介護スタッフによる体操レク!簡単なやり方やおすすめの音楽は?

介護施設で行うレクリエーションには、様々な種類があります。

指先の運動にもなる工作レクや、季節を楽しむことができる散歩レクなどもレクリエーションのひとつです。

高齢者になると体を動かすことが億劫になり、運動などは控えてしまいがちになります。

介護施設に入所すると、積極的に体を動かす機会が少なくなります。

そんなときは、体操レクリエーションで体を動かす機会を作るのがおすすめです。

体操は身体的な介護予防だけでなく、認知症などの予防にもぴったりですよ。

今回は、介護スタッフによる介護レクのやり方についてご説明します。

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介護予防には体操レクがおすすめ

人の体は、使わないことでどんどん衰えていきます。

体操を怠ることは、筋力の低下だけでなく関節が固くなる原因にもなります。

今まで一人で衣服の着脱が出来ていた人が、関節が固くなることで体が動かしづらくなり、一人で着脱を行えなくなることも。

高齢者の自立支援を促すためにも、体操はとても重要になります。

また、認知症予防には体を動かすことが効果的です。

体を動かすことで脳に刺激を与え、認知症の予防や進行を遅らせることができると言われています。

レクリエーションに体操を取り入れることは、身体的な介護予防だけでなく、認知症予防にも効果があるのです。

介護予防体操の簡単なやり方

高齢者にとって、激しい運動や難しい体操は怪我につながる可能性があります。

また、難しい体操は継続して行うことも難しいため、レクリエーションとしてはおすすめできません。

ここでは、簡単な介護予防体操のやり方についてご紹介します。

簡単な体操は、他のレクリエーションの導入として行うこともできますよ。

まず、介護施設には車椅子の人もいるため、椅子に座って行うことができる体操がおすすめです。

マッサージも兼ねて行える、肩を叩く体操から始めましょう。

右手をグーにして、左の肩を8回たたきます。

左側も同様に、左手をグーにして右肩をたたきましょう。

肩のマッサージの後は、腕を伸ばす体操を行います。

両手を組んで真上に伸ばしましょう。

腕の上がる高さは人によっては違うため、無理せず伸びを気持ちよく感じられるところまでがおすすめです。

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これを3回繰り返しましょう。

次は指の体操です。

手を握る、開く動作を繰り返します。

最初はゆっくり行い、少しずつテンポを上げていきましょう。

上半身の体操のあとは、下半身の体操を行いましょう。

足踏みは、筋力低下の防止にもおすすめですよ。

また、足を横に開いたり閉じたりする動作は、太ももの筋肉にも効果的です。

歩く際には足のスネの筋肉も大切なので、足首を曲げる、伸ばす体操も行いましょう。

足の体操をすることで、瞬発力を高めることができます。

転倒予防にもぴったりですよ。

上半身、下半身の体操が終わったら、最後は深呼吸です。

深呼吸にはリラックス効果もありますよ。

今回ご紹介した体操は、レクリエーションの導入として行うことができる内容です。

簡単なやり方なので、毎日ちょっとした時間に行うことができますよ。

介護予防は継続が大切なので、食事やおやつの前のちょっとした時間に行っていきましょう。

介護予防体操におすすめの音楽

他のレクリエーションの導入としてではなく、体操そのものをレクリエーションとして行う場合は、音楽で楽しい雰囲気を作るのがおすすめです。

高齢者と聞くと、遅めのテンポの音楽が良いと思われる人も多いでしょう。

しかし、体操を行う場合はある程度早めのテンポがおすすめです。

最初は慣れない高齢者もいますが、回数を重ねることで早いテンポでも体操を行うことができます。

演歌歌手の音楽などもおすすめですが、体操をメインで行う場合は歌のない曲がおすすめですよ。

曲を選ぶ際は、曲のテンポと体操が合っているかを確認しましょう。

体操のレクリエーションを盛り上げるためには、事前の準備も大切ですよ。

また、音楽を使用する際は音量に注意しましょう。

音量が大き過ぎると、動作の説明などが聞き取りづらくなります。

体操の動作を説明する際は、音量を小さくしても良いですね。

高齢者によっては耳の遠い人もいるので、音源の位置や人の配置にも配慮が必要です。

まとめ

介護予防の体操は、毎日継続して行うことが大切です。

簡単な体操は、食事やおやつのちょっとした時間でも行うことができますよ。

朝に入所者やスタッフが集まる時間を作って、ラジオ体操を取り入れても良いですね。

介護予防体操の効果は、高齢者の筋力低下や関節が固くなるのを防ぐだけではありません。

介護施設で働いているスタッフの気分転換や、ストレッチにもなります。

体操をレクリエーションに取り入れる場合は、入所者だけでなく、スタッフも一緒に行いましょう。

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