普段、何気なく使っている割り箸。
お弁当を買った際など、必ずと言っていいほど付いてきますよね。
その割り箸には、使い方や食事後の置き方などの、マナーが存在することを皆さんはご存知でしょうか。
会食など、少しかしこまった席での食事の場合などでは、知らずに間違った作法をしてしまえば、恥ずかしい思いをしてしまうかもしれません。
日本では特に、礼儀作法やマナーに決まりが多く、未だに知らないことも多いと思いますが、
知って損することはありませんので、ぜひこの機会に割り箸のマナーについて覚えておきましょう〜
割り箸と袋のマナー!袋の箸置き作りや箸の割り方などで気を付けること
割り箸と割り箸袋について、使う際に気を付けたほうが良いことをご紹介します。
お店で食事をする際など割り箸が置かれている場合は、箸置きが用意されていないことも少なくないと思います。
そうなると、食事の途中で割り箸を置きたい場合、どこに置けばいいのでしょうか。
間違っても、お料理の入った器や、テーブルに直に置いてはいけません。
小皿やお膳の縁に、箸先だけを置くことは、マナー違反ではありませんので、箸置きがない場合はそこを使っても大丈夫です。
その他、箸袋で箸置きを作って使うこともOK!
箸置きがない場合には、簡単にでもいいので、箸袋で箸置きを作って、そこに置くようにしましょう。
では次に、割り箸を使う上で、よく間違えられているのが、割り箸の割り方。
皆さんは割り箸を使う際、どのように割っていますか?
割り箸を縦に持ち左右に割っている方が多いのではないでしょうか。
これは実は間違ったやり方で、正しい割り箸の割り方は、割り箸を横にして上下に割る、というやり方なんです。
では、なぜ上下に割ることが正しい割り方なのか。
それは、左右に人が居る場合を想定してみれば分かりやすいのですが、もし勢いよく左右に割ってしまった場合、横の人に肘がぶつかってしまう可能性もありますよね。
そうなるのを避けるために、割り箸を割る際には、上下に割りましょう!ということが、割る上でのマナーになったのです。
また、割り箸を膝の上で静かに割ると尚良し!!ここまでできれば上級者といえるでしょう。
割り箸は袋に?食後の割り箸と袋の置き方
では、食事が終わり、使っていた割り箸をどのように置いておくことが正しいのでしょうか。
それは、実に簡単!
食後、使い終わった割り箸は、袋に入れて置いておく。
しかし、割り箸が、使い始めと同じ状態だと、食事が終わったのかが分かりにくいので、食べ終わりの合図と「ごちそうさまでした」という意味も込めて、箸袋の先を少し折り曲げてから割り箸をいれておきましょう。
割り箸と同様、使った爪楊枝も一緒に箸袋に入れておくと、お店の人にも親切ですよ〜
使い方のマナーが多すぎて、ビックリしてしまうかもしれませんが、食前・食事中・食後において、きっちりと正しい作法というものがあります。
いや〜こんなにも細かくマナーが存在しているなんて、正直、私も驚いてしまいましたが…
これも良い機会ですので、マナー習得に励んでいきましょう。
割り箸袋を箸置き代わりに!すぐできる簡単な箸置きの折り方
では、割り箸袋で、箸置きの作り方についてご説明していきますね。
すぐにできる簡単なものから、芸術品のような立派なものまで存在しています。
まず、割り箸袋で箸置きを作る際には、TPOというものを考える必要があると言えます。
〈TPOとは〉
Time(時)・Place(場所)・Occasion(場合)
とても畏まった席で、その場に合わない箸置きを作っても、賛否両論、微妙な感じになってしまうと思います。
目上の方との食事と、気心の知れた女子会などでは気分は違いますよね。
それと同じで、 その場に合った箸置きを作ることも重要なマナーとなりますので、ご注意くださいね。
〈すぐにできる!簡単な箸置きの作り方〉
基本の箸置き編
それを縦に折って折り目を付けておく
両端を三角に折り目を付けておく
で付けた折り目通りに折り(山折り)、両端に付けた三角の折り目を内側に入れ込むようにして折る
山折りを上にして置けば出来上がり〜
結び目編
1回結ぶ(結び目が中心になるように作る)
両端を結び目に入れ込めば出来上がり〜
言葉で説明するとややこしく思われるかもしれませんが、実際にやってみると簡単にパパッとできちゃいます。
箸袋で作る箸置きは沢山の種類がありますので、興味のある方は、実際に色々な箸置きを作って楽しんでみてはいかがでしょうか。
作った箸置きは、食事を終えたら元の箸袋に戻して、使った割り箸を入れましょう。
まとめ
最後に、割り箸を使う際の、綺麗な使い方のマナーについても一つ。
箸先3㎝だけを使い、それ以上は汚さないということが美しいマナーとされています。
実際にやってみると非常に難しい…
習得には時間がかかりそうですが、美しい食事マナーとして、いつか役に立つ日もあるかもしれませんので、私も頑張ってみたいと思います。
皆さんも、ぜひ楽しみながらやってみてくださいね〜