老健と病院の違いは?リハビリの特徴や費用目安をご紹介!

老健という言葉はよく耳にするようになりましたよね。
介護施設が年々増え、特養や老人ホームという言葉も当たり前に聞くようになりました。

しかし介護施設と一言で言っても、形態によってサービスの提供方法が違います。
もちろん「介護」をする事に違いはありません。

ただ、色々な基準が施設ごとで全然違うのです。

介護業界を知らない人には全然わかりませんよね。

ましてや老健と病院なんかも同じように見えてしまう人もいるでしょう。
そこで今回は、老健について色々紹介していきたいと思います!

紹介内容は

・老健と病院の違いは?
・老健のリハビリの特徴は?
・老健の費用の目安は?

の3つです!
ここで老健の事を少し覚えていってもらえればうれしいです!

老健と病院の違いは?

まずは老健と病院の違いについてお伝えしていきます。

老健に入所している人と、病院に入院している人の境遇は確かに似ています。

共通して言えるのは、体の具合が悪いので自宅で生活できない事です。
では違いは何でしょうか?

老健はリハビリを行い、在宅復帰を目指す

老健にいる最大の理由は、病気や怪我のあとのリハビリを行う施設という事です。
病院と違い、治療を行う為に入院するわけではありません。

また、基本的に3~6か月間の入所が条件となっているのです。

その為特養や老人ホームと違い、ずっと施設で過ごせるわけではありません。
あくまで自宅で生活する為の一時的の入所と覚えておきましょう。

要介護者しか入所できない

病院は手術や治療が必要で、医者が入院と判断した場合は誰でも入院することができます。
しかし老健は「要介護」の認定が下りている人限定なのです。

その為いくら70代、80代といった高齢者でも要介護でなければ入所不可となります。

利用する保険も違う

病院に入院すると治療を受ける事になりますよね。

また、高齢の場合は排泄や食事などの「介助」行ってもらう事になるでしょう。

しかし病院では介護保険ではなく医療保険を利用します。

逆に老健では薬の管理や医療行為を行いますが、介護保険を使用するのです。
意外と知らない人も多いので、是非覚えておいてください!

老健のリハビリの特徴は?

次に老健のリハビリの特徴について紹介していきましょう!

必ず理学療法士・作業療法士・言語聴覚士のいずれか配置

入居施設は施設形態ごと様々な特徴があります。
その入居施設の一つである老健の特徴は、何といってもリハビリです。

何故なら理学療法士・作業療法士・言語聴覚士のいずれかを必ず配置しているからです!
上記の3職種はリハビリ専門資格です。

その専門職を必ず配置している入居施設はほとんどないのです。
この事を聞いただけでも、リハビリに強いというのがわかりますよね。

短期集中リハビリテーション

入所してからの3か月間は短期集中リハビリテーションに該当する場合があります。
その場合には週に3回以上、1日20分以上のリハビリが行われるのです。

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1週間の半分以上リハビリが受けられるのはうれしいですよね!
体が自由に動かせる日もすぐに来るかもしれません。

こちらも老健で行うリハビリの特徴の一つになります。

老健の費用の目安は?

最後は老健にかかる費用になります。
一体どんな費用内訳になっているのでしょうか?

居住費

居住費は入所して過ごす部屋代の事を言います。
居住費には何パターンかある老健が多いです。
ここでは多床室と個室の費用について紹介します。

個室は平均1日1600円程度となっていて、多床室ですと1日300円~400円となります。
やはり個室の方が断然高いですね!

しかし一人で落ち着いて過ごしたいという利用者は多く、人気があるのも事実です。

食費

食費も1日1500円~1800円くらいが相場のようです。
また、食費は年金などの収入に応じて支払う金額が変わります。

第一段階から第三段階まであり、収入が少ない場合には300円くらいになる事も!
自分がどのくらいの収入があるのかをしっかり把握しておく必要があります。

介護サービス費

こちらは介護度によって違いがあります。
介護1の人で700円~850円程度、介護5の人で900円~1200円くらいになっています。
多床室か個室によっても金額の違いがあるので覚えておきましょう。

加算

体の状態によって、国が決めている必要なサービスを受ける場合もあります。
その場合は介護サービス費の他に、必要加算を上乗せした保険料を支払う事になるのです。

加算内容は多く、状態に応じて必要か否かを職員と家族は相談します。
費用がかかる事なので、家族にはしっかりと説明しましょう。

全て合計すると、大体1ヶ月で8万円代~18万円で収まるでしょう。

まとめ

それではまとめに入ります。

老健と病院の違いは?
・老健はリハビリを行い、在宅復帰を目指す
・老健は要介護者のみが入居できる
・病院は医療保険、老健は介護保険を使用

老健のリハビリの特徴は?
・必ず理学療法士・作業療法士・言語聴覚士のいずれか配置
・短期集中リハビリで週三回以上受けられる
・時間は1回20分以上のリハビリ

老健の費用の目安は?
・個室は1600円程度で多床室は300円~400円が目安
・食費は1日1500円~1800円程度で、所得に応じて金額が変動する事も
・1ヶ月8万円~18万程度

個室や多床室の違いや、加算によって金額は大きく変わるようです。
いかがでしたか?

今回は老健について色々ご紹介してきました。
老健は様々なリハビリや介護サービスがあります。

その為金額については月単位で色々と変動してしまう事もあるかもしれません。
家族や本人が請求書を確認しますよね。

その時「何故請求金額が増えているのか?」と苦情に繋がる事もあります。
そんな事がないようしっかり料金や介護保険料、加算について説明しましょう。

家族や本人が安心できるプラン作成を目指して頑張って下さい!

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