いろいろな魚が一つの水槽で泳ぐことは
アクアリストにとっては、共通の憧れです。
同じお魚なんだから、好きな組み合わせで泳がせたい！
と、思うことも熱帯魚水槽を始めたての頃の私は
人一倍、「混泳」というものに強い憧れがありました。
しかし、初心者が故の失敗も
たくさんしてきました。
今回は、熱帯魚初心者のための
混泳の組み合わせと
混泳の難易度
についてお話したいと思います。
熱帯魚の混泳を始めるならこの組み合わせが飼いやすい！
まず、熱帯魚の混泳を始めるうえで
間違いのない組み合わせ
を紹介していきたいと思います。
「ネオンテトラ」と「コリドラス」
ネオンテトラは、熱帯魚初心者でも
非常に飼いやすく、丈夫な魚です。
ネオンテトラの間にも
気性が荒い種類もありますが
ネオンテトラは性格も温厚で
水面近くや、水槽の中層を
群れで泳ぐような習性がありますので
水槽の中も華やかになります。
そして、底が住処のコリドラスと混泳するのは
相性のいい組み合わせだといえます。
コリドラスは熱帯魚の中でも
温厚代表のような存在で
混泳水槽において
組み合わせの幅がとても多い種類だと思います。
この組み合わせでの注意点は
コリドラスが繁殖した際
コリドラスの卵をネオンテトラが
食べてしまうことだと思います。
繁殖はいろいろなタイミングや
環境などに左右されますので
最初から繁殖の心配はせずともいいと思います。
「ランプアイ」と「グラーミィ」
もうひとつの組み合わせは
「ランプアイ」と「グラーミィ」です。
ランプアイもグラーミィも小型の魚で
複数匹入れることで見栄えがよくなります。
ランプアイは上層から中層。
グラーミィは中層あたりを泳ぐことが多いです。
生活圏は干渉しあうことがある種類ですが
多種に危害を加えることのない
とても混泳のし易い組み合わせです。
先ほどあげた
ネオンテトラもコリドラスも
この二種とは混泳しやすいと思います。
熱帯魚初心者向けということもありますので
飼育のしやすさ、というところでも
代表的な種類を紹介してみました！
熱帯魚の混泳は魚の相性が重要！
では、熱帯魚の混泳の相性についてです。
熱帯魚の混泳には相性があるのは
もちろんのことですね。
でも、相性ってどうやったらわかるの？
そんな疑問に答えていこうと思います。
相性のポイントは気性の粗さですね。
「縄張り意識」とも言います。
お魚の本能は意外と縄張り意識の強いものです。
縄張り意識の強いお魚は
自分のエリアに入ってきた他のお魚を
追い掛け回して
ぼろぼろになるまで攻撃します。
縄張り意識の低いお魚同士ならば
仲良く泳いでくれる確率は高くなります。
また、泳ぐ場所。
縄張りの位置が干渉し合わないような
お魚同士は相性がいいといえます。
しかし
混泳に「絶対」はありません！
これだけは必ず頭の片隅に置いてくださいね！！！
熱帯魚の混泳には不向き！難易度の高い魚一覧
混泳に不向きなお魚もたくさんいます。
ここでは、混泳難易度の高いお魚を
一覧で紹介していきます。
「ベタ」
実は、混泳には不向きです。
ベタ同士の混泳はもちろん
グッピーのオスのような尾びれの大きい魚も混泳は難しいです。
「ブルーテトラ」
これは経験談です。
私の水槽で、群れで泳ぐ姿が見たいと思い
１５匹ほど投入したのですが
ギャング集団と化してしまいました。
全員、気が荒く、餌を奪おうとする
他の魚を執拗に追いかけ回したり
鋭い歯で他の魚をかじったりと
結構散々な目にあいました…。
餌はよく食べるので、そこそこのサイズにもなりますので
余計に凶暴にみえました…
「オスカー」
「レッドテールキャット」
「ピラニア」
これらの魚は肉食魚と呼ばれるお魚で
そもそも、初心者のかたが飼うには
少し難易度も高いかもしれません。
その上、魚食性。
小魚を餌にするので
口に入るサイズのお魚と一緒に泳がせると
それは格好の餌になってしまいます。
しかし、同種を入れた時には
比較的混泳は成功させやすい種類ではあります。
もし、肉食魚の魅力に取り憑かれてしまった方は
単独飼育から始めて
複数飼育で様子を見るのがいいかもしれません。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
誰もがはまる、混泳の迷路について
すこしお話させていただきました。
今回私から言いたいことをまとめると
「ネオンテトラ」「コリドラス」
「ランプアイ」「グラーミィ」
これが入門編の組み合わせ！
お魚の縄張りをしっかりと分けてあげる！
肉食魚や凶暴なお魚は混泳に不向き！
最後に
混泳に絶対は無い！
です。
自分なりの混泳水槽を作ってみてくださいね。
お読みいただきありがとうございました。