夏だ!暑いぞ!耐えられん!
なんて、夏になると私はどうしてもこんなことを叫びたくなってしまいます(笑)
そしていつも夫に「そんなこと言ったって涼しくならないよ」と諭されるのです。
でも、こんなに暑くちゃ夏バテしちゃうよ。
そうそう、夏と言えば「青い海、白い雲、ビキニのおねちゃ…」いえいえ、うなぎですね!!
夏バテ解消にはうなぎが一番と言われます。土用の丑の日なんてうなぎやさんはてんやわんやです。
夏バテが解消されるなら私だって毎日うなぎを食べたい!
でもうなぎは高いからそうそう買えない!
そもそも、本当にうなぎは夏バテに効くの?
疑い深い私は今この瞬間そんな疑問にぶち当たりました。
そこで今回は、うなぎは本当に夏バテ解消に効くのか。
また、うなぎはどんな栄養素が入っているのか。などを重点的にお伝えしていきたいと思います。
私と一緒にうなぎについて詳しくなりましょう!
ちょっとした集まりでうなぎについての知識をひけらかしちゃいましょうね(笑)
丑の日にうなぎをなぜ食べるの?
そもそも、私たちはなぜ夏になるとうなぎを食べる習慣があるのでしょう。
うなぎはスタミナがつくから?
うなぎは栄養素がたっぷりだから?
それもあるようですが、実はその理由はこんなところにあったのです。
昔々、江戸時代のことでした。
その頃はうなぎはそう高級品でもなく、あまり親しまれてもいませんでした。
うなぎ屋はいつもお客が来なくて悩んでいます。
そんな夏の日。
うなぎ屋ご主人は、かの「平賀源内」にこんな相談事をしたのです。
「いや~~旦那。あっしは自分の店のうなぎに関してはほかに引けを劣らないほどの自信があるんでさぁ…。でもさっぱり売れなくてほとほと困っちまって…。」
涙ぐみながらそう話すご主人に、平賀源内は少し悩んだ後、手をポンとたたきこう言いました。
「それならご主人、妙案がある!これを外に貼ったらよろしい。」
そこには<土用丑の日はうなぎの日>と書いてありました。
売れないならこじつけて売ってしまえばいい!大胆な戦法ですね。
平賀源内はそのキャッチコピーを店の外に張り付けることで、「土用の丑氏の日にちなんで”う”から始まる食べ物を食べると夏負けをしなくなる!」というジンクスを人々に植え付けたのです。
それはあっという間に浸透し、そして人々は、土用の丑の日にうなぎを食べるようになりましたとさ。めでたしめでたし?
なんということでしょう。
これが土用の丑の日の始まりなのです。
え?うなぎの栄養とか関係ないの?
これを聞いて私も思いました。
これってただ単にバレンタインデーと同じじゃん。
平賀源内の思い付きかよ!!
盛大に突っ込んだのは言うまでもありません。
私たちは現代でも、そのキャッチコピーに踊られているというわけなのですね。
とほほほ。
丑の日にうなぎを食べるのは夏バテに効果的だから?
でもさ、うなぎが夏バテにいいってこの時代まで語り継がれてるわけだから、それはやっぱり根拠があっての事でしょう?
私だって今まで夏バテにはうなぎ!と思い込んでいたので、にわかには信じられませんでした。
なにより、そんな思い付きのキャッチコピーに踊らされていたなんて癪に障ります(笑)
そこで、なんとかその馬鹿らしい話を覆すことができないかといろいろ調べてみました。
すると…。
うなぎは炭水化物や脂質・タンパク質のバランスがとても良く、各種ビタミンの豊富な食べ物だという事が分かりました。
ほら~~やっぱりうなぎはマルチな食べ物じゃない。そんなに栄養があるならだから夏バテに効果があるんでしょ~~?
そんな私の高くなった鼻を、夫がへし折ったのです。
「でもね、それだけ栄養が入っていても、実質夏バテに直接効果のある栄養の分量はすごく少ないんだってさ。」
ぐぬぬ。な…なんだとぉ…。
じゃぁ、何で夏バテが起こって、どういうものを食べたらいいってのさ!
憤怒の表情を浮かべる私に旦那はこう説明してくれたのです。
夏バテを防止するのに必要な栄養素は?
そもそも夏バテとは、代謝栄養不足と冷たいものを食べたり冷たいものを飲みすぎる事によって、胃酸が薄まって消化不良を起こしたり腸が正常に機能しなくなり衰弱してしまうことで身体が変調をきたすことを指すそうです。
そんなこと言われたって、夏場は外は暑いし中は寒いし、水分だって摂らなきゃいけないって言われるじゃん!
ごねる私に夫はこう説明してくれました。
バテるのを解消するためにはこんな栄養素を摂取することが効果的。
必要な栄養素は
ビタミンB1
ビタミンB1は炭水化物などの糖質をエネルギーに変えてくれる役割を果たしてくれます。
これにより、疲労回復をしてくれるのです。
ビタミンB1の代表的な食材は
豚肉
ごま
うなぎ
かつお
大豆
玄米
アリシン
アリシンは、ビタミンB1をさらに効率的に活かせる栄養素です。
アリシンが入っている食材を食べることで、疲労回復パワーがさらに増加することになります。
アリシンが多く含まれている食材は
にんにく
にら
らっきょう
ネギ
クエン酸
運動した後などに「うわー乳酸がたまってつらいわぁ」などと耳にしますが、実はこの乳酸は疲労を回復させるキーパーソンなのです。
クエン酸を摂ることで、乳酸をエネルギーに変換することができるのです。
これは私も知らない情報でした。ほえーー。
クエン酸が多く含まれている食材
レモン
酢
梅干し
ふむふむなるほど。
これらの中の栄養素が全部入っている料理…。ちょっと考えてみたのですが。
私はかつおのたたきを推薦したいと思います。
かつおのたたきってすんごい美味しいですよね。
このかつおたたきですが…。
ビタミンB1のカツオ
アリシンのにんにく
クエン酸のポン酢
これが全部入っているのです!
おお~これぞマルチの食材。
ほかにもビタミンB1の豚肉にニンニクとちょっとのレモン汁でさっぱりとしたごまダレを作って、あっさり冷しゃぶなども良いですよね。
うわ~~考えただけで美味しそう。
ちょっと工夫をすればたくさんの料理ができます。
これらの食材を使用して、夏バテを乗り切りましょう!
えいえいお~~。
まとめ
さて~~。なんだか長くなっちゃいましたがここで簡単におさらいをしていきたいと思います。
丑の日にうなぎをなぜ食べるの?
平賀源内のうなぎを売るための戦略から始まった
丑の日にうなぎを食べるのは夏バテに効果的だから?
一概にそうとも言えない
夏バテを防止するのに必要な栄養素は?
ビタミンB1<豚肉・ごま・うなぎ・かつお・大豆・玄米>
アリシン<にんにく・にら・らっきょうネギ>
クエン酸<レモン・酢・梅干し>
いかがでしたでしたか?
夏バテにはうなぎ!と思い込んでいましたが、実はうなぎよりも効果的な食べ物がたくさんあるのです。
うなぎは高いからあまり食べられませんが、ほかの食材でしたら安価ですし食べやすいですね。
これを習って、私も今年の夏はばっちり乗り越えられそうです!
皆さんも、上手に上の食材を使って健康に夏を乗り切ってくださいね!検討を祈ります!