テレビCMなどでも恵方巻が特集されてくる季節になりました。
今はお寿司屋さんだけでなくコンビニなどでも簡単に恵方巻が手に入る様になりましたね。
変わり種の恵方巻などもありますし、簡単に作れるようなレシピもたくさん出回っています。
子供さんだけでなく、高齢者の方も恵方巻は大好きです。
そんな恵方巻ですが、老人ホームなどの節分などでふるまう場合にどんな注意点などがあるのでしょうか?
今回はそこら辺を重点的に
恵方巻の具材の数はいくつがベスト?
恵方巻の具材は決まりがあるの?
この3点について詳しく説明していきたいと思います。
恵方巻で高齢者向けの注意点は何がある?
恵方巻を老人ホームで出す際や、一緒に作る際に、高齢者に対する注意点は何があるのでしょうか?
実は…あまり知られていないのですがお餅に次いで誤嚥が多いのは海苔巻きなんだそうです。
良く、小さな子が海苔巻きの海苔の部分が噛みきれずに口の外に出すことがありますよね。
口の外に出せたらまだ良いですが、ご飯の湿気を吸って噛みみ切りにくくなっている海苔が吐き出せず高齢者ののどなどに張り付いてしまうことも往々にしてあることなので、誤嚥事故が起こってしまうのです。
誤嚥事故はお餅。という頭があっただけにこれは盲点でした。
また、海苔のほかに乾物などにも注意が必要で、髪切る力が弱い高齢者などのトラブルが多いようです。
しかし、乾物も海苔も使わない恵方巻なんて…そんなの恵方巻じゃない!
そう思いますよね。
そこで、これらの注意点を回避した恵方巻の具材をこの下でご紹介していきたいと思います。
恵方巻の具材の数はいくつがベスト?
恵方巻。この具材については「これを入れなければいけない!」という決まりは無いようです。
ただし、恵方巻に入れる具材の数には決まりがあります。
これを見ていただけると分かりやすいのですが、恵方巻は縁起の良い七福神にあやかって7つの具材を入れて作ることがオーソドックスとなっています。
入れるものは決まっていませんが、入れる数は7種類。と決まっているのですね。
しかし、今コンビニやスーパーなどで売られている恵方巻の中には7種類ではなく少なめの「3種類」や多めの「10種類」などの恵方巻もあります。
そう、昔は縁起を担いで7つの具材などが定番でしたが今の時代は「美味しく食べられればOK」の時代。
あまり堅苦しくならず具材の数を決めてみるのも良いかもしれません。
ただし、高齢者にふるまう場合にはあまりにも斬新すぎて「こんなの恵方巻じゃないよ」なんていけずを言われてしまうかもしれないので要注意?(笑)
恵方巻の具材は決まりがあるの?
さて、恵方巻の具材の数は分かったところで、その具材はどんなものがあるのでしょうか?
定番具材はこちらになります
・うなぎ
・かんぴょう
・えび
・だし巻き卵
・さくらでんぶ
・きゅうり
あ~~小さいころ食べた恵方巻ってこんな感じだったなぁ…と思わず思い出しました。
定番ですが美味しいんですよねぇ。
今ではこれにとどまらず海鮮系の恵方巻や、がっつりお肉系の恵方巻など。子供が喜んで食べそうな恵方巻がたくさん出回っています。
もちろん上で言ったように「7つの具材」にくくられることもなくなってきたので、ツナやサーモンを巻いた恵方巻や、カニカマや卵焼き、レタスなどを巻いた簡単な恵方巻も多くなっていますね。
さて、そこで問題になってくるのが高齢者向けの恵方巻についてです。
一番上でご紹介した通り、高齢者に大敵なのは湿った海苔と乾物です。
でも、恵方巻は海苔巻きなんだから海苔がないなんてありえない!
乾物がない恵方巻なんて物足りない!
そういう意見があるのもごもっともです。
なので、海苔も乾物もしっかりつかって高齢者に安全の恵方巻を作っちゃいましょう。
・しいたけ
・うなぎ
・かんぴょう
・えび
・さくらでんぶ
・きゅうり
・のり
・薄焼き卵(外巻き用)
・酢飯
ポイント
噛み切りにくいシイタケやのりは細かく刻んでおく
海苔で巻くのではなく薄焼き卵で巻く
海苔は外側ではなく刻んで内側で一緒に巻く
後は普通の恵方巻と同じ方法で巻けばOK!
何も特別な具材を用意する必要はありません。
安全に食べてもらうために具材を小さく刻んだりするだけで大丈夫です。
これならば、見た目はちょっと違いますが、ちゃんと7つの具材で構成されていますし高齢者の方にも安心して食べてもらうことができますね。
また、ちょっと変わり種で喜んでもらいたいのでしたら、あえての恵方巻!?ロールケーキなんてのも面白いかもしれません。
これならのどに詰まることもありませんし、一風変わった節分が過ごせそうですね。
まとめ
高齢者の方も楽しみにしている節分では当たり前のように恵方巻をふるまうと思います。
しかし、そんな恵方巻にも意外と危険が潜んでいるものです。
お餅に次いで2番目に危ない誤嚥。
これが海苔巻き(恵方巻)だと言われています。
その原因が海苔と乾物です。
噛みきれない海苔や乾物はのどに詰まってしまう可能性があるからです。
そこで高齢者向けの恵方巻として押さえておきたいところとして。
具材は七福神にあやかり昔ながらの7つとする
海苔で巻くのではなく薄焼き卵で巻く
中には細かく切った乾物と海苔を仕込む
これで高齢者に危なくない恵方巻が完成です!
後は普通の具材を普通の巻きかたで巻いていくだけ。
外側が海苔でないので見た目は黄色ですが使っているものは同じなので味は同じ!
ちょっと変わった見た目も思い出に残る一品となりますね。
このように、今年は安全な恵方巻を作って食べさせてあげてください!
ちょっと手間かもしれませんが、利用者さんの笑顔のためにちょっとだけファイトです!!