9・10月の代表的な行事でもある運動会。
子ども向けの行事と思われがちですが、高齢者施設でもレクリエーションとして取り入れているところもあります。
高齢者それぞれの身体機能を考慮して考えた競技は、体だけでなく心にも良い刺激を与えてくれます。
そんな運動会ですが、盛り上がるポイントは競技だけではありません。
飾りつけや開会・閉会の挨拶、競技の景品も運動会を盛り上げてくれますよ。
しかし、高齢者施設では誕生日やクリスマスなど、高齢者にプレゼントを渡す機会が多いもの。
景品のネタが尽きてしまい、何を選べば良いか悩んでしまうスタッフも多いでしょう。
そこで今回は、高齢者施設で行われる運動会にぴったりの景品をご紹介します。
100均の商品や手作りの景品についてもご説明するので、ぜひ参考にしてみてください。
高齢者の運動会で景品選びを解説
運動会の景品といわれたとき、何を思い浮かべるでしょうか?
子ども向けの運動会の場合は、順位の書かれた賞状やメダルなどを思い浮かべる人も多いでしょう。
また、市町村で行われている地域交流を目的とした運動会では、ボールペンやタオルなどの粗品を景品としているところが多くみられます。
高齢者施設で運動会を行う場合は、記念に残る景品か、日常生活で使うことができる景品かを考えて決めましょう。
競技の記念になるものの場合、賞状やメダルだけでなく、写真立てなどもおすすめです。
競技を行っているときの写真を撮り、後日写真立てに入れれば、居室に飾ることもできますよ。
居室に飾るものの場合は、ガラスなどの割れ物は避けるようにしましょう。
景品の破損や、それによる怪我に繋がる可能性もあります。
日常生活で使えるものの場合は、ハンドタオルなど居室で活用できるものがおすすめです。
また、運動会は9・10月に行われることが多いため、段々と寒くなる季節でもあります。
冬の施設生活を満喫できるよう、暖かい素材の靴下などもおすすめですよ。
予算的に景品に悩んでしまうこともありますが、最近では100均で様々な商品を手に入れることができます。
先ほどご紹介した暖かい素材の靴下も、100均で購入することが可能です。
ただし、商品の在庫状況などもあるため、できるだけ早めに景品を揃えるよう計画しましょう。
高齢者の景品で100均のものでもいい?
多くの高齢者施設では、レクリエーションを行う場合には予算が決められています。
そのため、少しでも経費を少なめに抑えたいと思っているスタッフも多いでしょう。
そんなときは、100均で景品を揃えるのがおすすめです。
最近の100均は品揃えも豊富で、おしゃれなデザインのものが揃っています。
ものによっては200~300円の値段のものもありますが、雑貨屋などで揃えるよりは断然お得ですよ。
ひとつ当たりの商品の単価を安く揃えることができるため、材料を100均で揃えて手作りの景品を用意しても良いですね。
行う競技の数にもよりますが、参加する高齢者が被っている場合はできる限り景品をかえるようにしましょう。
高齢者の景品で手作りもあり?
運動会の景品には、スタッフ手作りのものもおすすめです。
特に、折り紙で作るメダルは作り方も簡単なので、忙しい準備期間の間でも作ることができますよ。
オリンピックなどの大会に合わせて、金・銀・銅のメダルを作ってみてはいかがでしょうか?
ここでは、折り紙でできるメダルの作り方についてご紹介します。
まず、縦横斜めに半分に折って折り目をつけます。
上下のふちを中央の折り目に合わせるように折り、左右のふちを中央の折り目に合わせるように折りましょう。
折った部分を開き、潰すように折ります。
左側も同様です。
角部分の中を開いて潰すように折り、4つすべての角を折って正方形にします。
4つの正方形の二つのふちを折り目に合わせて折ります。
折った部分の中を開いてつぶすように折り、他の3ヶ所も同様に折りましょう。
四角が丸くなるように、裏側に折り込んだらメダルの完成です。
リボンを付けて、首からかけられるようにしましょう。
上位3位までは金・銀・銅にして、普通の折り紙は参加賞として用意しても良いですね。
まとめ
高齢者施設で運動会などのレクリエーションを行う場合、準備が大変な場面も多いでしょう。
競技の内容や参加者、当日のプログラムなど、考えることはたくさんあります。
企画者だけでなく他のスタッフにも協力を依頼し、施設全体で運動会を盛り上げていきましょう。
100均などで景品を購入する場合は在庫の関係により、1店舗で揃えることができない場合もあります。
運動会を開催することが決まったら、できるだけ早めに景品を何にするかを決め、購入することがおすすめです。
店舗によっては、商品の取り寄せ可能な場合もありますよ。
購入する数が多くなる場合は、在庫状況などを店員に確認してみましょう。