猫って本当にかわいいですよねぇ…。
かまってほしい時にはすり寄ってくるくせに、気分が乗らないと「触るな」とばかりにどこかへ行ってしまう。
そんなツンデレ具合もたまりません。
そんな猫ちゃん、家猫の場合には特に飼い主さんが遊んであげる時間が何よりのストレス発散になると思います。
しかし、そのおもちゃも使いようになっては危険なものに!!
そう、そのおもちゃを誤飲することによって猫ちゃんの命にもかかわってくるのです。
そこで今回は、
猫がおもちゃを誤飲したときにする検査はどういうものがあるのか?
そのおもちゃを取り出すための手術費用はどれくらいかかるのか?
などについてお伝えしていきたいと思います。
大切な家族に何かあってはいけません。
注意をして何買ったらすぐに対処できるようにしておきましょう!
猫がおもちゃを誤飲してしまったときには?
猫がおもちゃを誤飲してしまった!
猫はおもちゃが大好きです。
子ねこの時には特に動いたりするものやひもなどが大好きですよね。
遊んで噛んでいるうちに飲み込んでしまった!なんてことも往々にしてあります。
いつも気を付けてみているから大丈夫!と思っていても、ふと目を離したすきにおもちゃが食いちぎられてなくなっていた!なんてことあります。
かく言ううちの猫も、この間あまりにも遊んでほしくて隠しておいたおもちゃを戸棚から引っ張り出して紐をかみちぎり飲み込んでいました。
そのあと吐き出してくれたから良いものの、あのままだと思ったらゾッとします。
そんな猫の誤飲ですが、誤飲をするといったい猫にどのような症状が現れるのでしょうか?
・えづいて吐こうとするけれど何も吐けない
・ぐったりして元気がない
・食欲不振になる
・呼吸困難になる
・チアノーゼを起こしている(酸欠になり口の中の粘膜が青紫になる)
猫はよく吐く生き物ですから、長毛の猫などは良く毛玉を吐くと思います。
しかし、それでも何度かえづいて吐けないこともありますよね。
そんな時は毛玉ではなく誤飲を疑ってみることも必要です。
家の中で猫が飲み込んでしまったものは無いか、またその可能性があるおもちゃや雑貨などもきちんと隠しておきましょう。
特に子ねこは、じゃれているうちに誤っておもちゃを飲み込んでしまいます。
おもちゃの中には小さなネズミなどあり、大人の猫でも口に入ったら飲み込んでしまう可能性もあるのです。
そういう点でも常に気を付けておくことが大切になってきます。
じゃぁ、猫がもしおもちゃを誤飲してしまったらどうすれば良いか…。
聞いた話では、猫がプラスチック製のネズミのおもちゃを誤飲してしまったかもしれないと話す飼い主さんがあわてて動物病院に駆け込んできたそうです。
医者はレントゲンを撮りましたが、プラスチックはレントゲンには映らず、飲み込んでいるかどうかの事実が把握できませんでした。
その後自宅に戻った猫は、そのおもちゃを自力で吐き出して事なきを得たそうです。
このように、チアノーゼを起こしていたり中毒症状が出ている場合を除いては慌てて病院へ連れて行っても杞憂に終わることがあります。
出来れば2日長くて3日様子を見て、吐き出さずうんちにも出ない場合には一度病院へ連れて行くことをおすすめします。
もちろん、嘔吐が止まらなかったり水が飲めなくなってしまったりする場合には脱水症状が出てしまうので早めに獣医にかかるようにしてください。
ただ、そうはいっても飼い主としては一刻も早く助けてあげたいものです。
そういう時には医者に連れていき診察してもらい、「吐き薬」などを処方してもらうのも手だと思います。
猫がおもちゃを誤飲したときどんな検査をするの?
さて、上で少し書きましたが、猫が誤飲をしてしまったときにいったいどんな検査をするのでしょうか?
・体重測定
・血液検査
・脈の測定
・レントゲン
・バリウム
良く猫を病院に連れて行くとまず触診をすると思います。同時に体重を測って体温も計ってくれます。
それ以外に何か病気がないかどうか、血液検査や脈を測って調べます。
ここで胃腸炎や尿路結石、その他の異常が無いようでしたらレントゲンを撮って異物を誤飲していないかどうか確かめます。
この場合、レントゲンでは金属などは映りますが、プラスチックや毛糸などは映りません。
なので映らなくても具合が良くならない、吐き戻しを繰り返すようでしたら今度はバリウムでの検査となります。
バリウムまで行くと何が詰まっているのかは明白に見えてきますので、その後内視鏡で取り除くか開腹手術をするかどうかが決まってきます。
猫が誤飲した場合の手術の費用は?
猫がおもちゃを誤飲した際に、自力で吐き出すことができないときには種々をしなければなりませんが、その際に気になるのがやはり
手術代がどれくらいかかるのか?
ですよね。
保険に入っている場合や、その病院によっても変わってきますが、1つの例として挙げておきます。
誤飲によって手術した例
血液検査3項目2380円×2回=5,140円
血液検査5項目3330円×2回=7,200円
レントゲン(バリウム造営)1回 7,620円
注射・点滴 3330円×6回=21,600円
手術・麻酔 1回 28,570円
ガス麻酔 1回 4,760円
内用薬7日分 1,180円
税込みで88,680円
これはとある病院で手術を受けた際の明細から記載しています。
保険に入っていない状態ですと大体入院前の検査も含めてだいたい10万円くらいだと考えればよいと思いますが、上にも書いたように病院によっては高くなりますし、安いところもあるでしょう。
ネットによっては17万円かかったなんて記事もありますし、その猫の病状や体力年齢によっても値段は変わってきます。
誤飲をした後に悪くなってから連れて行った場合もやはり高くなるケースがあるようです。
上の方で「様子を見ましょう」と書きましたが、出来れば飼い主さんの判断で「早め」の行動が大切です。
また、連れて行っても良いものかどうか悩んだ場合には一度、動物病院の方へ電話をしてどういう状況なのか、また連れて行っても良いものかどうか?なのかを聞いてみてください。
まとめ
それでは簡単にまとめてみますね。
猫がおもちゃを誤飲した際に、その症状としては
・口をパクパクする
・えづくけれど吐けない
・元気がない
・食欲不振
・呼吸困難
・チアノーゼ
などの症状が現れます。
2.3日様子を見て食欲が無かったり、うんちで出なかったりしたら病院に連れていきましょう。
ただし、2日以降からは体力も低下してきますし、水も飲めず脱水症状を引き起こす恐れがありますのでできるだけ早く病院の方へ連れて行ってあげてください。
その際に連れて行って良いものかどうか迷ったら一度かかりつけの動物病院又は緊急の動物病院へ電話をして訪ねてみてください。
病院では・触診
・体重測定
・血液検査
・脈の測定
・レントゲン
・バリウム
などの検査をします。
胃の中に異物が確認されたらその後内視鏡か開腹手術をすることになります。
その費用はおおよそ10万円。高くて17万円くらいでしょう。
しかしかかった病院やその猫の年齢体力などによってその値段も変わってくるので、不安に思うようでしたら一度病院の方へ聞いてみることをおすすめします。
大切な家族ですので、しっかり診察してもらってしっかり治してもらいましょう。
そして何より、誤飲をさせないためにも普段噛んでいるもの、飲み込みそうなものなどを目につくところに置かないように気を付けましょう。
楽しく一緒に暮らせるように、一度周りを見回してみてくださいね☆彡