保育園の大きな行事の一つでもある「夏祭り」
夏休みに入る前に思い出を沢山作ってほしいですよね。
「いざ、準備するぞ!」と意気込んでも
どうやったら子供たちに楽しんでもらえるのか、
そしてどんなのがいいのか悩みますよね。
実際に夏祭りにやることといえば限られてきますが
そんな限られた中でも一工夫するだけで、来てくれた
パパママ達も楽しんでくれるような夏祭りにできる方法を
お伝えしたいと思います。
保育園の夏祭りで盛り上がる出し物は?
夏祭りでやって楽しいと思う物を挙げてみました。
盆踊り
夏祭りの出し物といったらやっぱり「盆踊り」のダンス。
子供たちはこの日に向けて一生懸命練習を重ねた成果を
パパママに見てもらう達成感や、練習のことを家で話してる子は
子供の練習から本番までの成長過程を肌で感じられる行事でもあります。
メリットとしては、制作ではないので準備物が
曲の音源や自分たちで作るうちわなど少ないので
保育者の作業の手間は省けます。
デメリットとしてはクラスごとに踊るのなら、まず「輪」になって
踊る練習や、実際に踊る曲に慣れてもらったり一人ひとり練習が
必要になってくる場合も出てきます。
「盆踊り」がメインになると、ちゃんとしたものを保護者に
見せたい。という大人の想いが強くなり、
練習が嫌になってきちゃう子供も中にはいるので
「踊り」をやる際は一人ひとり目を配るのがとても大切です。
踊りを教えるときは教室なら子供たち全員が
保育者の見本が見えるように横一列にしてやること。
外の場合は先生が壇の上で踊るなど工夫を加えること。
そして踊りを見せるときは反転になることが要注意です。
自分は反転にすることを忘れて動きが全部逆に
なり、覚えさせてしまった子供たちを直すのに
時間を取られ大変な思いをしました。笑
始める段階にもよりますが本番一カ月前からは曲に
触れたり踊ったり練習するのをおすすめします。
こどもたちは長い時間踊って覚えるより、
毎日の積み重ねや、日々新しい課題を
こなしていくことで「楽しい!次は何をやるんだろう?」
という気持ちで取り組めます。
本番頑張って踊った子供たちに「おみやげ」のプレゼントを
渡して「よく頑張ったね。」と褒めてあげるのを
くれぐれも忘れずに。
屋台のお店屋さん
4.5歳向けになりますが、交代制や様々なお店に
まとまった人数分かれてお店屋さんをします。
他の園児は家族と一緒にお客さん側として楽しむ感じに
なります。
メリットとしては「いい経験ができる」というところ
子供たちは現金は扱えないので、会場のどこかに
「金券チケット売り場」を用意してもらい、
「ジュースチケット」「ヨーヨー釣りチケット」「アイスチケット」など
分かりやすい紙のお金を用意しておけばスムーズです。
お店にいるこどもたちはお客さんからチケットをもらい
品物を渡します。大きくなるに連れお兄さんお姉さんたちは
お手伝いが大好きです。違う子もいますが
行事でしか体験できないことなのでいい経験になると思います。
もちろん職員や大人がそばに付くので、
気分はお店屋さんごっこからリアルお店屋さんを
体験できます。
そしてずっとやるわけではなく、時間で決めて
家族と一緒に楽しめる時間を作るのも大事です。
デメリットとしてはチケットの作成で
紙を多く使用するのと、品物と交換したチケットは
きちんと破棄をしないと、落ちている券で買い物に
きてしまう子供たちもいるので要注意です。
そして注意事項としては
少ないかと思いますが、中には本格的なお祭りにしたくて
焼き物を入れる園もあるかと思います。火を扱ったり
危険な場所のお店には子供たちをお手伝いとして
つけないことです。
保
育園の夏祭りで使いたい曲とは?
夏祭りをやるにあたって大事なのは「雰囲気作り」
曲が大事です。一番目立つといってもいいでしょう。
なのでオススメしたい曲を5つ用意しました。
アンパンマン音頭
王道かと思いますが、なじみやすい曲でもあります。
知っている子だと歌ったり踊ったりと場を盛り上げてくれる子も
いると思いますよ。
BGM代わりに流していても初めての盆踊りの子にとっても
行事を楽しめる曲だと思います。
ポケモン音頭
曲としてはノリの良い曲になってますが、
ポケモンは大体3歳くらいからになるので
小さい子にとってはただのBGMになってしまうかも。
でも幼児には大ウケで特に男の子に人気の曲になるかと思います。
ミニイベントで子供たちと一緒に少しだけ
簡単な振り付けをつけて踊っても楽しいですよ。
ドラえもん音頭
どこのお祭りでも流れる曲です。
鉄板になります。そして何よりドラえもんの声が
「大山のぶ代」なところ。笑 意外と子供たちから
「声が違う-!」とクレームが来るかと思いきや
「ママが言ってた!昔のドラえもんの声なんだってー!」と
いう回答が多くてびっくりしました。かといって
昔の声が好きというわけではなく、子供たちにとってはあまり重要性はないようです。
炭坑節
大人も情緒に親しめる曲になります。保護者の方も参加型の
盆踊りで流すとみんなで一体感が作れて楽しめますよ。
こどもの浴衣等に気合を入れてきますが、実は影で保護者も
気合を入れている方もいます。
そんな保護者もせっかくの晴れ姿をお子様と一緒に楽しめるこの曲は
オススメしたいです。
アラレちゃん音頭
昔のアニメ代表の曲ですが、曲の最初に入ってくるセリフが面白くて
印象的なのか、アニメをあまり分かっていなくても大人気なこの曲。
曲もまったりしていて踊りやすいので楽しくなって踊り出す
子供たちもいますよ。
大人の方は「あのアニメ懐かしかったわよねーー」なんて
話が盛り上がるかもしれませんね。
いくつか紹介しましたが、大体はいくつかまとめてBGMにしています。
今だと「盆踊りミックス」のようなアルバムCDもあるのでお得です。
保育園の夏祭りで親の心を掴む可愛い飾りとは?
保護者の方が盆踊りに来る時楽しみに見に来る物といえば
「飾り」。子供たちがこの日に向けて心をこめて作った
作品を見て楽しむのも大切な行事の一つです。
子供たちが作って楽しい&保護者に喜ばれるものを挙げてみました。
うちわ作り
夏といえば「うちわ」ということで一番作りやすいのは
うちわ作りです。
真っ白なうちわを用意して
子供たちと一緒に制作の時間に作るのがオススメです。
オススメの材料としては
・綿
・ボタン
・毛糸
どんなうちわを作るか基本自由ですが
見本を決めたほうが子供たちが作りやすいですよ。
ですので例えばそのクラスの名前が
「リス」だったら再現できる範囲で
うちわの色を好きな色にして、その上からクレヨンで
リスを書いて絵具を塗り、周りをビーズや毛糸で
装飾したりもできます。
うちわだと裏面も書けますが、
子供たちは表面だけ作るので
手いっぱいだし、一人をつきっきりで見るわけではないので
裏は保育者が名前を画用紙で作って貼ったり
中には達筆に筆で描く職員もいましたよ。
デメリットとしては、凝ったほうが可愛いのですが
作業にあてる時間と教室を汚さない対策等
事前準備が多くなるところです。
注意としては一人ひとり個性があるので
「こうしなきゃダメ」と大人目線にならないことです。
つい、時間がなくなってくると自分もなりがち
だったのでその子の良いところを作品で
表す機会でもあるので気をつけてください。
ちょうちん作り
こちらは用意する材料の単価が高くなりがちですが、
一人ひとり個性あふれるちょうちんを、
盆踊りで飾ると絶景になります。
用意するものはうちわ作りとあまり変わらず、
ベースのちょうちんは画用紙で作る場合と
膨らませた風船に折り紙を貼っていく方法もあります。
画用紙で作成
画用紙で作る場合は、ハサミ等必要になるので
3歳以上がオススメです。それか事前にハサミを使用する部分は
保育者が援助に入って作成したり、これからハサミを使う子は
少ない人数で怪我に配慮して見ることが大切です。
全部画用紙で作ったり牛乳パックに張り付けて作ったりと
様々あるのでバリエーションは豊富ですよ。
☆風船で貼って作成
貼っていく場合は小さい子でもできますが
「優しく貼るんだよ。」と伝えないと風船が割れて
びっくりしてしまう可能性もあるので注意が必要です。
貼っていく作業は大変ですが、できた時の
達成感と実際に飾った時の鮮やかさは圧巻です。
一人ひとり紙を貼るバランスも違うし色使いも違うので
個性のあるちょうちんを作りたい場合は、是非ふうせんに貼る
ちょうちんをオススメしたいです。
ただし、中には「手が汚れるのがいや」という子もいるので
近くにぬれたタオル等用意しておくと
いちいち手を洗いに行かなくても
済みますよ。またはずっと貼るのは疲れちゃうので
時間で貼る時間を決めたり、貼り足りない子は
隙間の時間を見て個別で対応するのも一つですよ。
まとめ
ここまで簡単にまとめます。
・盆踊りの出し物はダンスかお店屋さんがオススメ
・盆踊りの曲はキャラクターが入った物や親子で楽しめるものが良い
・盆踊りの飾りは一人ひとり個性がでる画用紙や風船に貼るちょうちんやうちわが良い
それぞれの園によってしっかりテーマを決めたり、タイトルに
沿って作成するとことから、全クラス統一したりと
やり方が違ってきます。
保育者が子供たちを楽しませようとあれやこれや考えるのも
大切ですが、飾りに関しては大きい子だと
子供たちだけで話し合いをさせるのも成長の一歩。
傍で聞いてると意外な意見が出てきたり、驚くような
回答が飛び交ってますよ。内容がずれてきたら
保育者が仲介に入ることでテーマや飾りなど
こどもたちの目線で進めることができます。
是非色んなやり方を試してみてください。
子供たちが思い出に残るような盆踊りになることを願っています。