介護の仕事をしているけど、全然給料が上がらない!生活が厳しい!
将来が不安だと思っている方、多いと思います。
私も介護職になった頃はとても不安でした。
介護職の平均給料を調べたり、給料が上がる方法を必死に調べたりして
いました。
介護業界を知らない友人にも将来大丈夫なのかと心配されてしまう事も
ありましたね。
そこで今回は
介護職では生活できない?そう言われてしまう原因は?
介護職で給料を上げるには資格が必要?条件はあるの?
介護職の給料は平均どのくらい?
この3つを紹介していきます。
ぜひ参考にしてくださいね。
介護業界は低賃金で、生活していくのも大変だというイメージが定着し
てしまっているのが原因の一つだと思います。
求人検索をしてみると、低賃金で募集している求人がすごく多かったり
しますし、介護職の賃金は全産業平均と比較しても低い数値になってい
る統計が出ていますので、介護職=低賃金というイメージが定着してし
まうのは必然ではないでしょうか。
一度イメージが定着してしまうと、介護業界すべてが低賃金だと思われ
てしまうわけです。
介護職に関心が薄い人にしたら、
「介護=低賃金?ふーん、そうなんだ」
で終わりです。
それ以上調べようとしないでしょうから、例外があっても知られずに悪
いイメージが定着したままになってしまうわけです。
介護業界の平均賃金が低いって事は事実なんですが、中には高収入をも
らっている介護職の方もたくさんいるということを知って欲しいですね。
資格手当
勤続年数で基本給が上がっていく他に、資格を取得し、資格手当の増額
を狙っていく方法もあります。
施設にもよりますが、介護福祉士を取得していると平均して毎月約1万
円の手当がもらえる場合もあります。
資格手当が手厚いと助かりますよね。
仮に月1万円だったら、年間12万円になります。この金額は大きいと
思います。
ただ、資格手当が無い施設もあったり、雀の涙ほどの手当しかもらえな
い事もあるので注意です。
ちなみに私は過去に資格手当が200円のところに勤めてました。
必要な資格
手当が望める資格はいくつかあります。
・介護職員初任者研修(旧ホームヘルパー2級)
・介護職員実務者研修(旧ホームヘルパー1級)
・介護福祉士
などでしょうか。
介護職員初任者研修、実務者研修は未経験でも取得できます。
最短1ヶ月ほどで取得でき、平均3~4ヶ月で取得されるそうです。
介護福祉士資格手当よりは金額は下がります。
介護福祉士は実務経験3年+実務者研修終了で初めて国家試験受験資格
を得られ、国家試験に合格したら取得できます。
(専門、福祉系大学卒業見込み者は実務経験は問われません)
受験に向け勉強や費用がかかりますが、目指して損はないと思います。
取得すれば資格手当増額もそうですが、転職時に資格を持っていること
で信頼され、提示される給与が増えることもあります。
転職
転職することも給料を上げる手段の一つです。
介護業界は人材不足で引く手あまたなので、割とすぐに転職出来てしま
います。
求人サイトを見比べて条件の良いところに応募してみるのも手ですし、
直接施設に問い合わせてみるのもいいと思いますよ。
なるべく歴史のある施設だったり、いろいろな事業を展開している施設
がおすすめです。
提示される条件が良いところが多いです。
厚生労働省が発表している介護従事者処遇状況等調査結果の概要という
資料に介護職員の給与の状況が記載されています。
平成29年度のデータを一部抜粋すると
勤続1年目 26万420円
勤続5年~9年 29万2150円
勤続10年以上 32万6620円
というデータが出ています。
単純に年収換算してみると
勤続1年目 312万5040円+α(ボーナス等)
勤続5~9年 350万5800円+α(ボーナス等)
勤続10年以上 391万9440円+α(ボーナス等)
ということになります。
日本の平均年収が420万円なので、ボーナスの金額次第では平均年収
に近い年収をもらえることになりますね。
他産業に比べ平均賃金が低いとはいえ、処遇改善金が加算されているこ
とによって平均給与が年々上がってきていることは確かですね。
ですがあまり知られていないようです。
それでは簡単にまとめてみたいと思います。
介護職では生活できない?そう言われてしまう原因は?
・介護業界は低賃金で、生活していくのも大変だというイメージが定着
してしまっているのが原因。
・年々給与は上がってはいるが、なかなか周知されていないためイメー
ジが変わらないから。
介護職で給料を上げるには資格が必要?条件はあるの?
・資格手当というものがあり、介護職員初任者研修、介護職員実務者研
修、介護福祉士の資格を取得すれば資格手当がもらえる。
・施設にもよるが平均して約1万円の支給がある。
介護職の給料は平均どのくらい?
・勤続年数にもよるが月収約26万円~32万円
・年収に換算すると312万円~391万円+α(ボーナス等含む)
いかがだったでしょうか?
まだまだ低いとはいえ、業界の平均給与も上がってきており、納得がい
く収入を得られる可能性も上がってきているように思います。
転職するか、勤続年数を伸ばして収入を上げていくかの判断材料になれ
ばと思います。