冬は白菜のおいしい季節ですね。
お漬物にすると、長く食べられて、
そしておいしいので、おすすめです。
今回は、ご自宅で簡単にできる白菜漬けの作り方について、
古漬けと浅漬けの二通りの方法を、ご紹介したいと思います。
白菜の古漬けの作り方です。
二度漬けすることで、味に深みが出ます。
塩の量が、そのつどの白菜の重さに応じて
細かく決まっていますので、必ず、秤を用意してから
作り始めるようにしてください。
【材料】
白菜:2株
昆布:11cm
鷹の爪:2個
塩:適量(白菜の重さによる)
白菜は、根元を切り落とさずに、丸ごと、
縦4つに切って、水で洗い、天日干しにします。
白菜の重さを量り、その3パーセントの重さの塩
(白菜が1kgだったら30gの塩)を、
白菜にまぶしてこすりつけ、袋に入れて、
白菜の2倍の重量の重しをして、
1~2日、水が上がってくるのを待ちます。
水が上がってきたら、白菜を取り出して、
全体をきゅっと絞って水気を切ります。
そうして再び、重さを量ります。
今度は、その1%の量の塩をまぶして、
いよいよ本漬けに入ります。
本漬け用の容器(一回目に漬けたときよりも
小さい容器で足りるはずです)に白菜を詰めて、
半分に切った昆布と、種を取った鷹の爪を
一緒に漬け込みます。
先ほどと同じように重しをして、
水が上がってきたら、重しを軽いものに替えて、
一週間ほど置いておくと、完成です。
置いておく場所は、気温の低い場所がおすすめです。
冬はベランダに置いておく人が多いようです。
もし、ベランダに適当なスペースがない場合は、
部屋の中でも大丈夫です。
ただし、暖房の効いている部屋は避け、
なるべく人の出入りの少ない、
涼しい部屋に置いておきましょう。
浅漬けの作り方です。3〜4時間で出来ますが、
漬け時間が短い分、傷むのも早いため、
一度にあまり多くは作れません。
バットを、同じ大きさのものを二枚用意してください。
【材料】
白菜:1/8カット(約300g)
塩:白菜の重さの2%
昆布:3g
白菜は、根元を落として3〜4cmのざく切りにします。
分量の塩をまぶして、昆布といっしょに、
ジップロックなどの密閉できる袋に入れます。
袋のまま、バットに平らに広げ、
上にバットを重ねて置き、
その上から、白菜の倍の重さの重しをのせて、
冷蔵庫に入れます。
3~4時間ほど漬け込めば完成です。
冷蔵で3日間保存できます。
そのつど食べる分だけ袋から取り出し、
残りは、空気が入らないよう、
しっかり封をしてしまっておいてください。
空気に触れると、白菜が傷みやすくなります。
たくさん作って余った白菜漬けは、
アレンジして、メインのおかずにしてしまいましょう。
白菜漬けの味を生かしたアレンジレシピとしては、
“シンプルにごま油で炒める”のが、
もっともおすすめの食べ方です。
さらに、椎茸、にんじん、しめじなど、
冷蔵庫の中で中途半端に余ってしんなりしている野菜を
一緒に加えて炒めると、彩り豊かな野菜炒めになります。
野菜を上手に使いきれて、栄養も摂れるのでお得ですよ。
また、余った白菜漬けを豚しゃぶの鍋に入れると、
白菜漬けの酸っぱい旨味が、鍋の中で、
良いアクセントになります。
いかがでしたでしょうか。
今回は、白菜漬けの作り方について、
古漬けと浅漬けの二通りの方法を、ご紹介してきました。
本格的な二度漬けをおこなう古漬けか、
手早く作れる浅漬けか、お好みに応じて、
ぜひ、チャレンジしてみてくださいね。
参考になりましたら幸いです。