グループホームでの仕事がきついと感じる1日の流れとやりがい

グループホームってどんな所だと思いますか?

グループホームは認知症高齢者と家庭的な雰囲気で一緒に生活する所です。

でも実際どんな仕事するのかイメージつかない事もありませんか?

そこで、今回グループホームでの仕事を

・グループホームの仕事できついと思うことは?
・グループホームにおける仕事の一日の流れは?
・グループホームでのやりがいとは?

これらについてお伝えしていきたいと思います。

ぜひ参考にして頂いて、転職を考える参考にして下さいね

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グループホームの仕事できついと思うことは?

グループホームの仕事において、きつくて退職される職員もいます。
職員がきついと言っていたことをご紹介したいと思います。

腰が痛い

グループホームというと、基本は認知症という疾患を持っているけど、
身体介助はほとんどないイメージがありませんか?

ただ、10年とか入居されている方は、はじめは歩けて、排泄や入浴も
声掛けと見守りだけでできていた事が、できなくなる事あります。

そういう、入居者さんが多いグループホームで働く職員さんはどうなると思いますか?

日中は、他の職員もいて、ゆっくりと関わり、認知症の方でもわかり
やすいように、正面で声かけたり、一つ一つ動作をくぎって声かけた
り、二人介助したり、本人のペースに合わせて支援できますよね?

ただ、例えば、夜勤9人を一人で見させて頂くとなるとどうでしょうか?

ある程度、転倒はあって仕方がない事ですが、ないにこした事はないです。

そうなると、日中のように、ゆっくり本人のペースに合わせて、介護度
の重い入居者さんをトイレ誘導していたら他の入居者さんが転倒する事
もありますよね?

すると、自分の腰に負担をかける形で介助するため腰が痛いというのは、
グループホームでも十分あるきついことです。

BPSD

BPSDは行動心理症状の事ですよね?暴力や暴言、便をさわる、歩きま
わる、物を盗られたと思ってしまう等などあります。

これらBPSDは一生懸命頑張る介護職さんにとってはきついことの大きな一つです。

例えば、入居者さんが尿・便失禁等され、不快に思うであろうと、
替えようとする時に暴力や暴言がある時もあります。

もちろん、極力本人の排泄感覚を把握したり、表情や身体の動き等をよく
観察して失敗する前に誘導するのは基本です。

でも、失敗する時や夜間帯一人で複数の入居者さんを同時に見る時、タイミ
ングよくトイレ誘導できない事もあります。

それで、失禁したあとの暴言や暴力を耐えながらも入居者さんのためと
思って取り替える職員さんは、ストレスがたまってつらい事の一つといえます。

また、転倒しないように見守りする事でも、何気なく一緒にいる雰囲気を
出さないと、ある認知症を持つ入居者さんにとっては「ついてくるな」と
暴力を振るう入居者さんがいます。

すべての入居者さんに、ある程度好かれないとBPSDの悩みに付き合わなければならないとなってしまいます。

グループホームにおける仕事の一日の流れは?

グループホームで働くとどういう仕事の流れになると思いますか?簡単にご紹介させて頂きます。

起床・整容介助

基本夜勤スタッフ一人で9人の入居者さんの起床・整容介助や見守りを行い
ます。自力で起きれない方はどうしますか?離床介助しますよね。整容のた
めに、誘導しできない事を介助させて頂きます。

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また、動けるけど更衣しようとすると無理して転んでしまったり、着方が
わからない方の見守りや介助にも入りながら、他の入居者さんが転倒や
行方不明にならないよう見守りします。

朝食

基本夜勤職員が作ります。夜どうしても眠れない入居者さんに手伝って
頂く事もありますが、基本夜勤職員一人で作ります。

また、自力で食事摂取できない方に、食事の介助や服薬において、飲み忘
れがないように介助します。

また、粉薬って苦手な方いますよね?認知症があれば、嫌なイメージが根
付くと拒否に繋がりますし、むせてしまう方もいます。

そうならないようにオリゴ糖等まぜて、飲みやすく提供する準備させて
頂くこともあります。

口腔ケア

口腔ケアは肺炎等の予防になるくらい重要な事ですよね?

ただ、認知症高齢者の中には、洗面所の場所がわからない、動くのが面倒、
動けない、歯磨きのやり方がわからない等など様々な理由のため一人で
口腔ケアできない方もいます。

そういう入居者さんに対して、本人が気持ちよく口腔ケアできるように
提案させて誘導するのも仕事の一つです。

体操・水分補給

楽しく健康維持できたら幸せです。

この体操と水分補給という事をただ、「やりましょう」と声かけるだけでな
く、雰囲気作りやその入居者さんが人生で培ってきた経験等もいれ体操した
り、会話しながら水分補給する事も必要な仕事ですよね?

買い物・昼食

入居者さんと一緒に晩御飯の献立を考えて一緒に買い物いったり、昼食を
一緒に作ったりするのも仕事の一つです。

入居者さん同士トラブルにならないよう仕事の割り振りを提案する事もあります。

レクリエーションや外出支援・入浴

入居者さんと一緒に頭や身体を使いながら、
楽しく過ごせる支援をさせて頂く事をさせて頂きます。

その日の職員の人数にもよりますが、全員一緒の事を行うレクリエーショ
ンや少人数での外出支援等あります。

入浴は一般的な家庭にある浴槽での入浴です。できる事は行って頂きながら、
できない事は支援させて頂きます。その日の体調や皮膚の状態等観察させて
頂きながら、薬を塗らせて頂いたり、爪切り、耳掃除等させて頂きます。

おやつ

一緒におやつ作ったり、団らんの場所を提供等します。

夕食

夕方「帰る」とおっしゃる入居者さんもいます。

一緒に食事作るのを楽しんで訴えがなくなる方もいますし、他の入居者
さんも一緒に夕食作りに参加してもらう事もあります。

就寝介助

夕食後に、口腔ケアや寝間着への更衣介助、就寝薬の服薬介助を経て、
臥床介助等させて頂きます。

グループホームでのやりがいとは?

グループホームでのやりがいはどのようなものがあると感じますか?個人的
な事ですが紹介させて頂きます。

看取り

同じグループホームで長い間入居されている入居者さんやご家族さんは、
延命治療を選択せず最後をグループホームで迎えたい、迎えさせたいと
いう方も多いです。

家族がグループホームに泊まりに来てくれたり、最後まで看ると本当に
家族のように感じる事ができます。

自由

すべて計画的に行われている生活ってどう思いますか?刑務所みたいと
思いませんか?

そのグループホームの方針によっても違うかもしれませんが、基本他の
施設より自由だと思います。

その時入居者さんが感じた食べ物を提供したり、行きたい場所へ外出
支援させて頂く時にやりがいを感じます。

まとめ

少しは、グループホームの仕事のイメージができましたでしょうか?

確かにつらい事もありますが、そのつらい事も入居者さんや家族・そし
て地域の方と一緒に共有していくのもグループホームの仕事だと思い
ます。

少しでもグループホームへの転職の参考にして頂ければ幸いです。

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