熱帯魚を飼い始めて
道具も一式揃ってきた。
お魚の調子も順調…
だけど、なんだか水槽の中の器具が気になる。
ヒーターの位置って本当にこれで合ってるの?
水槽レイアウトの最初に悩むのが
ヒーターや、器具類の位置ですよね。
そんな悩みをお持ちの方へ
ちょっとしたアドバイスをしてみたいと思います。
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熱帯魚水槽のヒーター位置
おそらく、あなたの熱帯魚水槽には
・ろ過機
・ヒーター
・エアポンプ
・照明
こんな器具がつながっているのではないでしょうか?
オーソドックスな配線だとして考えると
水槽の外には
ろ過機の電源コード
ヒーターの電源コード
エアポンプの電源コード
照明の電源コード
少なくとも
4本の電源コードが水槽の外に
だらりと…とまではいかないかもしれませんが
出ているのではないでしょうか?
あくまでもサンプルケースなので
繋がっていない器具などもあることはご容赦ください。
水槽の中には
ろ過機の吸入口
ろ過機の排水口
ヒーターの電源コード
ヒーター本体
エアポンプチューブ
そのチューブにつながった投げ込み式ろ過機やエアストーン
などなど
水槽の中のほうが
外よりも少しゴタゴタとした印象になりますね。
水槽の外のケーブルはまあ結束バンドなどで
束ねるなどして、すっきりさせることが
できると思うのですが
問題は水槽の中だと
思われている方が多いと思います。
まあろ過機の給水口と排水口が
だいたい水槽の角付近に
落ち着いているかな。とは思います。
そのあとの
エアストーンや
エアチューブにつながったろ過機
これに関しては、少し水槽の中でも自由度が増しますね。
そのぶん、どこに置くかで
相当水槽の中の印象が変わってしまいます。
これも機能美と言ってしまえば
言葉はいいですが…
あまり、見た目が水槽の主役となるようなものでは
お世辞にも言えないので
やはり、水槽の後ろ側や水草の影などが無難だと思います。
そして、問題のヒーターですね。
ヒーターの役割は簡単にいうと
水温を感知して
水温が設定された温度より
下回ったときに!
水を温める
です。
ここで、大切なのが
「水温を感知する」
ということです。
ですので、ヒーターの位置というのは
「水が絶えず流れている場所の近く」
に設置してください!
これは、水流のない場所に設置してしまうと
ヒーター自身が温めた水が
ヒーターまわりに溜まってしまい
水槽全体が温まらない
という結果になってしまいます。
温めた水を水槽全体へ回す
という意味でも
「水流のあるところ」
へ設置してほしいのです。
具体的には
ろ過機の吐出口
もしくは
ろ過機の給水口
の近くがオススメです!
熱帯魚用ヒーターは縦置きしてもいい?
細長い形をしたヒーターですが
縦に置いたら水槽のスペースを取らずに
すっきりするんじゃない?
誰でも一度はそう思いますが
結論から申し上げますと
縦置きに絶対にダメです!
縦置きが絶対にダメな理由ですが…
ヒーターの端には温度を感知する場所があります。
縦向きに置くと
そのセンサーにヒーター自身の温めた水が触れてしまい
正しい水の温度を感知できません。
それが原因で
水温が本来の水温より高く検知されてしまって
ヒーターがすぐに切れてしまいます。
その悪循環が続き
水温が常に低め
ヒーターのオンオフの頻度が多いため
電気代がかさむ
などの弊害も出るでしょう…
そして、その状態で使用を続けると
ヒーター本体のどこかが故障します。
水槽内でのヒーター事故は
アクアリウムでは「あるある」事件ではありますが
アクアリストは誰しも経験があるぶん
対策もしやすいことでもあります。
シーズンごとに、ヒーター類は
新品を使用することにする。
それが一番安全だと思います。
もちろん各メーカーさんの創意工夫により
長持ちするものが多い中ですが
正直、消耗品とだと思うことが無難だと
私は思います。
熱帯魚用ヒーターを入れる時の水量
さて、水槽や魚の種類によっては
水量を調節したいと思っている方もいるでしょう
ヒーターを入れる際の水量について
少しご説明しようと思います。
水槽にヒーターを入れる際は
なるべく底の方に設置します。
底砂や障害物には触れてはいけません。
そして
「水流のあるところに近い場所」
ですね。
極端に言うと
ヒーターが水面から飛び出さず
すべて水の中に浸っていれば
機能上は問題ないといえます。
ですが、ヒーター以外にもいろいろな器具が
繋がれているはずなので
その他の器具が問題なく動く水量であれば問題はないと思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回のまとめは
「水流のあるところに設置する」
「縦置きは絶対にしてはいけない!」
「水からヒーターは出さない」
ヒーターを入れる際には
設置場所について考えて見て下さいね。