鉛筆。皆さんは、正しく持てていますか?
大人でも、なんとなく違う持ち方になっているな、と自覚のある人は、
たくさんいますよね。
実は、私も少し違うようで、学生時代に、ペンダコができて、
痛くて 困ったことが、懐かしく思い出されます。
そして、我が子の鉛筆の持ち方は、やはり敏感に気になります。
鉛筆の持ち方が悪いと、字を長く書いていると疲れやすく、
勉強に集中 できにくい、姿勢が悪くなり、成績も上がらない、
と心配な情報もたくさんあります。
できれば、なんとか矯正して、正しい持ち方をしてもらいたい、
と思っているパパやママも多いのでは?
そんな、子供の鉛筆の持ち方を直したい、パパとママに、
子供が嫌にならない、矯正のアイディアやグッズをご紹介します。
鉛筆の持ち方が直らない!いくつから教えると身に付きやすい?
子供が鉛筆を持つようになると、その持ち方が、気になり始めます。
そこで、正しい持ち方ってどうやるの?と調べると、自分の持ち方も、
間違っていたことに気づき、驚いたりして。
これから、たくさんの字を書いて覚え、勉強していってもらいたい子供達には、
できるだけ早いうちから、正しい持ち方を身につけてもらいたいものですよね。
いったん間違った癖が身についてしまうと、矯正するのにも時間がかかりますし、
本人の強い気持ちが必要になります。
それならば、できるだけ小さいうちから教えたい、と思うのが親心ですよね。
では、それは、いくつ位からが、身につきやすいのでしょうか。
まず、幼児が「書くもの」つまり、筆記用具を手にするのは、
どんな時 かと考えると、お絵かきのようなことをしたいな、と思って、
絵のよう な文字のような何か(?)を、書き始めますよね。
この「書きたい」欲求を利用して、楽しくお絵かきしながら、
さりげなく筆記具の持ち方を直してあげる、教えてあげるところから始めるのが、
いいようですよ。
そして、年齢に応じたわかりやい声かけをして、覚えてもらえるようにします。
早い子も、ゆっくりな子もいて、幼児期の発達のスピードは、
個人差が大きいので一概にはいえませんが、そんな何かを書きたいな、
というタイミングで、自然と「書く」ことに入り、徐々に正しい姿勢で、
正しい持ち方ができるようにサポートする、というのが理想ですよね。
お絵かきやぬり絵で、クレヨンや色鉛筆を持つようになった時に、
持ち方を意識することを、教え始めてみましょう。
1~2歳の頃は、まだまだグー握りをしてしまうものですが、
ゆっくりと指を使って持つことを、焦らないで、優しく楽しく
教えてあげましょう。
パパやママは、つい強い口調や、怖い顔になってしまってないか、
気をつけていないと、お絵かき自体を嫌いになってしまっては、
良くないで すよね。
鉛筆の持ち方!子供が楽しんで取り組める教え方のアイディア
5~6歳になると、もうかなり指も器用に動かせますから、ひらがなで、
すらすらと自分の名前やお手紙を書ける子もいますよね。
学校から言われるわけではないのですが、小学校入学を目標にして、
幼稚園の頃から、練習している子も多いと思います。
それを励みにして頑張れる子なら、きっかけとしていいチャンスですので、
ぜひ、字を書くときの正しい姿勢と、鉛筆の正しい持ち方を、
指の置き方に気を付けて、教えてあげる、
または矯正してあげるとい いでしょう。
小学校に入学して、憧れのピカピカの一年生になって、
ランドセルを背負う日を、楽しみにしている子もたくさんいますから。
しかしながら、本人の意に反して無理強いすると、嫌気がさして
書くこと自体が嫌になってしまい、全くいいことはありませんから、
子供 さん本人の気分が乗っている時がいいと思います。
もし、字を書くことを嫌がるようなら、無理強いせず、
見守ってあげましょう。
小学校に上がってからでも、きっと大丈夫ですよ。
実は、私も自分の子供で経験しています。(うちの子は、断固拒否して、
一度も練習することなく、入学式を迎えました。)
そして、次にご紹介する便利グッズやアイディアなども使いながら、
飽きさせず、嫌がらせず、あの手この手で、アプローチしていきましょ
う。
大人でもなかなかすぐに直して、間違いを正せる人はいませんから、
正しい姿勢や指の形を、本人が覚えてくれるまで根気強く、字を書いたり、
筆記具を持つたびに、指の置き方にも目を配って、声かけをしていきましょう。
それから、鉛筆の持ち方って、実は、お箸の持ち方が正しくできたら、
上手くいきやすいのだそうですよ。
いつもの様にお箸を持ったら、1本抜いてみてください。
鉛筆を持つ手と同じですよね。
こんなところに、ヒントがあったのです。
正しい持ち方でないと、小さな食べ物をしっかりつかむことができませんよね。
お箸を上手に持てるように練習するための便利グッズも、今ではたくさん
開発されていますから、幼児期に、ご飯を食べる練習をするとき、
ゆっくりお箸使いも教えてあげたいですね。
まだお箸をうまく使えない時期には、2本の箸をひっついた状態にしてくれて、
さらに、正しい持ち方に矯正できるようにサポートする、便利グッズもあります。
ご飯を食べたくない子は、ほとんどいないと思いますから、
チャンスはたくさんありそうですね。
お子さんが楽しんで取り組めるように、お箸やメニューなどを工夫して、
お箸使いを練習しましょう。
豆すくい競争も楽しいですよ。
鉛筆の持ち方の矯正グッズ!おすすめの器具や矯正しやすい鉛筆
鉛筆の持ち方を矯正したり、学習したりできるように、さまざまなものが
開発されていますので、ご紹介します。
まず、シリコンゴムなどで出来ていて、手持ちの鉛筆に付けると、
グリップになったりキャップになったりする製品がいろいろあって、
文具店やネット通販でも買えます。
左利き用もありますよ。
それぞれ、指を形に添って置いた時の触感や、使い心地が違いますし、
子供にも好みがあるので、いくつか試してみてもいいですね。
これらは、自然に正しい持ち方になるように、研究されて作られていますので、
素直にその形に合わせて指を置いて書くと、持ち方が矯正されるしくみです。
自分の好きな鉛筆に付けられるので、喜んで使ってくれるかもしれませんね。
もちろん、色鉛筆にも付けられますので、お子さんがまだ字を書かなくても、
お絵かきや色塗りをし始めたら、これも使えますね。
そして、三角鉛筆をご存知ですか?
通っていた書き方教室でも、幼児に推奨しているのは、持ちやすいように、
ちょっと太短い三角鉛筆でしたが、最近は、普通の学生~大人用の鉛筆にも、
「硬筆用」として三角形の濃い鉛筆があります。
三角鉛筆は、軸が三角形なので、親指、中指、人差し指が、
うまく軸の三面に沿って鉛筆を支えることができるので、
自然に正しい持ち方 になってしまう仕組みで、持ち方が覚えられ、
とても矯正しやすい鉛 筆ですよ。
初めて持ってみた時には、これはうまく考えられているな!
と感動しました。
それに、この頃は「美文字ブーム」で、大人でも「持ち方」や
「書き方」に敏感で、矯正したいと思う人はたくさんいますので、
大人用のおしゃれな矯正ペンもありますよね!
これも、自然と正しい持ち方ができるように、軸が変わった形をしています。
それから、輪ゴムを使う方法もあります。
中指の第一関節より少し先に輪ゴムを巻いて、その輪ゴムの人差し指側に
鉛筆を通し、中指と鉛筆とをくくって固定してしまいます。
その中指と親指とで鉛筆の軸を持ち、人差し指をそっと乗せると、
正しい持ち方ができます。
痛くないように、輪ゴムを調整してくださいね。
まとめ
鉛筆の持ち方って、私たち大人でも、人それぞれ癖がありますよね。
正しい持ち方は、絶対これ!というものではありませんが、
こうするのが一番楽に書けて、疲れにくく、上手く動かせる、
というものではないでしょうか。
これまでにたくさんの研究がされていて、正しい持ち方にしたい、
なりたいという思いを持つ方のために、いろんな便利グッズや
アイディアがあります。
今回は、子供が正しい持ち方を身につけるために、パパやママが
サポートしていくための、便利グッズやアイディアを、
いくつかご紹介しまし た。
何よりも、最初は受け身だと思いますが、いつか、お子さん本人が、
正しい持ち方や正しい姿勢の意義を知り、気を付けたい、
という気持ちを 持てるのが大切ですね。
そうなれば、子供時代にどうしても癖が直せなかったとしても、
これからの人生の中で、どこかではチャレンジできるかもしれないのです。
そんな力を付けてあげられるといいですよね。