“ハトメ”って意外とみなさんが思っているより、探してみるといろいろなところに使われています。
それだけハトメは身近なもので、ひっそりと目立ちもせず、さりげなくデザインの中に溶け込んだ使われ方をしていることが多いです。
しかし、大きいサイズのハトメや小さいサイズをたくさん付ければ、たちまちデザインの中心に!
今回は、そのハトメを活かしたグッズ作りにどハマりすること間違いなしの情報をお伝えしていきます。
手芸用ハトメの豊富なサイズ展開をご紹介!売ってるお店はここ
一般的にハトメのサイズは、内径が3㎜~7㎜のものが多く使われるようです。
両面ハトメとは、横から見るとT字型で表面に使うパーツと裏面に使うリング型の受けパーツのことをいい、その2つのパーツの間に生地を挟んで固定するとハトメは付きます。
表面に使用するT字型パーツの高さにもいくつか種類があります。これは、パーツとパーツの間に挟む生地の厚みが変わると同じ高さのものでは対応できないから。
例えば、紙や布などの薄手のものに使う時は高さが低いパーツを、デニムや革などの厚手のものに使う時は高さが高いパーツを、といったように使い分けが必要になります。
ハトメと非常に似ている材料で、“アイレットリング”というものがあります。これは、バッグと持ち手部分の接続部に使われたり、エプロンの首や腰回りに通す紐の穴部分に使われたりと、大きな内径の必要なものに使われている材料です。
ちなみにこちらの内径は大きいもので2㎝~4㎝のものがあります。
全国のイオングループのお店に入っている手芸専門店「パンドラハウス」
私もこのお店に何度かお邪魔したことがありますが、さすが専門店らしく種類もサイズも豊富に揃えられていて、選び甲斐があります。困ったときは、とりあえず訪れてみるといいかもしれません。
店員さんも手芸のことを知り尽くしたプロですので、分からないことがあったら聞いてみるときっと良いアドバイスがもらえますよ。
ハトメのサイズ最小から特大まで!使い方アイディア集
ハトメの使い方アイデア、簡単にできそうなものを1つとこれができたら自慢できるというものを1つご紹介。
まず、簡単にできそうなものそれはラッピング材料として使うとおしゃれなメッセージタグです。
お好みの包装紙又は布をお好きな形に切ってメッセージを書き込んだら、そこにハトメを付けて穴にリボンや毛糸などを通したらもう出来上がり。
誕生日やバレンタインデーのプレゼントにラッピングして一緒に渡す。女子受けしそうで、すてきです。
もう一つは私が作ったの!と絶対自慢したくなるもの。それは、ペット用のオリジナル首輪です。
これは、手芸専門店でお好みの皮ベルトを選びます。そして、ベルトのパーツと両面ハトメを買ってきて付けるだけ。
かわいいわんちゃんねこちゃんがさらにかわいく見えるオリジナル首輪が手軽に楽しめちゃいますよ。
ハトメのサイズ特大ならホームセンターで!
ハトメを付ける道具としては、ホチキスと同じ要領で手軽に付けられるハトメパンチと、金づちで釘を打つ要領で付ける手打ち棒があります。
手打ち棒は、均一に力を加えるのに技術がいるので、どちらかというとハトメパンチの方が気軽に取り付けができますから、初めての方でも作業がしやすいです。
これらのハトメ取り付け工具もそうですが、ハトメの種類や材質も手芸店にはない品揃えがホームセンターにはあるといった場合も多いです、工具売り場にも顔を出してみるとお探し物が見つかることもあるかも。
ホームセンターでの取り扱いで一番大きいサイズのものは、15㎜でした。
材質も調べてみましたが、アルミ、鉄、ニッケル、真鍮などの品揃えがありました。アルミと真鍮は錆びにくいという利点がありますし、真鍮は強いという利点もあるので加工するときに力が加わっても変形にくいこともいいですね。
手芸用ではないですが、テントやビニールハウスの補強に使われるプラスチック製ハトメも取り扱いがありました。
また、薄い生地にハトメを付ける時の補強材リングもありましたので、機会があったら活用してみてください。
あと、ホームセンターでは、20組や30組、多いものでは100組のハトメがまとめて500円前後で大量購入できます。
大人買いしたい時にはぜひホームセンターへ。
まとめ
ハトメはただ紐を通す穴というだけではなく、靴やバッグや小物などのデザインのポイントになりますし、ハトメが付いていると仕上がりに高級感も出ます。
その他に、紙や布生地や革に穴を開けて加工した場合、どうしてもその部分に負荷がかかり裂けて切れてしまったりして、最初に開けた穴のサイズが変形してしまうことがあります。
しかし、穴にハトメを付けておけば、そのようなことが起きにくくなります。つまり、開けた穴の周りを補強する材料としても役立つというワケなんですね。
子供からお年寄りまで、みんなが1足は持っている「スニーカー」。これにハトメが付いているのは、理にかなっているように思えますね。
おしゃれとしてだけではなく、実用性もある“ハトメ”。
取り付けも簡単なので、まずは「小さなしおりやラッピングに使うメッセージタグ」なんかをお子さんと一緒に作ってみるのもいいかもしれません。