手芸素材100均フェルトのおすすめ品と、専門店との違いは?!

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 小学校の家庭科で裁縫を習う時、最初に材料として使うフェルト。

フェルトは、通常の裁縫で使う生地と違って切りっぱなしでも切り口がほつれてくることもなく、切り口がほどけてこないように縫う必要もないので、小学生や手芸初心者にはとても使いやすい材料です。

また、フェルトには独特なふわっとしたあたたかな触り心地があり、この生地を使って作ったものは、やさしい風合いの仕上がりになるメリットがあります。

しかし、一度針を生地に通して縫ってしまうと、生地に穴が開き、縫いまちがいをした時針を抜くと針穴の跡が目立ってしまうというデメリットも。

これは、フェルトの作られる工程が通常の生地のように繊維を紡いで作られたものではなく、羊毛などを寄せ集めてひとまとまりのかたまりにし、石鹸や薬剤につけ圧力をかけてシート状に伸ばして作られるという工程が原因になっていると思われます。

 ですが、ご心配なく!その開いてしまった針穴の跡を手直しする簡単な方法があるので、試してみてください。

その方法は生地に開いてしまった穴の両脇をつまんで軽くこすり合わせるようにして揉むだけ。これをすることで、完全ではありませんがパッと見てすぐに分からない程度にまで穴が塞がります。

 こんな特徴があり、100円ショップの手芸コーナーでも買うことができる身近な材料のフェルトを今回は掘り下げてご紹介します。

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100均のフェルトを使ってみての感想

近頃の100円ショップの手芸用品コーナーの品揃えの多さには、毎回行くたびにびっくりさせれます。今では、手芸専門店に行かないと買えなかった材料や道具を多く取り扱われています。

 しかも、手芸の世界での流行りものを取り入れたコーナー作りがされていて、専門店に行かなくても欲しいものが手に入るので、急な材料切れにも対応でき、ハンドメイド好きには、おお助かり。

フェルトもそのうちの一品で、表面にかわいらしい動物や水玉模様などがプリントされた「プリントフェルト」や1色入り大判サイズフェルト(70×60)などのさまざまな人気商品が販売されています。

何点か選んで、買って使ってみたのですが、専門店のものより生地の厚みが薄いように感じました。

でも、使い方によってはこれを練習用素材として使い回すことで、布や針に触れて慣れることができるので、初心者向きの材料といえるかもしれませんね。

他の品揃えの中で、気になったのは羊毛ではなくポリエステルなどの化学繊維から作られたフェルト「洗えるフェルト」

こちらは、100円ショップの中でもヒットした商品で洗濯できるフェルトです。洗った時の縮み具合も少なく、汚しやすいフェルト製の子供用品なんかは洗濯できるというのは、ママ達には嬉しいアイデア商品です。

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但し、激しくこすったりするとフェルト生地がよれたり、毛玉になるので注意!

100均フェルトの比較とおすすめするお店

100均フェルトの比較をダイソーとセリアでしてみました。

セリア 

こちらのお店は、全体的な商品の傾向としては、「雑貨屋さんレベル」のおしゃれさがある品が揃えられていてハンドメイド作家さん達の間でもこちらで材料調達する人も多い。
フェルトもセット販売と、大判のものが販売されていてカラーバリエーションとしてはパステル系のやさしい色使いのものが多いように思います。

ダイソー

こちらのお店は、普通のシートタイプのフェルトから、縫わなくても使用できる裏がシールになっているものやプリントフェルト、大判フェルトまでバラエティーに富んだ種類が魅力。カラーバリエーションとしては、セリアに比べはっきりとした色見のビビット系が多いように思います。

女子としては、おしゃれな品揃えのセリアに惹かれますが、種類を求める時はダイソーに行きます。ですので、用途によってお店を分けて購入することをおすすめします。
100円ショップの注意点。毎回必ず同じ商品の品揃えものがあるとは限らないということです。
タイミングによっては、昨日は売っていたのに今日は売っていないということもないとはいえませんので、お店で気に入ったものに出会った時は思い切って「大人買い」もあり?!

普通の手芸店とのフェルトの違いについて

私が感じる違いを何点かご紹介しますと、

フェルトの厚み

100均フェルトは若干、専門店ものと比べると薄い。(生地の密度が高い)

サイズ

100均フェルトは規格外のサイズで少し小さめサイズ。

セット販売

100均は、3~5色程度のフェルトがセットで1袋100円、専門店はセット販売なし。

100均フェルトはなんと言ってもセット販売が魅力。

100円+消費税という低価格で、色の組み合わせは選ぶことができませんが、セットなので1袋買うことで、いろいろな色のフェルトを使って楽しめるというのがおすすめポイントです。

 また、フェルトの裏に両面テープがついているものも販売されており、例えば牛乳パックにテープをはがして貼り付ければ、ペン立てや小物入れなど工作を作るときの材料としても便利で、おすすめ。70×60の大判サイズフェルトは1色のみの販売ですが、子供の洋服が作れるくらいのサイズ。

例えば、ハロウィンの仮装衣装を手作りする時にも切りっぱなしで使えるので、活用できそうです。

 番外編としておすすめしたいのがもう一つ。小鳥やお花などの形に型抜きされたフェルトです。

使い方としては、裏面がアイロンプリント加工がしてあるので、そのままお好みの布にのせて、上からアイロンを押し当てて、熱を加えるだけ。フェルトと布が接着して、かわいいアップリケが出来上がります。保育園の登園バッグなどに付けてあげると子供ウケしそうなアイテムです。

こちらの商品は、なかなか見かけないので、お店で出会ったら購入してお持ち帰り下さいね。

 いろいろと試したり、くらべたりしてきましたが100円ショップの商品も日々クオリティが高くなっていますので使ったことがない商品も試しに使ってみてはいかがでしょう?

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