うどん県としても知られる香川県ですが、アートの島として知られる「直島」も香川県です。
直島では瀬戸内国際芸術祭が2010年から開催されて依頼、3年に一度の開催で、直近では2016年に開催されました。春、夏、秋と期間限定で直島以外に瀬戸内海に点在する島々でたくさんのアートが展示されたりと、島々で盛り上がりを見せています。
2016年の来場者数は約107万人と年々増えており、次回は2019年に開催予定です。アートが好きな方にはたまらない島であることには間違いありませんが、そこまでアートに興味がなくても十分楽しめる島の要素がたくさんあります。
今回は私の訪れた男木島、女木島、直島のオススメスポットをご紹介していきます。
直島の春休みの混雑具合は?
直島はメインとなるエリアが3箇所(宮之浦エリア、本村エリア、ベネッセハウスエリア)に分かれています。
場所によっては入場制限があったり、完全予約制のところもあるので、まずは行きたい場所を予め決めておくことをオススメします。
ディズニーランドと同じで、見どころがたくさんあり、とても1日では周りきれません。どこから先に行くかをある程度、決めておいた方が時間を有効に使えると思います。
私が訪れたのは2016年3月20日。ちょうど20日は芸術祭が開催される日で、日曜日だったこともあり、朝10時に開館する地中美術館へは10時に着いたにも関わらず、かなりの人だかりでした。
当日は入場制限があり、整理券を配っていました。
入れるのは12:30からでしたが、予定していた計画が振り出しに戻りました。きちんと下調べをしてこなかったので、仕方がないですが、もっと遅くに行っていたらきっと入れないところでした。
芸術祭が重なる時期に地中美術館へ行こうと考えている方はまずは最初に整理券を取りに行くことをオススメします。
直島の観光時間はどのぐらい?
直島で一番人気の地中美術館(ベネッセエリア)は1時間ほどで周れますが、中に入っても人数制限をしてゆとりある見方をさせています。
人混みの中行き交うこともなく、館内は写真撮影がすべて禁止なので、とても見やすいです。
光や角度、空間を考えたアートばかりで、他の美術館ではなかなか味わえないものになっています。
本村エリアで人気の「家プロジェクト」は本村地区の古民家を改修して家そのもをアーティストが作品化させています。
「家プロジェクト」は共通チケットがあり、6軒(角屋、南寺、護王神社、石橋、碁会所、はいしゃ)で¥1030となっており、観光案内所などで購入できます。
全部で7軒ありますが、そのうち1軒(きんざ)は完全予約制で、別料金です。WEB予約もできるので、行かれる方は予約してから行きましょう。
ちなみに共通チケットの6軒のうち、見学はどこも10分程度でできてしまいます。
ただし、南寺と護王神社は待ち時間が掛かります。南寺は整理券を配って、入場制限していますので、行かれる方は最初に整理券を取りに行くとよいです。
人間の視覚を使ったアートがとても不思議で、私は南寺が一番印象に残りました。
護王神社の出入り口は写真のようにとても狭くて細いので、一人通るのがやっとなので、順番待ちが必要です。かなりの長蛇でしたが、40分ほどで入れました。
宮之浦エリアは銭湯の「I♡湯」と「赤かぼちゃ」が特にオススメの見どころですが、「赤かぼちゃ」は船乗り場のすぐ近くなので、帰りがけに行ってもよいと思います。
続いて、直島以外のオススメの島、男木島と女木島についてご紹介します。
男木島
高松港から約40分で着き、周囲5キロの小さな島です。石畳や石段、坂道が多いので、徒歩で周ることをオススメしますが、
日本の灯台50選にも選ばれている洋式灯台は徒歩で30分以上は掛かるので、灯台に行かれる方は自転車の方が便利かもしれません。
カラフルな色使いをした路地壁面プロジェクトが見どころです。
あちこちに猫が多いので、猫の島としても知られています。
女木島
男木島から約20分で着き、周囲9キロの島です。坂道が多いので、移動は電動自転車がとても便利です。
別名「鬼ヶ島」と言われるだけあり、かつて鬼ヶ島の鬼が住んでいたとされる、鬼ヶ島大洞窟が一番の見どころです。
洞窟内はたくさんの鬼達が出迎えてくれます。小さなお子様は泣いてしまうかも?
すぐ近くには鷲ヶ峰展望台があり、瀬戸内海を一望できる絶景ポイントです。
他にもモアイ像があったり、ピアノやかもめをモチーフにしたアート作品があります。
男木島と女木島は芸術祭の前日で土曜日だったにも関わらず、あまり観光客はいませんでした。
直島の移動手段は?
直島の移動手段は自転車と無料シャトルバスの併用がオススメですが、
直島でレンタサイクルの予約をしようと前日に電話をかけたところ、
どこも予約でいっぱいと断られたので、急遽、高松港で自転車を借りて、
船に一緒に乗せて行くことにしました。
芸術祭と重なる日は直島で自転車が借りれない恐れがあるので、早めの予約をしておきましょう。
また、宿泊先も芸術祭と重なったせいなのか、3ヶ月前には埋まっているところが多く、私が宿泊したつつじ荘も残り1部屋だけでした。
つつじ荘はモンゴリアンテントやトレーラーハウス、和室コテージに泊まることができます。残り1部屋だけだったこともあり、必然的に和室コテージでしたが、目の前に広がるのは海の景色で、写真のような素敵な眺めでした。
また、すぐ近くには直島のシンボルでもある黄色いかぼちゃが見える距離にあったので、朝の散歩がてら行けるのがよかったです。
黄色いかぼちゃ周辺は観光客も多く、写真を撮る人も多いので、タイミングを見て撮ってください。
このつつじ荘から地中美術館までは無料シャトルバス(宿泊者以外にも利用できるバスです)が出ているので、移動にも便利でした。
ただし、無料シャトルバスはベネッセエリアしか出ていません。
他エリアは自転車がメインでしたが、時間に縛られずに移動でき、狭い道も通れるので、とても便利でした。
ただ、坂道も多いので、体力勝負なところもあります。宮之浦エリアや本村エリアの見物周辺は道が狭く、観光客の人通りも多いので、近くの駐輪場に停めてから徒歩で移動するとよいです。
まとめ
・直島では行きたいところと周り方をある程度決めておくとよい
・芸術祭や繁忙期は地中美術館と南寺では入場制限があり、整理券が必要
・護王神社は待ち時間が必要(並ばないと入れません)
・直島内の移動はレンタサイクルと無料シャトルバスの併用が便利(ただし、直島でのレンタサイクルは芸術祭や繁忙期は借りれないこともあるので、早めの予約がオススメ)
・直島で宿泊する場合は早めの予約がオススメ
瀬戸内海には直島、男木島、女木島以外にもたくさんの島があるため、行きたい島があれば船の時間もある程度下調べしておくとよいです。
島ごとに雰囲気が全く違うので、きっとお気に入りの島が見つかるはずですよ。