大人としての常識を身に着けてくる年齢になると、もう冠婚葬祭で礼儀を欠いたことはできなくなってきますよね。
法事があったとしても、絶対にみんなの前で恥をかくのだけは嫌だと私も30代として思います。
例えばそれが7回忌だとして、7回忌に着ていく服装はどんなものが良いのか…。ぱっと答えられない自分がいます。
そういう方は意外と多いはず。
そこで今回は、7回忌へ行く際に喪服を着ていったほうが良いのかそれとも礼服のほうが良いのか。
また、香典費と供物の相場などをお伝えしていきます。
法事の7回忌における服装は?
法事の7回忌における服装ですが、基本的には喪服が無難とされています。
ただ、7回忌ともなると平服でも大丈夫ですよね。一般的にはそう言われていますね。
ただ、そこで平服だとして本当に普通の服を着ていくとそれは「常識がない」と思われてしまいます。
特に施主が喪服である場合は、着ていく服は喪服のほうが良いとされています。
その点でも、一度施主にどんな服装で行くのか電話などで聞いてみることをお勧めします。
さて、施主が喪服で行かないといった場合、平服で行くことになると思いますが、どんな服が正しいのでしょうか?
派手な服はNG
平服はいつも通りの服装とは違います。
喪服などのように「礼服」ではないけれど、その場に応じたしっかりした服装。という意味です。
なので、平服だからと言って普段のようなラフな格好をして赴くと恥をかいてしまいます。
金具のついた靴・エナメル素材の靴はNG
そして、エナメル素材の靴・鞄・金具の着いた靴・鞄は避けてください。
そういうものは法事では持って行ってはいけないものです。
ジャラジャラしたアクセサリーはNG
まぁ、当然なのですが、派手でジャラジャラしたアクセサリーはNGです。
では、どのような服装をしていったらよいのか。
これは、女性でしたら紺のワンピース。男性でしたらスーツが妥当でしょう。
そのワンピースなども、ビジューがついているようなキラキラしたものや、
大きな柄が入っているようなものは避け、大人しめなものを選ぶとよいでしょう。
法事の7回忌での香典の相場は?
7回忌における香典費はいくらが相場なのかですが。
これは、「1万円」を基本として考えましょう。
何であってもそうなのですが、だいたい1万円包んでおけばOKです。
ただ、食事会などを催す場合には親子何人で行っても1万円と言うわけにはいきませんよね。
そこは気を利かせてプラス分上乗せして払うのが心配りです。
ただ、お金を包む際に4や9などの数字は死を連想させて縁起が悪いとされていますので避けたほうがいいでしょう。
今はそういう堅苦しいことは気にしない方も増えていますが、親戚や家族が集まるところで全員がそのような考えとは限らないので避けたほうが無難でしょう。
また、塔婆代なども必要になってくると思いますが、この場合に包むお金は「千円~5千円」の間で用立てましょう。
余談ですが、この際には双銀の結びきりの水引ののし袋に「御仏前」と黒い筆などで書きましょう。
法事の7回忌での供物のオススメは?
さて、御仏前は1万円プラスアルファだと分かったとして、ほかには「供物」をお供えすることになります。
これも相場やどんなものが良いのかなど疑問に思ってくることでしょう。
まず、相場ですが。
これは御仏前の半額が相場となってきます。
ただ、これは基本的な御仏前の値段の半額ですので、だいたい5千円となりますね。
1万円プラスアルファの半額でも良いのですが、あまり大仰な額を包んだり、お菓子などを持っていくのは避けたいものです。
今は、お菓子や果物などを供物として持って行ってもかぶってしまったり多くなってしまって大変だという気遣いから、
お金を包むことも増えたようです。
そのような気配りも相手側としては嬉しいですね。
そして、お菓子や果物などで持っていく場合にはどんなものが良いのかですが、これは日持ちをするものが良いとされています。
果物でももちろん良いのですが、やっぱりたくさんの供物があるわけですからその点を踏まえたうえでも「日持ちがするお菓子」がベストでしょう。
まとめ
それでは簡単にまとめていきます。
法事の7回忌における服装は?
施主が喪服ならば喪服がベスト
それ以外だったら紺のワンピース・ツーピース、男性ならスーツ
法事の7回忌での香典の相場は?
1万円プラス人数代で上乗せ
法事の7回忌での供物のオススメは?
日持ちのするお菓子
いかがでしたでしょうか?
少しは参考になりましたか?
私もそうですが、やっぱり冠婚葬祭では恥をかきたくありません。
特に嫁ぎ先の家族の前ではそうですね。
なので、これを参考にしていただいてしっかりとした法事にしてくださいね。