日本では、非常に多くのペットが飼育されており、その飼育数は今や子供の数を上回る数となっています。
昔から、私たち人間の生活の身近に存在し、共存してきた存在ですよね、
一度はペットを飼っていた経験がある方も多いのではないでしょうか。
〇〇ブームなど世間を賑わせ、ペットが主役のネット動画などでは、すごい再生回数となっているものもあります。
日本で飼育されているペットは小型〜中型サイズのものが多く、核家族などが進んでいる影響もあり、比較的狭いスペースでも飼育できるという点で人気です。
犬猫が最も多く飼育されており、以前は、猫に比べて犬の方が飼育数が多かったのですが、ここ数年で、犬の飼育数は下がり傾向。
猫は横ばい状態の飼育数です。
因みに、日本で一番、人口に対してペット飼育率が高いのは、香川県で7.24%、世界ではブラジルの25.0%なんだそうです〜
そんな犬猫の平均寿命はどのくらいか、皆さんはご存知ですか?
犬:14.19歳
猫:15.33歳
小型なものの方が、中型〜よりも、寿命が長い傾向にあるようです。
この数字が、長いか短いかは、人それぞれ感じ方があると思いますが、避けては通れないのが、飼っていたペットの死。
考えるだけでも悲しくなってしまいますが、命はいつかは尽きるもの…
ではもし、最愛のペットが亡くなってしまった場合、どうすれば良いのでしょうか。
火葬は自分でできるもの?どこにお願いすればいいの?など、疑問が多いと思います。
ということで今回は、ペットの火葬について、ご紹介します。
ペットの火葬は自分でできない!その理由とは?
飼っていた最愛のペットの死。
飼育経験のある方なら誰でも、このペットの死と向き合わなければいけなかったと思います。
昔は、自宅の庭に土葬するということもあったと思いますが、現在は火葬するのが主流となっています。
では、ペットが亡骸は自分で火葬しても良いのでしょうか。
答えは…NO。
自分で火葬することはできませんので、ご注意を。
ではなぜ、自分で火葬することが許されないのでしょうか。
それは、日本で定められている法律に抵触する可能性が高いからです。
まず、自宅の庭などで焼却炉を使い火葬をした場合、それは野焼き扱いとなりますので、「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」によって、原則禁止となっています。
河川などで火葬をする場合でも、河川法の不法焼却となります。
こっそり行おうとしても、動物の燃える臭いは、紙や一般ゴミとは違いますので、近所からの苦情や通報なども考えられますのでやめてくださいね。
ペットの火葬を業者に頼む場合!
飼っていたペットが死んでしまった場合の火葬の仕方は、専門の業者に依頼するか、居住地の自治体に 依頼するかのどちらかになります。
ペットを火葬する許可を得ている業者は、全国に600社ほど存在しているとされています。
また、移動火葬車というものがあり、連絡を入れれば自宅まで訪問し、自宅駐車場で火葬をしてくれるという業者もあるようです。
このやり方には賛否両論の意見がある中で、依頼する側が便利という点から需要は上がっています。
最も一般的なものが、自宅近所のペット霊園を探して依頼する方法。
ペット霊園を持っている業者は火葬もできるところがほとんどですので、ペット霊園から探してみるのが早いかもしれません。
火葬の際、ペットの亡骸と一緒に、思い出の品やオモチャ、そのペットが好きだった食べ物など棺の中に入れることができます。
専門の業者に依頼する際に、一つだけ気をつけていただきたいのが、専門の業者の中には悪質なものも存在しているということ。
見合わない多額な料金を請求されるなど、トラブルが起こっているところもありますので、まず口コミなどを参考にし見積もりなど、金額の確認は必ず行ってくださいね。
ペットの火葬を自治体に頼む場合!
居住地の自治体に火葬を依頼することもできます。
自治体に依頼するメリットは、専門の業者に依頼するよりも、費用が抑えられるという点。
何千円という金額で火葬が可能ですが、供養とは程遠い形だと思ってください。
各家庭から出された、一般ゴミと同じ場所で焼却することはありませんが、同じような意味合いになってしまいます。
低価格な分、廃棄物として焼却(火葬)されますので、そういう点をしっかり納得した上で、依頼をしてくださいね。
また、自治体によっては、ペットの遺体の引き取り自体が不可なところもありますので、詳しくは居住地の各環境局にお問い合わせをお願いします。
まとめ
いかがでしたか。
私自身、小さい頃から常に犬猫がいる家庭で育ちましたので、このペットの死というものを幾度か経験しました。
私の場合は、専門の業者に火葬を依頼し、しっかりとお別れをすることが出来たと思っています。
しかし、その時の辛さは慣れるものではありませんよね。
悲しくて悲しくて…思い出すと未だに涙ぐんでしまうこともあるくらいです。
飼っていたペットに対して、最後まで責任を持ち、きちんとした形で火葬をし供養してあげましょうね。