白菜のおいしい季節ですね。
鍋や炒め物にするのも良いですが、「漬物」もおすすめです。
手軽にたくさんの野菜が摂れるということで、最近は若い人の間でも人気があります。
今回は、冬に自宅で白菜の漬物をする際の、正しい保存方法と
保存期間についてまとめてみましたので、ご紹介したいと思います。
白菜の漬物は、他の漬物に比べると日持ちしません。
保存可能な期間は、漬けたその日から数えて、10日〜2週間ほどです。
漬けてから食べごろになるまで3〜4日置いておかなくてはいけませんので、
実質、一週間かそこらで食べきらなくてはいけない計算になります。
白菜の漬物は、あれこれ調味料を使わない、シンプルな塩漬けが基本のため、
このように、保存期間も短くなっています。
保存期間内であっても、白菜の漬物は、日が経つにつれ、
だんだん酸っぱくなっていきます。
これは白菜の特徴で、食べても特に身体に害はありません。
酸っぱいのが苦手な人の中には、白菜が少しでも酸っぱくなって来たら
捨ててしまうという人もいるようですが、こういった味の変化も、
白菜の漬物の醍醐味と思って、楽しんでいただければと思います。
白菜の漬物は、漬物容器に重しをして、一週間ほど、涼しい場所に置いて保管します。
冷蔵庫に入れておかなくても大丈夫です。
冬は屋外が氷点下の気温になることもありますから、
外で保存する方が良いくらいです。
室内に置く場合は、暖房のガンガン効いている温かい部屋ではなくて、
なるべく人の立ち入らない、気温の低い部屋に置くようにしてください。
気温の高い所に置いていると、雑菌が繁殖しやすくなり、カビの原因になります。
白菜は、漬けているうちに自然と水分が出てきます。良い白菜ほど、
水分の量は多くなります。
この水分が漬物容器の中に留まっている時間が長くなると、
雑菌が繁殖しやすくなりますので、白菜を漬けたら、
一週間くらいを目安に食べきるようにしましょう。
このように日持ちしない白菜の漬物ですが、いよいよ腐ったときには、
次のような状態になります。
・異臭がする
・カビが生えている
ちなみに、白菜に黒い点々がついていることがありますが、
あれはカビとか毒ではないので、食べても大丈夫です。
腐敗が進むと、見た目でもはっきり“腐っている!”とわかるようになります。
一番見分けがつきにくいのは、“見た目は問題なさそうなのに
何か異様な臭いがする”というときでしょう。
というのも、白菜はもともとにおいの強い野菜なので、
つんと鼻につくわさびのようなにおいや、酸っぱいにおいがしたからと言って、
それが、ただちに、白菜が腐っていることを示すわけではありません。
もちろん、腐っているときには、独特の腐敗臭がありますので、
かいだらすぐにわかると思います。
腐っているような変な臭い、プラス、白菜の漬物の色が全体に黒ずんでいたら、
まちがいなく腐っていると思って良いでしょう。
いかがでしたでしょうか。
白菜の漬物の保存期間は、漬けてから一週間〜10日程度です。
3〜4日で食べごろになりますので、そこから一週間以内には食べきってください。
保存するときは容器に入れて涼しい場所に置いておきます。
白菜からどんどん水分が出ますので、あまり保存期間が長くなると、
そこから菌が繁殖して腐ることがあります。注意してください。
色が黒っぽくなったり、カビが生えたり、腐ったような臭いがし始めたら、
食べると危険ですので、残念ですが廃棄しましょう。
以上、参考になりましたら幸いです。