慌てながらもお通夜会場や告別式会場を聞き、香典を用意する。
まずはお通夜に参列しよう・・・と会場に向かって受付に並び・・・。
・・・?
あれ?受付に香典渡す際になにか挨拶っているの?
前の人を参考にしようと思ったら、ちょうど他に並んでいる人がいない!
と内心冷や汗をかいたことありませんか?
そんなことにならないように、お通夜での受付マナーを見直してみましょう!
通夜の受付にふさわしい挨拶とは?
通夜の会場についたらまずは記帳(受付)をしましょう。
芳名帳(カード形式の場合もあり)にきちんと住所と名前を書いてください。
これがないと誰が参列したのかわからなくなり、遺族が大変困りますので略したりせずにきっちりと書いてください!
そして記帳の際、お悔やみの言葉を述べましょう。
「このたびはご愁傷様でございます」「心よりお悔やみ申し上げます」
このあたりが一般的です。
でも、うまく言葉が出てこない場合もあると思います。そのときはせめて
「ご愁傷様でございます」
このくらいは言いましょう。
逆になにか声をかけなくちゃ!と慌てて余計なことは言わないようにしましょう。
例えば不吉なことを連想させる忌み言葉、故人の死因についてなど・・・。
記帳が終わったら香典を差し出しましょう。
名前を相手にむけて
「お納めください」
「御霊前にお供えください」
「どうぞお供えください」
と言って、両手で差し出してください。
どんなに慌てていても、
「どうぞ!」
とか言って渡さないでくださいね。
また、香典返しをその場でもらう場合もあると思います。
頂いたら
「恐れ入ります」
と言って受け取りましょう。
通夜の受付時間での常識は?
昔は遺族、近親者で夜通し行われていたお通夜ですが、最近では昼間の葬儀・告別式に参列できない人と共に、午後6時頃からはじめて1~2時間で終わらせるようになりました。
お通夜の会場には遅くとも開始時間の10分前に着くようにしましょう!
ただ、仕事の関係や遠方から参列するなどの事情により、お通夜の時間に間に合わない場合もあると思います。
セレモニー会場・葬儀場などが会場の場合は、葬儀場へ連絡をいれ、およその到着時間、焼香が可能か、何時まで可能かの確認をしましょう。
喪家の方に連絡をとって、葬儀社の方に伝えてもらう手段もありますが・・・喪家の方は取り込んでいるので出来ればやめましょう。
御自宅での通夜の場合も、喪家の方々は大変取り込んでいることを念頭において、遅れる旨と何時ごろに到着するかを伝え、伺っても大丈夫か確認をしましょう。
本来であれば電話連絡さえも通夜の邪魔になってしまうかもしれないので、遠慮すべきことなのかもしれませんが、故人の別れに駆けつけてくれる姿をみるのは、故人や喪家の人からしてみて嬉しくもあるものです。
出来れば遅れないことが一番ですが、どうしても遅れる場合喪家の人達の心情を良く考えて行動しましょう。
まとめ
いかがでしたでしょう?
そんなに難しいことは無いとおもいます。
受付で「御愁傷様です」→記帳→香典を取り出し→「お納めください」→(香典返しを頂いたら)「恐れ入ります」
たったこれだけです。
たったこれだけですが、なにより一番大切なのは故人を偲び、想う心です。
そういった心を忘れずに参列しましょう。