今回の記事は、喪中の期間に結婚式の招待状が届いた場合のルールやマナーについてのお話。
友人や知人、職場関係からの結婚式の招待状が送られてくることは、とても喜ばしいことで、ぜひ出席したいという気持ちになるとおもいます。
しかし、それがちょうど喪中と重なってしまった場合は、どうでしょうか。
ルールやマナー上、こういう場合はどうしたら良いのか対応に迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
せっかくだから出席したいという気持ちと、喪中だからと控えなくてはいけないという気持ちの両方で、なかなか答えが出せないということもあると思います。
ということで、この記事では結婚式の招待状が喪中に送られてきた際の、返事の仕方やマナーについて詳しくご紹介していきたいと思います。
この二つが重なってしまうことは、少なからずあり得ることですので、知っておいて損はないと思いますよ!
結婚式の招待状が喪中に!出席できる?喪中期間のルール
ではまず、喪中期間とは?というところから説明していきます。
喪中期間は続柄によって期間が異なり、近親者であればあるほど、その期間は長く、最長で1年間と決められています。
ではこの喪中期間にしてはいけない事とは何でしょうか?
② 正月飾りなどは控える
③ 年賀状は出さずに、喪中ハガキを出す
上記の通り、お祝い事は全般的に慎みましょうというのが喪中期間なのです。
というところから考えると、結婚式に出席しても良いのか否かは、もうお分かりですよね。
答えは、“出席は控える”というのが喪中期間のルールとなっていますので、もし喪中に結婚式の招待状が届いた場合には、欠席の返事をすることが基本です。
結婚式招待状の返事にNGな言葉は?喪中で行けない場合の断り方
皆さんは、結婚式の招待状の返事をする際にNGな言葉があることをご存知でしょうか。
それは、喪中だからといって、その事情を相手方にそのまま伝えるのは絶対にNGということなんです!
相手の方は、結婚という“喜ばしいことが決まりました”と連絡をくれているのに、“実は〇〇が亡くなってしまったので…”などと不幸を相手に伝えることは控えましょう。
逆に、おめでたい欠席理由(出産など)の場合には伝えても良いとされています。
一般的に喪中で欠席する旨を伝える際には、「所用で」、「やむを得ない事情で」など言葉を濁して、その時には、はっきりと伝えないようにするのがマナーです。
結婚式の招待状!お祝いは贈りたいけど喪中!贈答やご祝儀はOK?
欠席する旨の返事はしたけれど、何かお祝いだけでも送りたいという方も多くいらっしゃると思います。
しかし、喪中だからなぁ…どうするのが正解なのかと悩んでしまいまうと思いますが、喪中で欠席する場合でも、お祝儀などのお祝いを送ることは出来ますのでご安心を!
本来ご祝儀というものは、披露宴に出席する場合では料理や引き出物なども考えた金額を包むのがマナーとされており、今回の場合のように欠席の場合には、料理などを差し引いたおおよその金額を包むのが基本となっています。
相手との間柄によっても包む金額に違いがありますので、ご参考までに。
〈親族〉
10000円〜20000円
〈友人・知人〉
10000円
〈会社関係〉
5000円〜10000円
ご祝儀を渡す場合には、送付も可能ですが、なるべく会って手渡しで渡すことをおすすめします。
ご祝儀袋の種類は「結び切り」、包む金額に合ったものを選ぶようにしましょう。
もし、自身の結婚式にご祝儀をもらっていた方であれば、同額の祝儀を送るのもマナーですのでお忘れなく!
まとめ
いかがでしたか。
なかなか人には聞けない、喪中期間ルールやマナーってありますよね。
結婚式の招待状が届いたけれど、喪中で出席できそうにないという方は、欠席する旨の返事をしてから、見合ったお祝儀や贈答品を渡すまでがマナーです。
また、欠席する理由が喪中の場合には、はっきりと理由は伝えず濁すことも重要ですのでお忘れなく!