 8月…11333円
同 9月…7198円
平成28年7月…6864円
8月…8882円
中途半端なデータしかなくて申し訳ありませんが…。
ざっと見ても
一番暑い8月のデータで
平成28年…8882円
と、去年に比べて今年は2451円も安くなっているのです。
だいたい、夏に10000円切るなんていままででも無かったことです。
その理由として挙げられるのがやっぱり「ドライ除湿」でしょう。
ドライのほうが電気代が安いって本当?
ドライのほうが安いと言いましたが、そのあとにドライのほうが高くなることもある。と、気になる事が付け加えられていました。
それってどういうこと?いったいどっちなの?
その気持ちはよくわかります。
まずは、ドライ除湿がどのような仕組みで部屋の温度を下げているのかを説明しますね。
だって、除湿って湿気を取るものだから温度が低くなるなんてにわかには信じられませんもの。
私だってそう思っていました。
このサイトが詳しく説明してあるので一度見てみることをおすすめします。
http://www.daikin.co.jp/naze/html/a_4.html
説明すると…。
部屋から熱を追い出して部屋を涼しくすることを目的とする
ドライ→部屋の湿度を下げる
部屋の湿度を下げてさらさらな空気を排出することを目的とする
エアコンの冷房仕組みとしては、冷房は冷たい空気を部屋の中に入れて暑い空気を外に排出する 。という事をしているんです。
そして除湿冷房(ドライ)の仕組みとしては、エアコンが吸い込んだ空気から水分を排出し、熱交換器で冷やしてから部屋に戻す 。という事をしているんですね。
結構ありがちな勘違いとして、冷房もエアコン本体から空気を吸って部屋の中の空気を循環させている。と思いがちです。
それをしているのは除湿であって、冷房はまた違うんです。
ここが電気代の分かれ目となってくるんですね。
ってか、明らかにどちらの方が機械的に動いているかはっきりしていると思います。
しかし、これに当てはまらないパターンもあります。
それがドライを使っていたら冷房を使っているときよりも電気代が高くなってしまった!
というパターンです。
言ってること違うじゃん!ガルルルル!
まぁまぁそう噛みつかない。
これにはエアコンの機能が関係してきます。
上で紹介した除湿機能は
空気を吸い込んで熱交換器で冷やし部屋の中に戻す
これでしたね。
しかしエアコンの機種の中には
空気を吸い込んでエアコンの中でもう一度温めなおして部屋の中に戻す
こういう「再熱除湿」という機能を搭載しているものがあるのです。
つまり、温めなおすというワンクッションが入ることで、除湿よりも冷房よりも機械が動くことで電気代が高くなってしまうのです。
冷やすことより温めることの方が電気代が高くなるのは周知の事実だと思います。
これは本末転倒!
なので、除湿を使う際には、自分の使っているエアコンが「除湿」なのか「再熱除湿」なのか知っておくことが大切になります。
温度が下がるから除湿だろう、と考えていたら途中からエアコンが気を利かせて再熱除湿に切り替えていた。なんてこともあるようですので、不安な方は一度メーカーに問い合わせしてみるのも手ですね。
また、除湿や冷房などを上手に活用するためにも、1年に1度、ないし2度はエアコンクリーニングをおすすめします。
私の家でも、エアコンを購入して3年目で初めてクリーニングをしてもらいましたが(遅すぎだろ)、これがまた涼しい空気が出てくるようになるんですよ。
私の家ではハウスクリーニングの業者さんに頼みました。
少しお金はかかりましたが、その分、電気代でカバーできたように思います。
このように、除湿を使うだけでなく、エアコンのメンテも電気代を大きく変えてくると思いますよ。
ドライの電気代は一ヶ月にいくらくらいかかるの?
さて、上でも電気代を挙げて書いたように、なぜ今年はそんなに電気代が安くなったのか。
それは今年はずっと「ドライ除湿」で涼を取っていたからです。
冷房を毎日使い続けた時の電気代が11333円ですので、夫婦二人の電気代の平均がだいたい8000円ほどですから高い方です。
それもそのはず、朝から晩までずっと「冷房」を使い続けていましたから。
下手したら24時間3日間くらいつけ続けていたこともあります。
毎年暑いですものね。自分のためだけでなくペットのためにもエアコンは必要不可欠ですよね。
そんなエアコンですが、今年は「ドライのほうが安い」という言葉を信じて「ドライ除湿」でひと夏超えてみよう。という作戦に出ました。
ちょっとドキドキですよね。
これで例年よりも電気代が高かったらどうしよう…。
結構頻繁に電気メーターを見に行ったりして自分で電気代を計算していました。
すると…。なんと今年の8月の電気代は大幅に減って8882円だったのです。
パチパチパチパチ!
やっぱりドライのほうが安いというのは本当だったんだ!!
浮いたお金をお酒に当てて…むふふ。
なんて無駄遣いを考えてしまう私ですが。実はドライのほうが電気代が高くなってしまうことがあるそうです。
まとめ
それでは簡単にまとめてみましょう。
エアコンを使う際に、冷房よりドライのほうが安いというのは本当です。
私も冷房からドライに切り替えてひと夏使ってみましたが、去年より約2000円も電気代が安いという結果が出ました。
ドライがなぜ安いのか。
それはエアコンの仕組みにあります。
冷房は部屋を冷やすために室外機から冷たい風を入れ、それをエアコン本体に通し、暑い空気を外に逃がします。
それに対し除湿は、部屋の空気をエアコン本体から吸い込み、そこから除湿して冷たい空気に冷却してエアコン本体から排出します。
この動作の違いが電気代の差となってくるのです。
ただし、エアコンの機能に「再熱式除湿」が採用されている場合は例外です。
除湿した空気をもう一度良い温度に温めて排出する、というワンクッションが電気代を跳ね上げます。
つまり
除湿>>冷房>>>再熱除湿
こうなるわけです。
これを注意して上手に除湿と冷房を使い分けてください。
ちなみに、ただの除湿はかなり体感的に「寒く」感じることがあるのでそこも要注意となります。
特に女性は身体が冷えすぎてしまうことも気を付けなければなりませんね。
こんなわけで、私の家ではこれからも冷房ではなくドライを採用していくことが決定しました。
皆さんの家でも、ドライをトライしてみてはいかがですか?