東京駅から歩いて約15分のところにあり、東京ドームの25個分もある広さを誇る皇居は徳川幕府の居城(江戸城)であったものが、明治元年以降に皇居とされ、現在は国の特別史跡に指定されています。
皇居内東御苑では梅の名所でもある「梅林坂」の他にも見どころがたくさんあります。
皇室に代々受け継がれた絵画などの美術品が展示されている「三の丸尚蔵館」、鉄砲や弓矢を納められていた長屋造りの倉庫「富士見多聞」、江戸城本丸御殿最大の検問所であった「百人番所」、かつて徳川家光の代に国内で最も大きな天守閣があったとされている石垣づくりの「天守台」は展望台になっているので、見晴らしがよいところです。
また、梅の花以外にも、ツバキ園やバラ園などもあるため、四季折々の花と自然、歴史に触れることができます。
東京にいることをつい忘れてしまうほど閑静でとても風情のある場所です。
皇居の梅の花の見ごろは?
皇居東御苑の「梅林坂」は石垣と梅の花が同時に見られるところが見どころです。早咲きの品種は12月の下旬から咲き始め、例年2月中旬頃が見頃とされています。
梅林坂は1478年、太田道灌が菅原道真を祀った際に梅の木100本を植えたのが始まりとされ、現在も梅林坂から本丸方面にかけて50本ほどの梅がありますが、多くは昭和42年に植えられたものです。
私が見に行ったのは3月頭で、雨も降っていたので、散り始めているところでしたが、まだ残っているところもたくさんあり、紅白のコントラストが、とてもキレイで思わず見とれてしまうほどでした。
休園日:月曜日・金曜日
ただし、天皇誕生日以外の「国民の祝日等の休日」は公開。
月曜日が休日で公開する場合には火曜日をが休園。
12月28日から翌年1月3日まで
行事の実施、その他やむを得ない理由のため支障のある日
時間:3月1日~4月14日、9月1日~10月末日 9:00~16:30
4月15日~8月末日 9:00~17:00
11月1日~2月末日 9:00~16:00
※入園はすべて16:00まで
入場料:無料
皇居の混雑具合は?
私が行ったときは雨が降っていたせいもあるのか、日曜日でしたが、見学者はあまりいませんでした。
滞在時間は1時間もしないぐらいで早々と散策してしまいましたが、雨が降っていなければもっとゆっくり観光したいなと思いました。
皇居東御苑は自由に見学できるところですが、皇居参観申込をすれば東御苑以外に普段は入ることのできないところを案内してくれます。
特に春や秋に訪れると梅や桜、紅葉も併せて見ることができるので、普段とは一味違った皇居を楽しめるに違いないです。
平成28年の6月からは当日の参観申込もできるようになっていますが、当日は整理券がないと入れないため(午前中は8時半~、午後は12時~配布している)早めに取りに行くことをオススメします。
当日は人数制限で入れない恐れもあるので、予め予約をしておく方が確実かと思います。
また、皇居参観申込はWEBや電話、窓口、郵送で事前予約ができます。
皇居参観実施日
参観できるのは18歳以上
参観時間:午前10時~と午後1時30分~の2回
所要時間:約1時間15分
参観休止:日曜日、月曜日、国民の祝日に関する法律に規定する休日
(ただし,当該休日が土曜日である場合を除く。)
7月21日から8月31日までの午後
12月28日から翌年1月4日までの日
行事等の実施のため支障のある日(回)
皇居の周辺オススメ散歩コースは?
皇居周辺のオススメ散歩コースを順にご紹介していきます。
●東京国立近代美術館
平川門から出た後は見た目がヨーロッパ調のカッコイイ外観が見えてきます。
外観だけでも思わず写真を撮りたくなるスポットです。
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●北の丸公園
北の丸公園にも公園中央(気象観測を行うところの横)に梅の花があり、2月初旬には紅梅を楽しめ、中旬以降は白梅が見頃とされています。私が行ったときは皇居と同様、きれいに咲いているものもあれば、散り始めているものもありました。天気の良い日はもっときれいに見えるはずですし、運がよいとメジロなどの小鳥にも会えるようです。梅以外の花や緑もたくさんある公園なので、晴れた日はのんびり散策しながら散歩をするのもオススメです。
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●日本武道館
24時間テレビでお馴染みの場所です。ライブと重なった時はかなりの人だかりです。
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●靖国神社
皇居から徒歩で30分ほどの距離にある靖国神社は雨にも関わらず皇居よりも参拝客が多かったです。鳥居近くに陸軍伍長がお母様宛に書かいた手紙が掲示されていますが、戦争について深く考えさせられる内容なので、ぜひ読んでいただきたいです。
その他、皇居の周辺は観光スポットもたくさんあります。
開園100年以上の歴史ある日比谷公園(桜や梅も見れます)、「水道橋のこんぴらさん」としてパワースポットにもなっている虎ノ門金刀比羅宮、国会議事堂などなど見どころがたくさんあるので、自分なりのお気に入りの散歩コースを見つけるのも楽しいかと思います。
まとめ
・皇居東御苑の「梅林坂」は早咲きの品種は12月の下旬から咲き始め、例年2月中旬頃が見頃だが、3月上旬でも見応えがある。
・皇居東御苑の雨の日はあまり混雑していない
・皇居参観申込をすれば東御苑以外のところも見学できる。
・北の丸公園でも梅の花が楽しめる
・皇居周辺も観光スポットがたくさんある
外国人の方たちが日本の訪れたいスポットとして、いつも上位の皇居。日本人の私達でも訪れたことのない方も多いのではないでしょうか。賑やかな東京とはまた一味違った風情ある一面を見に、ぜひ足を運んでみてください。