あさりは調理する前の下処理が命!っと言っても過言ではないくらいに砂だしは大切です。
食べていて「ジャリ」なんてなったらどんなにおいしいあさり料理でもテンションもダダ下がり
しかし!!砂だしってめんどくせぇ~と思ってる主婦の方も多いはず。
そこで、砂だしを時短で出来る方法とそれのデメリットをご紹介します。
あさりの砂だしのコツ!50度ぬるま湯法と王道のメリットとデメリット
まずは王道な砂だしのコツをご説明します。
大切なのは、砂だしをする環境と塩水の塩分濃度です。
まずは環境についてですが、あさりはボールではなく、バットに並べて下さい。
ボールではあさりが完全に塩水に沈んでしまい、窒息死してしまうのです。
あと、砂はバットの下の方に沈みます。
ですから、網をバットの中にひいておいて下さい。
そうすればあさりが吐き出した砂をまた吸うこともなく、水の入れ替えも楽です。
次にあさりが半分浸かるくらいの塩水を入れます。
あさりが完全に隠れる量を入れるとあさりが窒息死してしまうので気を付けて下さいね。
そして、暗い場所でバットの上に軽く新聞紙を被せ、3~6時間放置します。
塩水が汚れてたら、入れ替えをするとなお良いですよ。
次に砂だしのコツパート2!
それは塩の濃度。
あさりの砂だしの塩の濃度はすばり3%です。
1リットルの水に塩30グラムと考えると分かりやすいですよね。
この3%、海水と同じくらいの濃度なんです。
こちらのコツをしっかりつかめば砂だしで失敗することはないでしょう。
50度のぬるま湯法は、50度のぬるま湯の中へあさりを投入し、殻と殻をこすりつけるようにしたらそのまま5分ほど放置!それだけ。
王道のメリットはまず、失敗知らずと言うところですね。王道のコツさえ実行すれば「ジャリ」なんてことはないでしょう。
デメリットはやはり時間がかかると言うことですね。
50度ぬるま湯法のメリットはなんと言っても時短!朝にあさりのお味噌汁をしようと思っていたのに砂だししてない!!なんて時には助かる方法です。
デメリットはぬるま湯の温度。
43度以下だと菌が繁殖してしまいますし、60度以上になるとあさりの身が煮えてしまいます。
温度に細心の注意が必用です。
あさりを簡単に砂だしで時短できる理由は?
なぜ、50度のぬるま湯で時短になるのか?
あさりを50度のお湯に入れると、ヒートショックを受け、あさりが身を守ろうとします。
すると、水分を最大限に吸収し、身を殻から押し出してきます。
その状態で強めに殻と殻をこすると、汚れや砂を一気に吐き出してくれるのです。
そして、50度のお湯を使うと、王道の砂だしされたあさりよりもふっくらと仕上がるそうです。
どう違う?あさりの砂だし50度ぬるま湯法と王道を比較
50度ぬるま湯法と王道の違いはなんと言っても時間。
50度の方は約5分、王道は3~6時間。
時短をしたいならやはり50度の方法がいいですよね。
ですが、50度の温度が43度以下、60度以上になってしまうとあさりが使えなくなってしまう恐れもあります。
調理用の温度計がないとなかなか50度って分からないですよね。
そこで簡単に50度のお湯を作るテクニックをご紹介します。
まず、やかんにお湯を入れ沸騰させます。
次に同じ量の水を用意し、沸騰したお湯と水をボウルの中で混ぜると、50~55度になります。
が、やはり温度計がないと不安ですよね。
50度の方法は時短になり、身もふっくら仕上がり最高なのですが、王道の方法は海水中の砂場に生息しているあさりには自然と砂を吐き出すので、ストレスなくあさりには良い状態なんです。
しかし、50度の方法だとあさりはパニック状態で砂を吐き出すので、あさりにストレスを与えてしまい、旨味までも一緒に放出してあさりの味が落ちてしまうようです。
まとめ
あさりの砂だしを早くしたい場合は50度ぬるま湯法が本当に助かりますが、旨味を逃がしたくない!という場合は王道な方法をおすすめします。
どちらともメリット、デメリットはあります。
ですが、どちらも十分においしいのです。
が、50度ぬるま湯法で砂だしする場合はやはり温度設定だけには十分に気を付けて下さいね。
どちらがおいしくできるか、両方試すのもありですね。