老健の入所に必要な手続きは?流れや持ち物を事前に把握しよう!

老健とは「老人保健施設」の略称です。

病気や骨折などの怪我の後や後遺症が残っても、自宅で生活ができるようにリハビリ等をメインで行う施設になります。

病院に入院中の場合、病気や怪我が快方に向かうにつれて、自宅に戻るか、老健などの施設に入るかを考えて欲しいと言われることもあるでしょう。

しかし、病院からすぐ自宅に戻るとなると不安も大きいですよね。

病気や怪我による後遺症がある場合、今まで通りの生活をおくれないこともあるので尚更です。

本人・家族ともに、自宅に戻ってほしいという思いが強い場合は、まず老健に入居してリハビリを行うことをおすすします。

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老健の入所に必要な手続きは?

老健の入所基準は以下の2つは絶対です。

●要介護度1以上
●年齢65歳以上(40歳~65歳でも、特定疾病により介護認定が下りている人は入居可)

入居したい老健が決まっても、すぐに入れるわけではありません。

介護認定など、入居の際に必要なものはたくさんあります。

病院から老健に移る際は、病院からの患者情報が書かれた書類も必要になります。

介護認定をまだ受けていない場合は、市区町村での申請が必要です。

認定、書類作成に時間がかかることも考えられますので、退院日に慌ててしまうことのないよう、早めに準備に取り掛かりましょう。

不安なことがあれば、ケアマネジャーか病院の医療ソーシャルワーカーに相談するのが一番です。

老健に入所するまでの流れは?

老健に入所するまで大まかな流れを、各ポイントを踏まえてご説明します。

老健を探す

自宅から近いところがいい、スタッフや施設の雰囲気がいいなど、施設選びのポイントは人それぞれです。
自宅に戻るまでの短い間ですが、大切な家族が生活する場所。
見学に行き、実際の施設の雰囲気や様子を見ることをおすすめします。

介護認定を受ける

前述のとおり、老健に入居するには要介護度1以上の認定が必要です。
市区町村で申請をしましょう。

入所申し込み

老健に入所の申し込みを行います。
病院に入院中の場合は医療ソーシャルワーカーに相談しましょう。

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面談

施設との面談になります。
本人の身体状況や要介護度、生活の様子や老健入所後の希望などを聞かれます。
その場で間違って答えてしまわないよう、しっかり把握をしましょう。
医療的な処置が必要かどうかを聞かれることもあります。

吸引などを行っているかわからない場合は、事前に確認をしましょう。
回数などの頻度も確認しておくと、聞かれたときに答えられるので安心ですね。

書類提出

老健から依頼される書類を提出します。
申込書や健康情報提供書などが必要で、病院に書類の作成を依頼するものもあります。

書類の作成には時間がかかる場合もあるので、早めに病院に依頼しましょう。

契約・入所

施設にて入所判定後、入所契約を行い、入所日が決まります。

入所日が決まったら、必ず病院に伝えましょう。

老健に入所するときに必要な持ち物

老健はそこで生活をしながらリハビリを行う施設です。

そのため、日常生活に必要なものは入所日に必ず持参しましょう。
替えの服やパジャマ、靴、歯ブラシ、タオルなどの日用品も必要です。

服の替えは2~3日分あると安心ですね。
リハビリを行うので、服や靴は使いやすさや着やすさ、履きやすさで選びましょう。

裾の長いものや歩きづらいものを選んでしまうと、転倒などの危険も考えられます。

病気や怪我で手に後遺症が残った場合、今まで使用していた箸などが使用できないこともあります。
スプーンなど、軽めで使いやすいものを揃えておくと安心ですね。

また、入院中におむつやリハビリパンツを使用していた場合は、老健にも持ち込むひつようがあります。

これからのリハビリ次第で自力での歩行が可能になり、おむつやリハビリパンツがいらなくなることもあるでしょう。

しかし、老健に入所したてのときは、リハビリを行う前なのでスムーズに歩行ができないこともあります。

夜間は眠気で足元がおぼつかないため、転倒を避けるためにおむつやリハビリパンツを履いてもらうという施設もあります。

入院中におむつやリハビリパンツを使用していた場合は、老健に移る際も必ず準備しましょう。

自宅に戻るまでの期間なので、大きなタンスをいれる必要はありません。
しかし、床に物が散乱しているとつまずいて転ぶことも考えられます。

収納ラックやケースなどにまとめておくと、危険も防げますし、本人も使いやすいですね。

まとめ

自宅に安心して戻るためにも、老健でのリハビリはとても重要です。

リハビリまでの期間が空いてしまうと、体はどんどん衰えてしまいます。

老健に移るタイミングを逃し、不安のまま自宅へ…とならないよう、必要なものの準備、施設探しは早めに取り掛かりましょう。

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