日本のお正月にはお馴染みの習慣、お年玉。
目上の人から頂く、年の始めのお祝いです。
子どもにとっては、とても嬉しい行事ですよね!
ただ、自分の子どもが、あちらこちらからお年玉を頂いていると、
親としては複雑な思いになることもしばしば。
お返し、どうしようかなあ・・という気持ちが、親の頭をよぎります。
お年玉って、下さった方に対して、感謝の意をどのように表わすのが正解なのでしょうね?
今回は、そんなお年玉について、お返しはすべきかどうか、
いろいろな意見を調べてみました!
お年玉のお返し、一言では言い切れない、難しい問題ですよね。
それこそ、地域により、又は家単位でも、考え方が様々かと思います。
お祝いであるお年玉ですが、果たしてお返しは必要なのでしょうか?
周囲の知人数名にインタビューしてみたところ、お返しは特にしていない、
というお宅が多かったように感じます。
ただ、頂いた分と同等のお年玉をお渡ししているのでそう思う、
という意見が多いようです。
自分の親族を考えたとき、頂いてお渡しする、
というやりとりが成立している方には特に何も感じないのですが、
単身者などで頂くばかり、という方に対しては、
申し訳ない・・と一瞬思ってしまいます。
お返しは絶対に必要!という意見の方。
お返しにはどんなものを贈っているのでしょう?
これも考え方が様々ですが、一般的にお年玉を「お祝い」と捉えるのであれば、
頂いた額のうち半額程度を、なんらかの品としてお返しする方が多い様です。
また、親戚同士、ここについての取り決めをしているお宅もあるかもしれませんね。
お返しは、相手の方の状況に応じて、その方の喜ぶ顔が浮かぶものを選びましょう。
そして、なるべく相手のご負担にならないもの、と考えるのであれば、
食べたり使ったりして無くなるもの、「消えもの」が無難でしょう。
相手の好みのお菓子などの食品、また、その方がよく利用する場所で使える、
商品券などが良いでしょう。
さらに、食べ物ならば、冷蔵不要なもの、個包装のものを選ぶと、
例えば独身でいちどきに食べきれない方や忙しい方などにとっても、
取り扱いがしやすいですね!
また、商品券の中には、デパートなど限定した場所でしか使えないものも多いようです。
相手の方のお住まいの場所で使えるもの、
相手の方にとって使い勝手の良いものを、お贈りするようにしましょう!
一方で、お年玉にお返しは不要、との意見ももちろんあります。
理由は、お年玉とは、年神様から1年を無事に過ごせるようにと、
生きる活力を皆で頂くもの、というお年玉の由来を考えたことからの様です。
また、頂いた分をお年玉としてお渡ししているから、という意見もあります。
また、親戚同士、お互いに頂いたものに対してお返しは無しね!
と取り決めているお宅もあるのではないでしょうか。
そうは言っても、頂いたほうからすると、
素通りでは何となく申し訳ない気持ちが残ります。
お礼の気持ち、表現したいものですよね。
そんな時には、お金をかけなくても良い方法を!
気持ちのこもった贈り物、例えば手紙を贈るなどはいかがでしょう。
遠方のためたびたび会えない親せきの方などには、
最近の子供の様子を知らせるべく、写真をアルバムにしてお渡ししたり、
電話で声を聞いてもらったり。
スマホでアルバムを共有できるアプリなども、最近は出てきましたね。
現代の便利な機能もフル活用して、相手の方の顔が、
思わずほころんでしまうようなサプライズを考えてみてはいかがでしょうか。
さて、お年玉のお返し問題ですが、これは日本の中でも本当に考え方が
様々に分かれるものなのではないか、と感じます。
もしかして、一番のお返しは、頂いた子供自身が、下さった方へ、
心から「ありがとう!」と言えること、なのではないでしょうか。
人の心と心が触れ合う習慣、大切にしていきたいですね!